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WinActorアンバサダーコラム Vol.11(関 尚弘)

2022/11/22

#関 尚弘

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生産性が上がり、業務効率もアップ!より付加価値の高い仕事ができる

皆さま、こんにちは。WinActorアンバサダーの関です。
これまでこのコラムでは人材育成にフォーカスした内容を書き続けてきましたが、やはりRPAの本領は業務自動化です。

ガートナー社のハイプ・サイクルをご存じでしょうか。特定の技術の成熟度、採用度、社会への適用度を示す図ですが、2016年版「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル」には、まだRPAという用語は登場していません。既にツールとしては存在していましたが、NTTグループさんの中でもUMSツールと呼んでいた頃です。
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20161005-a179/
2017年になるとRPAという用語が突如「過度な期待」の最大値付近に初登場します。
https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/1710/04/news057.html

検索ワードとしての「RPA」も、日本ではほぼゼロだったものが、2017年1月から秋にかけて一気に増えました(下図参照)。


Google Trends検索結果

2021年には「過度な期待」「幻滅期」を抜け出し、再び上昇曲線に入り、本格的な普及期に入りました。
https://www.gartner.co.jp/ja/newsroom/press-releases/pr-20200910

これまで地道に活動してきたユーザにとっては、周囲に認知されるハードルも下がり、活動が花開いていく時期ですし、これからRPAを始める場合は、たくさんの事例を参考に、同じ失敗の轍を踏まずRPAを活用することで、開発生産性も業務生産性は一気に上がっていき、効率化して浮いた時間でより付加価値の高い仕事ができるようになっていくはずです。

今、小中学校ではギガスクール構想の元、タブレットなどが1人1台配られ、プログラミングを学んでいます。今年4月からは高校1年生で「情報Ⅰ」が必修になりました。2025年度からは大学入試共通テストで「情報」が必須科目になります。学校で学んだスキルを使い、プログラム型RPAで自由度が高く柔軟で安定したシナリオを作れる人たちがどんどん社会に出てくる世の中が数年後に迫ってきています。
先日「情報Ⅰ」の教科書を通販で取り寄せて読みましたが、何もしないでいると既に社会人になっている私たちの方が取り残されてしまうと思いました。リスキリングの必要性を身に染みて感じる今日この頃です。

RPAは、日常的な作業から高度で複雑な作業まであらゆる業務を自動化するツールとして今後ますます普及していくものと思います。

次回は今年1年間のコラムのまとめをしようと思っています。

今後のコラムテーマ

私は「RPAは人材育成ツール」だと思っています。この考え方をベースに事例を交えてコラムを綴っています。もしよかったら引き続きお付き合いください。
Vol.01自己紹介・RPAとの出会い・RPAに対する考え方・今後のコラムのテーマ(1月)
Vol.02小さな成功体験が得られる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2月)
Vol.03フロー図で業務改善を考えられる・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3月)
Vol.04標準化の必要性に自分で気づく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4月)
Vol.05組織の壁を超え、共通言語で情報交換できる・・・・・・・・・・・・・(5月)
Vol.06人前で事例発表するために学びが深まる・・・・・・・・・・・・・・・(6月)
Vol.07教え合いでより深く学び合える(ラーニングピラミッド) ・・・・・・・(7月)
Vol.08グループで教え合うことでチームが育つ・・・・・・・・・・・・・・・(8月)
Vol.09発表会を企画する自主性が育つ(全員がエヴァンジェリスト)・・・・・・(9月)
Vol.10グループ活動でリーダーが育つ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (10月)
Vol.11生産性が上がり、業務効率もアップ。より付加価値の高い仕事ができる・・今日はココ (11月)
Vol.12まとめ
変えること、変わることを楽しみましょう! Have Fun!

関尚弘のプロフィール写真

関 尚弘(Seki Naohiro)

古河電気工業株式会社
戦略本部 ICT戦略企画部 主席
BPR・プロジェクトファシリテーション プロフェッショナル

※2024/3/31 で退任され、プロフィール等は同日時点の情報です