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RPAとマクロの違いをご紹介。同じ部分はある?

2023/04/04

#基礎知識

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RPAとマクロの違いをご紹介。同じ部分はある?

RPAとマクロは似ているツールではありますが、違いも大きく、同じものではありません。しかし、実際にRPAとマクロはどのような点に違いがあり、同じ部分があるのか、明確に説明されなければわからないのも事実です。

例えばRPA導入を考えている場合には、RPAとマクロの違いを理解した上で、RPA導入にマクロの機能や、コストを上回るだけのメリットがあるのか判断しなければなりません。

そこで本記事では、RPAとマクロのそれぞれの機能的な違いや、RPAとマクロを組み合わせた活用方法などをまとめてご紹介します。RPA導入をお考えのビジネスパーソンの方などは、ぜひ本記事をお読みいただき、参考にしてみてください。

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RPAとは?

RPAとは

RPAとはRobotic Process Automationの頭文字をつなげた略称です。日本語に翻訳すれば、「ロボット技術を用いたプロセス自動化」といった意味になります。つまり、プログラミング技術・ソフトウェアを使って、ビジネスにおける業務フローを自動化できる技術ということです。

RPAには、プログラミングを必要とするタイプと、プログラミング不要で実装できるタイプの2タイプのサービスがあります。プログラミング不要で実装できるタイプのRPAは、実際に行う業務プロセスをPCで操作して記録することで、その操作を自動化することができます。エンジニアでなくても自動化機能を実装できる点は大きなメリットです。

マクロ(≒Excelマクロ)とは?

RPAと比較されることも多いマクロですが、この2つは違うツールです。

ExcelマクロとはMicrosoft社のExcel機能のうちの1つです。Excelマクロは、Excelなどにおける一連の作業手順を記憶して、自動的に実行することができる機能を指しています。

Excelマクロには、PowerPointやAccessなど、Microsoft Officeソフト全般の自動化ができる機能が備わっています。Excel内の操作を自動化できるだけではありません。しかし一般的によく使われるのは、Excel内部の操作の自動化です。

マクロ機能自体は、Excelマクロだけにではなく、WordやPowerPointなどにも備わっています。

VBAとは?

また、RPAとマクロの違いを理解する上で、VBAというものについても理解しておいた方が良いでしょう。マクロという言葉を知っている方の中には、VBAとマクロの違いについても理解したい、という方もいるのではないでしょうか。

VBAとはVisual Basic for Applicationsの略称で、Microsoftのアプリケーションの拡張機能のうちの1つで、プログラミング言語です。

プログラミングの難易度が低いので他のプログラミング言語より取り組みやすい点がVBAのメリットです。VBAを記述することで、高度なマクロ機能の実現が可能となります。職場においてVBAスキルを身につけた方がいると、ちょっとした作業をすぐに自動化できて重宝されることでしょう。

RPAとマクロの違い。同じ部分もある?

RPAもマクロも同様に自動化テクノロジーのことを指しています。しかし両者には明確に違いがあります。違いを理解することで、RPA導入の必要性などを判断したい方もいるでしょう。以下、RPAとマクロの違いをご説明します。

自動化範囲の違い

まず、RPAとマクロでは、自動化できる範囲に大きな違いがあります。

マクロはあくまでMicrosoft社の製品の中に内蔵された機能で、WordやExcel、AccessなどのMicrosoft Officeソフトの範囲内でしか自動化できない機能です。

一方、RPAはOfficeソフト以外にも、メールやブラウザ、他の業務システムなどとも自由に連携できる点が大きなメリットです。業務プロセス全般を自動化したい場合には、RPAの方が適しています。

プログラミング言語の違い

RPAとマクロでは、それを動かすプログラミング言語が違います。

マクロを自由自在に動かすには、VBAを学ぶ必要がある。VBAは他のプログラミング言語と比べると比較的に取り組みやすい言語ですが、マクロはMicrosoft Officeソフトでしか機能しない点が難点です。

