DXソリューションとは何？実際の事例もご紹介

自社でDXを実施しようと思っても、DXをリードできる人材がいなかったり、経験がなかったりする場合、難しいのが実情でしょう。そこで多くの企業が、外部のベンダーにDXソリューションを依頼することになります。

DXソリューションを依頼しようと考えた時、あらかじめ具体的なソリューション事例を知っておきたいところではないでしょうか。そこで本記事では、DXソリューションの概要や、実際のDXソリューション事例などをまとめてご紹介します。

DXとは？

DXとは、「デジタルトランスフォーメーション（Digital Transformation）」 の略称です。ビジネスやサービス、または組織全体の業務プロセスをデジタル技術を利用して根本的に改革し、新たな価値を生み出す取り組みを指します。

DXの取り組みには、単にデジタル技術を導入するだけではなく、組織の文化や運営方法、思考の仕方までをも変えていくことを含みます。具体的には、AI（人工知能）、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、モバイル技術、IoTなどの新たなデジタル技術を活用することで、ビジネスモデルや製品、サービスを革新し、顧客体験の改善や業務効率化、新規事業の創出などを行います。

上記の具体的な例としては、NetflixやSpotifyなどの企業がDXを通じて業界を大きく変革し、新たな価値を提供していることが挙げられます。

DXとIT化の違いは何？

DX化とIT化は似ていますが、その内容は違います。

IT化は主に効率化や自動化を目指すもので、組織内の既存の業務プロセスをデジタル化することにより、作業のスピードを上げたり、誤りを減らしたりすることを目的としています。

一方、D Xは単なる効率化や自動化以上のことを目指しています。DXでは新しいテクノロジーを使ってビジネスモデルや業務プロセス自体を根本的に改革し、新しい価値を生み出します。

DXソリューションとは何？

DXソリューションとは、顧客がDXするのを支援するサービスのことを指しています。主にIT系に強いコンサルティングファームや、ITベンダーなどが販売しているサービスです。

DXソリューションは固定的な商品ではなく、それぞれの顧客に合わせて新しいITサービスを構築したり、既存のプログラム・サービス構造を改善したりなど、さまざまな形があります。

DXソリューションサービスを利用することで、DX未経験の会社でも自社に合った最適な方法でDXを実施することが可能となります。

DXソリューションを提供するNTTデータ

DXソリューションを提供しているベンダーは多数ありますが、NTTデータもまたDXソリューションを提供するひとつです。

NTTデータには、約2,400ものコンサルタントが在籍しており、それぞれの専門性を活かして、お客さまに最適なDXソリューションを提案・実現できます。

まず、現状のビジネスにおける課題を理解し、顧客への提供価値を再定義したり、バリューチェーンを再定義したりなど、最適なDXソリューション戦略をご提案します。その上で、AIやビッグデータ、IoTやデータサイエンスなど、最新のデジタル技術を活用し、お客さまに最適なDXソリューションを一緒に構築します。

NTTデータのDXソリューションサービスをぜひご活用ください。

DXソリューションの例は？具体事例をご紹介

以下では、これまでNTTデータが提供してきたDXソリューションの具体事例をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

日産自動車

自動車の価値が“単に走ること”から大きく変化している。新たな価値創出を目指し、自動車業界では、各社がここに多くのリソースをつぎ込むなか、日産自動車（以下、日産）も法人向けコネクテッドサービス「Nissan Biz Connect」を中心に取り組みを加速させている。同社はこのほど、車両データを日産車の法人ユーザーがAPIを通じて活用できる新サービスを構築。その先にモビリティの新しいかたちを追求し、長期ビジョンに掲げるカーボンニュートラルとゼロ・エミッションの実現を目指している。NTTデータは同社の取り組みをサポートし、モビリティの未来づくりと社会課題の解決に貢献する。

※続きは下記をご覧ください
日産自動車がNTTデータと歩むモビリティの未来づくり―Nissan Biz Connect APIの可能性

群馬県前橋市

自家用車を除くあらゆる交通手段をサービスとして捉える「MaaS（Mobility as a Service）」。群馬県前橋市は、“誰一人取り残さない都市”をスローガンに、同市独自の「MaeMaaS高度化事業」を推進し、全国から注目を集めている。この取り組みについて前橋市 交通政策課と、MaeMaaSに伴走するNTTデータに、事業の構想から今日までの歩み、今後の展望を聞いた。

※続きは下記をご覧ください
交通データの可視化・分析でだれもが住みやすい街――群馬県前橋市「MaeMaaS」

イオンクレジットサービス

イオングループにおける金融領域の事業会社として、国内全域でさまざまな決済サービスを提供するイオンクレジットサービス株式会社（以下ACS）。決済が多様化する環境変化の中、イオングループのシナジーを活かし、顧客のニーズに合わせたサービス創出・強化を目指している。同社は、その取り組みのキーとなるDX推進に向け、NTTデータが人員面の支援を行う「デジタルテクノロジーディレクター®」を導入し、組織横断による課題解決を力強く進めた。

※続きは下記をご覧ください
イオン生活圏のかなめ！決済サービスのDXの舞台裏で活躍する人材とは？

旭化成

旭化成の主力製品の一つである機能性樹脂を扱う機能材料事業部門では、製品別のグローバル一貫損益の把握に課題を抱えていた。複雑化したサプライチェーンにおいて、いかに製品別の損益を事業判断に活用できるようにするか。NTTデータのコンサルティングからスタートした経営管理の高度化は、デジタル経営基盤の構築による損益把握にとどまらず、事業の将来の成長性を定量的に可視化する施策にまで発展した。関係者へのインタビューを通じて、旭化成が進めるデータドリブン経営の取り組みを追った。

※続きは下記をご覧ください
その事業、本当に儲けられるの？～旭化成の機能材料事業が目指すデータドリブン経営～

ライオン

オンライン領域における顧客接点の重要度が増している現在、人々の生活の中で生み出されるさまざまなデータを活用し、マーケティングなどに役立てる取り組みはあらゆる企業で必須となっている。その商品の特性から人々の暮らしのきわめて身近なところで事業を展開するライオン株式会社は、データ活用の取り組みをさらに高度化させ、新たな価値の創造に向けてさらなる一歩を踏み出した。ひとりひとりの生活に新たな価値を提供するサービスは、どのように作られるのか――ライオン株式会社でマーケティング領域の分析を担う米谷氏と、その取り組みを支えるNTTデータAI&IoT事業部の担当者に話を聞いた。

※詳しくは下記をご覧ください
データ活用で実現する「心と身体のヘルスケア」～生活者起点のビッグデータ×AIの可能性～

DXソリューションでビジネスを変革しましょう

以上、DXソリューションの概要や、IT化とDX化との違い、DXソリューションの具体事例などについてご紹介しました。

DXソリューションとは、それぞれの企業のビジネス課題に合わせて、ITベンダーが提案・構築するITソリューション、並びにそれによるビジネス変革のことです。自社にDXをリードできるような人材が不足している企業は、外部ベンダーのDXソリューションを活用することで、自社のDXを実施することができます。

DXソリューションベンダー選びにお悩みの方は、ぜひNTTデータのDXソリューションをご活用ください。約2,400名もの専門コンサルタントが、お客さまの戦略構築からDX実現まで支援します。ぜひお気軽にお問い合わせください。