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こんにちは、NTTデータ WinActor技術支援チームです。
いつもユーザーフォーラムをご利用いただき、ありがとうございます。

今回は、Ver7.2.0から23_ブラウザ関連に登場した「要素数取得」についてご案内します。
「要素数取得」は、Xpathの設定により対象の要素の数を取得してくれるライブラリです。

上図のように設定画面では主に、ブラウザ名、Xpath、値を格納する変数、の3か所を設定します。
今回はこのXpathの設定のしかたによって、結果がどのように変わるのか、2パターンの設定と応用をご紹介いたします。

【使い方その1:コピーしたXpathをそのまま設定する】
下図の「リンクその1」のXpathをコピーしてXpathの欄に設定し、実行をすると、1つのXpathが該当しますので
結果として値を格納する変数には、「1」が返されます。

Xpathはページ内で一意の文字列ですので、コピーしたXpathをそのまま設定した場合、
結果として「0」か「1」を返します。
この設定では、ページ内にその要素が存在するか、しないかを判定することができます。

【使い方その2:コピーしたXpathの一部を編集する】

「要素数取得」でもワイルドカードの「*(アスタリスク)」が活躍します。
試しにリンクその1~その4のどれでもいいので、Xpathをコピーして、pタグのインデックスを「*(アスタリスク)」に編集して設定してみましょう。
値を格納する変数に返される結果は下図のようになります。

このようにXpathの一部に「*(アスタリスク)」を使うことで、
一意のXpathに限定せず、該当する全ての要素数を正確に取得することができます。

【応用:インデックスの増減に対応する】
最後に応用として、下図のようにタイミングによってクリックしたいリンクが変わってしまう場合の
対応方法を一例紹介いたします。

このようにリンク数が増減しても、下図のように文字列の連結でインデックスを可変させることで
常に最終位置に存在するリンクをクリックさせることができます。

設定タブにはXpathを設定するように記載してありますが、Xpathのコピーをそのまま張り付けるだけではなく
Xpathの編集をすることで、何倍にも多用途にすることが可能です。

ご紹介したものは「要素数取得」の使い方としてはほんの一部ですが
是非、Xpathに色々な編集を加えてみて、どのような結果が出るか試してみてください。

【動作検証環境】
WinActorバージョン:7.3.1
OS:Windows10

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