WinActorアンバサダーコラム Vol.7(澁谷 匠)
受賞しました!
皆さまこんにちは。NTTデータ認定 WinActorアンバサダーの澁谷です。
さて、アンバサダーコラムVol.7は「受賞しました!」というテーマでお話をします。
公益社団法人企業情報化協会(IT協会、https://www.jiit.or.jp/)が主催する、「第37回IT戦略総合大会(ITMC 2022)」(東京・港区「ザ・プリンスパークタワー東京」)の会期内にて、表彰式典が2022年2月3日に行われ出席いたしました。
式典において、私の所属する株式会社ダイナックスが「2021年度(第39回)IT賞」の「IT奨励賞(マネジメント領域)」を受賞しました。
RPAから始めるDX推進!効果は時間だけじゃない! 意識も変えたRPAの本当の効果
【IT賞とは】
IT賞は、わが国の産業界ならびに行政機関などの業務における事業創造、効果的ビジネスモデルの構築・促進、生産性向上等、“ITを高度に活用したビジネス革新”に顕著な努力を払い成果を挙げたと認めうる企業、団体、機関および個人に対して、公益社団法人企業情報化協会が授与するものです。
※IT奨励賞表彰盾
※受賞記念撮影の様子
受賞テーマについて、少し詳しく説明いたします。
“RPA導入の効果”って皆さん何だと思いますか。
・定型業務が減って残業をしなくてよくなる
・ミスが減る
・業務の観える化ができる
・24時間365日フル稼働できる
・業務のリードタイム短縮ができる
・業務担当者のストレスが減る、などなど
どれもとても大きな効果ですが、私は全社にRPAを推進していく中で1つ決定的な効果を目の当たりにしました。
それが受賞テーマにしている「社員ひとりひとりの意識が変わる」ということです。
RPA導入当初、社内にはこんな声がありました。
・毎日の業務に追われてカイゼンする時間なんてない
・業務は先輩や前任者が言っていたから、その通りにやっている
・RPA?忙しいので自分には関係ない
そうです。社内で誰もRPAを「自分事」だと思っていなかったのです。
そんな中、社内へのRPA啓蒙活動の一環として食堂で放映した動画を観た社員がその効果に感動し、部署の推進キーマンとなってどうすればRPAで仕事を楽にできるか、部署内で話し合って一つの結論を出します。
それは、今の業務をそのままRPAで自働化するのではなく、事前にRPAで自働化しやすいよう、業務を見直す(例えば複数のやり方がある業務を一つに統一する)ということです。
これにより、業務の見直しにより効果が出ている状態でさらに自働化するというとても理想的な進め方ができました。
社員の意識が前向きになって、自分だけではなくみんなの仕事を楽にするという目線でRPAをきっかけとして業務カイゼンを推進していくことができる、これこそがRPAの真の効果と言えるのではないでしょうか。
一方で、他のIT賞受賞企業の講演を拝見すると、まだまだ私はDXの強力な推進という意味ではスタートラインに立つ権利を得ただけだと強く感じました。今後皆さんと一緒により一層切磋琢磨していきます。
アンバサダーコラムVol.7、いかがでしたでしょうか。
次回は「進め方、現場主導か推進部門主導か」についてお話します。お楽しみに。
澁谷 匠(Shibuya Takumi)
株式会社ダイナックス管理本部
情報システム部DX推進企画チーム チーム長
※2023/3/31 で退任され、プロフィール等は同日時点の情報です