TOPAI OCRソリューション「DX Suite」

AI OCRソリューション「DX Suite」

さまざまな手書き文字を高精度でOCR認識

 申込書や申請書、請求書などといった帳票に含まれる文字を認識し、テキストデータに変換するOCRにAIのテクノロジーをプラスし、高精度な文字認識を実現したクラウド型のAI-OCRサービスが「DX Suite」です。

 「DX Suite」の大きな特長は、AI技術の1つであるディープラーニングを使って多種多様な文字を学習することにより、手書き文字を高精度で認識できること。正しく、丁寧に書かれていなくても、間違えることなく文字を認識することが可能です。

 さらにマス目に1文字ずつ書かれた内容を読み取ることができるのはもちろん、1つの枠に複数の文字が書かれたフリーピッチ枠や、複数行に文字が書かれる自由記入欄の読み取りまで実現しています。

シンプルで使いやすいユーザーインターフェイス

 「DX Suite」は誰でも簡単に使えるノーコードのサービスです。ややこしい設定が必要だった従来のOCRとは異なり、「DX Suite」の活用に高度な知識は不要です。

 視覚的・直感的なインターフェイス画面も「DX Suite」の利点です。「帳票の一覧画面」や「AI-OCRによる正答率確認画面」「帳票設定画面」「ベリファイ画面」といった各画面が使いやすいように設計されているため、すぐに運用を始めることができます。

帳票画像にズレや影があっても大丈夫

 「DX Suite」は文字認識だけでなく、画像の自動補正の機能も備えています。たとえば帳票をスキャンした画像がずれていたり、傾いていたりしても、わざわざスキャンし直す必要はありません。「DX Suite」の優れた自動画像補正機能でズレや傾きを修正するため、画像の質に影響を受けることなく文字を高精度で読み取ることができます。

 また二重線による取り消しや訂正印が押されている箇所をAI判断で読み飛ばすことができるため、人手による修正の手間を最小限に抑えられます。さらに請求書や発注書などに多い、社名と住所の上に角印が押されているようなケースでも、「DX Suite」なら印影と重なった文字を認識することが可能です。

DX Suiteのご提供形態

NTTデータでは、3つの形態で「DX Suite」を提供しています。

 まず1つ目はAWS版です。これはAmazon Web Servicesのクラウドサービスを用いて「DX Suite」を提供する形であり、クラウド上で文字認識エンジンである「Neural X」と、AI-OCRアプリケーションである「DX Suite」 を実行し、インターネットを通じて帳票の画像データの送信や、「DX Suite」の各画面を操作する形になります。

 2つ目はCube版です。こちらは専用のアプライアンスをオンプレミスに設置していただき、そのアプライアンス上にインストールされた「Neural X」と「DX Suite」を利用して文字認識を行います。こちらの形態では帳票データをインターネット経由で送信することがないため、セキュリティポリシーなどにより、帳票データをインターネット経由で外部に送信することはできないといったケースでも「DX Suite」を利用することができます。

3つ目が地方自治体向けのLGWAN版になります。NTTデータのデータセンター上で実行されている「Neural X」および「DX Suite」に、LGWAN(総合行政ネットワーク)を通じてアクセスする形態であり、インターネットは利用しません。このため、地方自治体でも安心・安全に「DX Suite」を利用することが可能です。