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こんにちは、NTTデータWinActor技術支援チームのQです。
利用者の皆様にはWinActorをもっと便利にして頂ければ幸いと考えています。
WinActorをもっと使いこなして、楽しちゃいましょう!
今回は、ノードの「日時取得」ファイル名に日時をつけて保存する方法の一例をご紹介します。「年月日時分秒取得(yyyymmddhhmmss)」を使ってファイルに名前を付ける方法はこちらファイル名に日付と時間を付けて保存する方法
1.ノードパレットから、「日時取得」を選択し、シナリオに配置します。
2.「日時取得」のプロパティを開き、取得結果の欄に任意の変数名をつけます。(画像では「現在の日時」)

■「日時取得」の下に「待機ボックス」を置き、上記の1~2をテスト実行してみると、下の図の結果になります。
 現在の日時が取得できているのが分かります。
 ここから、ファイル名として使えない「:(コロン)」「/(スラッシュ)」そして不要な「 (半角スペース)」を取り除いていきます。3.ライブラリ07_文字列操作→01_変換・整形→「文字列置換」を三個、「日時取得」の下に設定します。
   ※以下「文字列置換」のノード名を上から順に「文字列置換①~③」とします。
4.「文字列置換①」のプロパティを開き、変換文字列の欄をプルダウンで変数名「現在の日時」に設定します。
   置換前の欄に「:(コロン)」を設定し、置換後の欄をデフォルトに設定します。
5.「文字列置換②」のプロパティを開き、変換文字列の欄をプルダウンで変数名「現在の日時」に設定します。
   置換前の欄に「/(スラッシュ)」を設定し、置換後の欄をデフォルトに設定します。
6.「文字列置換③」のプロパティを開き、変換文字列の欄をプルダウンで変数名「現在の日時」に設定します。
   置換前の欄に「 (半角スペース)」を設定し、置換後の欄をデフォルトに設定します。

■「文字列置換③」の下に「待機ボックス」を置き、上記の1~6をテスト実行してみると、下の図の結果になります。
  「現在の日時」が、「:(コロン)」「/(スラッシュ)」「 (半角スペース)」の取り除かれた状態になっているのが分かります。
  次に、元のファイル名に日付を連結させて、ファイル名を完成させます。7.ライブラリ07_文字列操作→03_連結→「文字列の連結(4つ)」を「文字列置換③」の下に設定します。
8.「文字列連結(4つ)」のプロパティを開き、文字列1の入力欄に元のファイル名を設定します。(画像では「テストファイル」)
9.文字列2に「_(アンダーバー)」を設定します。
10.文字列3のプルダウンで、2.の「日時取得」で取得結果に設定した変数名「現在の日時」を選択し、設定します。
11.文字列4の入力欄に「.」を含めたファイルの拡張子のみを設定します。(画像では「.txt」)
12.文字列1~4の連結結果に任意の変数名を設定します。(画像では「新しいファイル名」)■「文字列の連結(4つ)」の下に「待機ボックス」を置き、上記の1~12をテスト実行してみると、下の図の結果になります。
  各ライブラリでの結果が連結し、日時と拡張子付きのファイル名が出来上がっているのが分かります。
  次に保存対象のファイル名に、保存先フォルダ名を連結させます。13.ライブラリ13_ファイル関連→05ファイル名→「フォルダパスとファイル名の連結」を「文字列の連結(4つ)」の下に設定します。
14.「フォルダパスとファイル名の連結」のプロパティを開き、連結結果の欄に変数名を設定します。(画像では「新しいファイル名の絶対パス」)
   ※絶対パスと相対パスについてはこちらのリンクをご参照ください。
15.フォルダ名の欄に格納するフォルダパスを設定します。(画像では「C:¥テストフォルダ」)
16.ファイル名のプルダウンで12.の「文字列の連結(4つ)」で連結結果に設定した「新しいファイル名」を設定します。■「フォルダパスとファイル名の連結」の下に「待機ボックス」を置き、上記の1~16をテスト実行してみると、下の図の結果になります。
 各ライブラリでの結果が連結し、絶対パスが出来上がっているのが分かります。
 最後に保存対象のファイルを、編集した「新しいファイル名」で保存先フォルダに保存します。(ファイルに付く名前は「テストファイル~.txt」の部分のみです)17.ライブラリ04_自動記録アクション→「エミュレーション」を「フォルダパスとファイル名の連結」の下に配置し、ウィンドウ識別名と、操作の設定をします。
   操作の設定は、ショートカットキーで名前を付けて保存ダイアログを呼び出す操作です。
18.ライブラリ14_入力欄操作→「名前を付けて保存画面ファイル名入力」を「エミュレーション」の下に配置し、「ファイル名の指定」の設定をします。
   ※「エミュレーション」と「名前を付けて保存画面ファイル名入力」を使った保存方法についてはこちらのリンクをご参照ください。

19.実行してみると、ファイル名に日付がついて保存されます。20.ライブラリ07_文字列操作→02_切り出し・分割→「文字列切り出し(先頭何文字分)」を「文字列置換③」の下に設定します。
21.プロパティを開き、切り出し元文字列の欄をプルダウンで「現在の日時」に設定します。
22.切り出し文字数の欄を12に設定します(「現在の日時」の_yyyymmddhhmmまでの先頭12文字切り出しとなります)。
23.切り出し文字の欄をプルダウンで「現在の日時」に設定します。24.ファイル名に日時(秒数なし)が付いたファイルが保存されます。

以上がファイル名に日時を付けて保存する方法の一例です。    
尚、WinActor Ver:7.1.0 以降では「年月日時分秒取得(yyyymmddhhmmss)」が
基本ライブラリとして追加されています。
「年月日時分秒取得(yyyymmddhhmmss)」を使用したバージョンでも
ファイル名に日時を付けて保存をする方法を紹介しますので、その時は是非参考にしてみてください。

  本投稿のキャプチャー等取得環境  
  OS:Windows10   
  WinActor Ver:7.2.0
 

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