株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、行政専用の閉域ネットワークであるLGWANを活用したAI-OCR注1サービスを、地方公共団体向けに提供します。本サービスにおけるAI-OCRエンジンは、AI-OCRベンダーの技術を比較し、約98%注2の手書き文字の認識精度を誇るAI inside株式会社(以下:AI inside社)の「DX Suite」注3を採用しました。NTTデータはオンプレミス型とクラウド型の両形態で「DX suite」を提供することが可能なパートナーとして、AI inside社と共同で本サービスの構築を行ないます。
本サービスによる手書きの各種申請書類のデータ入力業務自動化と、RPAツール「WinActor®」や「WinDirector®」によるパソコン作業の自動化を、「WinActor」の「AI-OCRライブラリ」で連動させることにより、地方公共団体の業務時間を大幅に削減することが可能となります。また、LGWANを活用したサービス利用型として提供するため、地方公共団体ごとにAI-OCRシステムを構築する必要がありません。これにより、システム構築費用の負担無く、従量制の年額利用料のみで利用できます。
今後NTTデータは、300社を超える「WinActor」の特約店と共に、2022年までに600地方公共団体での採用を目指します。
- 注1AI-OCRとは、従来のOCR技術とAIとを組み合わせ、学習した内容に基づいてルールを見出して読み取る技術のことで、紙や画像中に記載された手書きの漢字や数字などを、高い精度でテキストデータに変換します。
- 注2NTTデータのサンプル帳票による読取テスト結果数値
- 注3「DX suite」は、大量の紙書類を高精度で仕分け・データ化し、業務効率化を支援するAI-OCRソリューションです。
NTTデータ 2018年9月27日ニュースリリース「AI inside社と業務提携し、RPAとOCRによる一元的な事務効率化を実現」
https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2018/092701/