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こんにちは、NTTデータ WinActor技術支援チームのE.Oです。
いつもユーザーフォーラムをご利用いただき、ありがとうございます。
今回はプチライブラリ「Outlook操作(メール下書き保存)」の紹介です。

■ライブラリ概要
このライブラリは、指定した情報で送信メールを作成して下書き保存するライブラリです。

報告メールなどの作成を自動化したいけど、送付する前に目視でチェックしたい時に活躍するライブラリです!

それではプロパティ設定画面を見ていきましょう。
宛先や件名、本文の設定項目は「メール送信」などのシナリオ同梱ライブラリとほぼ一緒ですが、
下のほうに「下書き保存後」という項目があり、ここで下書き作成した後下書きウィンドウを閉じるかそのままにするかの処理を選択できます。

■使ってみた
宛先と件名、本文にテスト用の値を設定して実行してみましょう。
今回は下書き保存後のプロパティは「閉じない」に設定しておきます。

実行してみます。

すると、設定どおりの下書きメールが表示されました。
作成されたメールは下書きフォルダに保存されています。

次に、下書き保存後のプロパティを「閉じる」にして実行します。

ライブラリ実行中に先ほどと同じように新規メール作成のウィンドウが立ち上がりますが、
ライブラリ終了時に新規作成ウィンドウが閉じられ、ライブラリ実行後は下書きフォルダに作成されたメールが入ります。
1シナリオで複数のメールを作成するシナリオはこちらのほうがよさそうですね。

■注意点
①プロパティにも記載されていますが、Outlookの件名は全角半角に関係なく255文字になります。
 256文字以上指定した場合は255文字までが下書きに設定され、256文字以降は切り捨てられます。
②このライブラリ実行前にOutlookを起動しておく必要があります。
 Outlookが起動していない状態で本ライブラリを実行すると「Outlookが起動されていません」というエラーが発生します。

■まとめ
今回はメールを作成して下書き保存するライブラリのご紹介でした。

「Outlook メール送信」もスクリプト修正すれば同様のことはできましたが、スクリプト修正なしでもできるようになったのが便利ですね。
メール作成する作業は多いと思いますので、活用できる場面も多そうですね。

添付ファイルがある場合は「Outlook操作(メール下書き保存、添付ファイル付)」というプチライブラリがありますので、そちらを使用してみてくださいね。

今回紹介したライブラリは以下のページからダウンロードできます!
◆Outlook操作(メール下書き保存)
 https://winactor.biz/library/2021/06/30_4255.html

◆Outlook操作(メール下書き保存、添付ファイル付)
 https://winactor.biz/library/2021/06/30_4256.html

おわりに
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それでは、また次回!

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