株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、複数のRPA先進自治体注1とともに、スマート行政実現に向けた企画開発の一環として、実帳票を用いたAI-OCR注2の実用性検証を2018年12月から2019年3月まで実施しました。注3今回の検証では、AI inside株式会社(以下:AI inside社)のAI-OCRソリューションである「DX Suite」を活用し、町田市、郡山市、市川市等で実際に使用している帳票を読み取った場合の正読率を測定したところ、約93%という結果が得られ、自治体が大量に保管する紙帳票のデジタル化の有効な手段の一つであることを確認しました。
今後NTTデータは、セキュリティが確保された環境下で自治体がAI-OCRを活用できるサービスの検討をはじめとし、自治体におけるRPA等のAI・ロボティクスの活用拡大をサポートしていきます。
- 注1RPA先進自治体とは、自治体内でRPA導入済み又は、検証中の自治体をさします。
- 注2AI-OCRとは従来のOCR技術と「機械学習」・「深層学習」とを組み合わせ、学習した内容に基づいてルールを見出して読み取る技術のことで、手書き文字や項目ごとの認識を高い精度で行えるものです。
- 注3NTTデータ 2018年12月5日ニュースリリース「つくば市、町田市、横浜市、福岡市、郡山市、市川市と業務効率化に向けてAI-OCRの実用性を検証」
https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2018/120501/