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ヤフーがWinActor導入で目指す未来の働き方

RPA「WinActor」導入企業のヤフー様

ネット業界をけん引するヤフー。そのヤフーの主要事業がインターネット広告事業だ。

 

今回ご紹介するWinActor導入企業はヤフー。ヤフー北九州センターにて、メディアカンパニー マーケティングソリューションズ統括本部 オペレーション本部 クオリティーオペレーション部 部長 松林珠美氏にお話を伺った。

 

冒頭、WinActor導入のきっかけについて松林氏が語る。

 

松林氏 「従来の業務自動化はエンジニアに開発してもらう必要があり、対象業務の規模によっては開発の優先度が後回しになることもあります。そこで、積極的に業務自動化を進めるため、非エンジニア職でも使えるRPAはないかと探し、自動化やAIの市場動向調査でNTTデータ九州のセミナーに参加し、WinActorを知りました。部門と会社の状況が合致したところでトライアルを開始しました。」

 

業務自動化に取り組む流れは、大別すると2つの傾向が見て取れる。一つは、社長の鶴の一声、「トップダウン型」でRPA導入が決まる会社。もう一つは、現場のスタッフが対峙する日々の作業の問題を解決するために声を上げ、RPAを導入する「ボトムアップ型」だ。

 

ヤフー北九州センターにおいては後者。ボトムアップ型で業務の生産性向上のために、WinActorによる業務自動化が決まったという。

 

ネット広告事業:オペレーション業務改善の問題点

ネット広告の配信管理のオペレーションチームを率いる松林氏に業務の内容と問題点を聞いてみた。

 

松林氏 「表示されるネット広告の配信、品質担保のオペレーション業務を行っています。具体的に言えば、広告の受注などの契約業務から、品質審査、配信設定など、広告が画面に掲載されるまでの様々な実務を担当する部隊です。」

 

「業務は常に増加し続け、作業量と人員リソースのバランスが崩れることもないとは言えません。生産性向上の取り組みをしてきましたが、人員的に解決できる限界を感じる時もありました。」

 

松林氏は労働集約型で業務問題を解決するのではなく、常に生産性向上に軸足を置き取り組んでいた。

 

松林氏 「海外拠点へのBPOなども検討しました。しかし、広告事業全体の成長を今の体制で追い求めることを決め、RPAで生産性の最大化を推し進めました。」

 

RPA導入とWinActor選定の経緯

松林氏 「個々のオペレーション業務は小規模で、業務自動化の開発優先度が低くなってしまいます。VBAなどで自動化を苦心していた時、私たちのように非エンジニア職でも業務自動化できるRPAに出会いました。」と語る一方で、なぜWinActorを選んだのか聞いてみた。

 

松林氏 「まずはトライアルでRPAを体感したく、PC1台からスモールスタートできるWinActorは高評価でした。その他にも、サポート・トレーニング体制が整っていることや、導入コストが低く短期間で導入インパクトを体感できるのではないかと考えました。」

業務自動化でWinActorを選んだ主な理由

・サーバー構築不要で、部門ごとに独立して運用可能

・サポート、トレーニング体制が充実

・UI(ユーザーインターフェイス)が日本語で、非エンジニア職でも扱いやすい

実際のオペレーション業務を行う運用担当者からも様々な意見があったという。

 

松林氏 「当たり前ですが、ヤフーに勤めているからといって、全員がプログラムを組めるわけではありません。技術的知識が乏しくても、フローチャートを作る要領でシナリオを制作できるとの声がありました。人間が行う作業そのものを代行するのがWinActorですので、作ったシナリオを職場内で説明するのもとても簡単だとのことです。」

 

ロボット(RPA)と人間が共存する工夫

RPAの業務自動化ならではの工夫も必要だと言う。

 

松林氏 「どうしても人の目視による判断が必要な場合があります。そのため、一度Excelを介してからデータを取得するシナリオを作った例もあります。また、同じ出力結果にもかかわらず、制作する担当者が違うとできあがるシナリオも違うものになっていることもありました。解決策としてシナリオの共有スペースを設け、閲覧し合い担当者間のブレを修正しました。」

 

またヤフーには、セキュリティ面に関して厳格なルールがある。

 

松林氏「社内にRPA導入の事例がほぼなく、WinActor導入を各部署に理解してもらうことと、既存のポリシーに合わせる必要がありました。シナリオの改ざん防止のため制作者の限定、予知できなかった作動停止や予期せぬ動作をした場合など対処方法も細かく決めました。」

 

ヤフーに限らず、現場それぞれに様々な事情とルールがあるだろう。現場の実情に柔軟に対応できるRPAとして、WinActorを選ばれた内情が窺えた。

RPA「WinActor」導入企業のヤフー様

WinActor導入で本部表彰を受ける!

これまでRPA導入時のお話を伺ってきたが、WinActor導入後にどのような効果があったのか松林氏に聞いた。

 

松林氏 「どうしても発生するイレギュラー処理。例えば、お客様とのサービス申請受付や返金処理業務など、スタッフによる手作業で対応していました。今回、WinActorを導入して、目視のチェック作業以外は業務自動化に移行しました。結果、70%の作業時間スリム化を達成し、生み出された時間を他の業務に充てることができました。」

 

その他、ID発行業務やレポート送付・停止などの、繰り返し行われる単純業務をWinActorが担っているそう。

 

松林氏 「私たちの部署は、RPAによる業務自動化の効果を認められ、本部表彰を受賞しました。この表彰を原動力に、今後1年半で本部全体に広げ約50%の工数削減を狙っていきます。社内でも評判になり、『RPAの話聞かせて』など声がかかるほどです。」

 

WinActorによる業務自動化で創出された時間は、新規の業務対応や目の前に迫るIoTやAI化などを視野に、人材育成に活用していきたいと述べる。

 

ヤフーのRPAに対する展望

ネットやスマホが生まれながらにして手元にある世代が社会人となる。そんな時代にRPAは当たり前のツールとして認識されるだろうと語る松林氏。

 

最後にヤフーにおけるRPAの未来について聞いてみた。

 

松林氏 「数年後には、オペレーション業務に携わるすべてのスタッフがRPAを使える必要があります。そのために、NTTデータの協力を得ながら人材育成の仕組みづくりを始めているところです。RPA利用の平準化を進め、人が本来持つ創造性を延ばす業務にシフトさせていくのが大きな目標と考えています。」

 

ネット業界の最先端を走るヤフー。その屋台骨を支える広告オペレーション業務においてもWinActor導入で常に進化し続ける。松林氏が思い描くRPAが当たり前になる世の中は、意外に近い未来かもしれない。

 

会社概要

会社名 ヤフー株式会社
会社紹介 1996年1月31日設立。主な事業内容は、インターネット上の広告事業、イーコマース事業、会員サービス事業など。同社が提供する「Yahoo!JAPAN」は100を超えるサービスを展開しており、日本最大級の利用者規模を有している。
ウェブサイト https://about.yahoo.co.jp/

 

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