WinActorアンバサダーコラム Vol.12(関 尚弘)
こんにちは。WinActorアンバサダーの関です。 早いもので、就任から1年が経ちました。
「RPAは人材育成ツール」をテーマに毎月コラムを書いてきました。
Vol.1 自己紹介・RPAとの出会い・RPAに対する考え方・今後のコラムのテーマ(1月)
Vol.2 小さな成功体験が得られる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2月)
Vol.3 フロー図で業務改善を考えられる・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3月)
Vol.4 標準化の必要性に自分で気づく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4月)
Vol.5 組織の壁を超え、共通言語で情報交換できる・・・・・・・・・・・・・(5月)
Vol.6 人前で事例発表するたびに学びが深まる・・・・・・・・・・・・・・・(6月)
Vol.7 教え合いでより深く学び合える(ラーニングピラミッド) ・・・・・・・・(7月)
Vol.8 グループで教え合うことでチームが育つ・・・・・・・・・・・・・・・(8月)
Vol.9 発表会を企画する自主性が育つ(全員がエヴァンジェリスト)・・・・・・(9月)
Vol.10 グループ活動でリーダーが育つ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(10月)
Vol.11 生産性が上がり、業務効率もアップ。より付加価値の高い仕事ができる・(11月)
Vol.12 まとめ
お読みいただきありがとうございました。
コラムやイベント登壇時の感想、アンバサダーの西山さんにお目にかかってのディスカッションなどいろいろな方のお声を聞かせていただく機会がありましたが、「RPAは人材育成ツール」であるという考えは今も全く変わっていません。今後も「RPAは人材育成ツール」と言い続けていきます!
但し、ひとつ明らかになったことは、職場で「RPAは人材育成ツール」と言い切るには、ご上司の理解と支援が欠かせないということです。幸い当社は恵まれていて、RPAで頑張ったことが評価され、昇進した事例もあります。
長い目でRPAの効用を捉えていただきたい。もし、周囲の理解と支援が得られず悩んでいる方がいたら、私のコラムをひとつの実例としてご紹介いただければ幸いです。
先日、自宅ポストに小学生向けの学習塾のチラシが入っていました。そこには、Pythonを学ぶ小学3年生が載っていました。すでにタブレットが配られているデジタルネイティブ世代にとって、プログラムは特別なものではなくなりつつあります。
RPAも5年前に私が出会った時に予想されていた通りの進化を遂げています。例えば、「大量の製品画像データをAIで合否判定し、判定結果を集計して定期的にメールやチャットで通知するような仕組み」をその気になれば、誰もが作れる時代になったのです。
アイデアを持ち寄り、失敗を重ねながら形にしていき、実用化して、仕事をどんどん効率化していく。捻出出来た時間は人間にしか出来ないことに振り向けていく。このサイクルが回っていけば、オフィスや製造現場などの定型業務も創造的で楽しいものになっていくはずです。
RPAは業務自動化ツールですが、業務プロセス改善の本質を学び、情報交換を通じて切磋琢磨し、成功体験や達成感を味わい、自らと組織を成長させることができるツールでもあります。RPAはこれから更に普及が加速し、ダイナミックに発展していきます。上手く使っていきましょう。
そして、一番大切なこと。
変えること、変わることを楽しみましょう!
Have Fun!
次回以降は不定期になりますが、やはり「RPAは人材育成ツール」をテーマの中心に思いついたことを書いていこうと思います。引き続きよろしくお願いします。
関 尚弘(Seki Naohiro)
古河電気工業株式会社
戦略本部 ICT戦略企画部 主席
BPR・プロジェクトファシリテーション プロフェッショナル
※2024/3/31 で退任され、プロフィール等は同日時点の情報です