一方、RPAを自由度高く動かすためにはJavaやCなどのプログラミング言語についての知識があると良いですが、ノーコードでもRPA実装は可能です。

スペック・処理できるデータ量の違い

RPAとマクロでは、それぞれの機能のスペックや、処理できるデータ量に違いがあります。

Excelマクロで作業を行う場合、その処理能力はExcelを使用するパソコン本体のスペックに依存します。そのため、大規模な業務自動化などには向いていません。

一方、サーバー型やクラウド型のRPAであれば、パソコンのスペックは関係ありません。サーバーやクラウド上で大量のデータ処理を高速で行うことができるためです。

RPAとExcelマクロは組み合わせるとさらに強力

RPAとExcelマクロは組み合わせるとさらに強力

確かにRPAとマクロは違いが大きく、それぞれに向いている使い方は違います。しかしながら、実はこの両者を組み合わせることで、さらに便利に業務効率化を図ることもできるのです。実際に、多くの企業において、RPAとExcelマクロは、それぞれを組み合わせて使われています。

例えば、Excel内でデータを加工したものをデータベースに出力した後で、帳票として出力し、メールで担当者に送付する、などといった一連の操作を自動化することを考えてみましょう。こうした作業では、Excel内のデータ処理をマクロで実施し、その後の作業はRPAで自動化する、といった自動化方法を実現できます。そうすることで、より高速な自動化処理が実現できるケースも多いです。

エクセルにRPAも利用してさらなる業務効率化!

RPAとVBAでは難易度の違いも大きい

RPAとVBAでは、実装の難易度も大きく違います。VBAは多くのプログラミングがある中では、比較的難易度が低いプログラミング言語として知られています。しかしマクロを実装する際には、基本的にプログラミングが必要です。

一方RPAの場合、ノーコードでも高度な自動化が実現できてしまいます。もちろん、RPAでも複雑な自動化を実現しようと思えばプログラミングが必要になりますが、必須ではない点がポイントです。

おすすめのRPAツールは「WinActor」

RPAとマクロの違いを理解され、RPAツールの導入にご興味がある場合には、RPAツール「WinActor」の導入をおすすめします。

「WinActor」は、NTTグループが国内の研究所で開発した純国産のRPAツールで、国内シェアNo.1を誇るRPAツールです。NTTグループが社内で実際に導入し、研鑽を重ね続けています。

プログラミング不要で、ドラッグ・アンド・ドロップの簡単操作のみでも高度な機能を実装できる点が特徴です。もちろん、プログラミングをすればより高度な機能も実装できます。

PC1台のスモールスタートから大規模導入まで、さまざまな規模で導入できます。導入の際には、NTTグループがサポートするので、その点もご安心いただけます。

RPAはただのマクロとは違い活用範囲が幅広い

RPAはただのマクロとは違い活用範囲が幅広い

以上、RPAとマクロの違いについてご説明しました。

RPAはさまざまなソフトウェアを自動化できるテクノロジーで、大規模な業務プロセスの自動化が可能です。一方でマクロはMicrosoft社のOfficeソフトに内蔵された機能で、ExcelやWordなどのOfficeソフト内の操作を自動化することができますが、Officeソフト以外の自動化はできません。そのため、大規模な業務プロセスの自動化には、RPAの方が適しています。

また、RPAの実装にはプログラミングが不要ですが、マクロの実装にはVBAでプログラミングしなければならない点も違います。

以上のようなRPAとマクロの違いについて理解された上で、RPAの導入を検討してみてください。

RPAに関する資料ダウンロードはこちら

FAQ

RPA「WinActor」は、どのような業務に活用できますか。

原則として、Windows上でのすべての作業でご利用いただけます。 具体例として、受発注情報の基幹システムへの登録や、複数システム間の情報連携、ソフト開発での検証作業等での利用実績がございます。

RPA「WinActor」は、どのくらいの稼動削減の効果がありますか。

業種や対象のデータ、文書によります。お客様による実証実験では、RPA「WinActor」を利用することで、実験の対象とした業務について最大99%の削減が可能となったケースもございます。導入事例はこちら

RPA「WinActor」が実際に動作している様子を見られますか。

担当者がお伺いしてデモを実施いたします。製品のお問い合わせよりご相談ください。また、各種展示会やイベントにも出展をしております。出展イベント情報についてはニュースをご覧ください。

RPA「WinActor」はどのような特長がありますか。

WinActorのシナリオはフローチャート図として表示されます。フローチャート図は直感的な操作で編集できますので、シナリオの微修正、チューニングであれば、プログラミングの知識がなくても対応ができます。詳しくはWinActorの製品説明をご覧ください。

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