DXしてテレワークを推進するメリットは?事例もご紹介
コロナ禍を経て、社会にテレワークが浸透しました。現在は必ずしもテレワークをしなければならない環境ではありませんが、従業員の柔軟な働き方の実現を後押しできることや、感染症の流行・災害などが起きた際にもリモートで業務が遂行できるなど、テレワークを推進するメリットは大きいです。
本記事では、テレワークを推進してDXを実現させることのメリットや、DXを推進するためのツールなどをまとめてご紹介します。
INDEX
DXとは何か?
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術を活用してビジネスや社会、企業を変革する活動を指します。
単に既存の業務をデジタル化するだけではありません。新しいビジネスモデルを生み出したり、業務の効率化や製品・サービスの価値向上を実現したりするなど、デジタル技術を使用した付加価値を向上できる活動は幅広く、これらをDXと呼んでいます。
企業の競争力を維持・向上させるためには、市場や顧客のニーズが変化する中で、自身もそれに応じて進化し続けることが必要であり、そのためにもDXは不可欠です。AIやRPAを導入して、業務効率化や自動化、予測分析などに活用するなど、さまざまなDXがあります。
DXしてテレワークを推進するメリットとは?
DXしてテレワークを推進することで、さまざまなメリットがあります。以下では、そのメリットについてご紹介します。
コスト削減
テレワークを推進し、テレワークが標準的な働き方となることで、オフィススペースやリソースの必要性が減少します。その結果として、企業は賃料、通勤費用、設備投資などのコストを削減することが可能です。
採用競争力向上
テレワークを可能にすることで、地理的な制約がなくなり、より広い範囲の候補者から採用することが可能になります。特に専門的なスキルを持つ人材を探している場合や、人材の多様性を高めたい場合に有利になるでしょう。
生産性向上
適切なデジタルツールを用いてテレワークができるようになることで、労働者の生産性が向上する可能性があります。自宅や好きな場所で働くことができるため、ストレスが減少し、仕事に集中しやすくなるためです。
ビジネスの持続性向上
災害や感染症の流行など緊急事態が発生した場合でも、いつでもテレワークができるような状態にしておけば、危機を乗り越えてビジネスを継続することが可能になります。危機管理として、テレワーク環境を用意しておくことは重要です。
従業員の満足度向上
オフィスに出社して働いていましたが、出社せずにテレワークで働くことで、従業員のワークライフバランスが改善し、従業員の就労に関する満足度が向上する可能性があります。子育て中や介護中の従業員のワークライフバリエーションを増やせるでしょう。
環境への配慮
DXを実現してテレワーク中心の働き方ができるようになれば、通勤に使う乗り物が削減し、二酸化炭素排出量が減少します。環境に対する負荷を減らすことができれば、環境にやさしい企業としてアピールできます。
DXを実現してテレワークを推進するためのツール
DXを実現してテレワークを推進するためには、さまざまなツールを駆使する必要があります。以下では、DXを推進する際に助けになるツールをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
RPA
RPAとは、ロボット技術を用いて業務を自動化するためのツールです。ルーティーンの事務作業を自動化することで、テレワーク環境でも、より生産的な仕事ができるようになります。
社内にいないと作業できないような仕事についても、RPAで自動化しておくことで、後述するツールを使えばリモート環境でも作業できます。また、出張中などでも業務を支障なく対応できるでしょう。
※RPAについてはこちらの記事で詳しく解説しています
RPA導入のメリット・方法は?費用や導入事例などもご紹介
コミュニケーションツール
Slack、Microsoft Teams、Google Chatなどのコミュニケーション(チャット)ツールは、テレワークをする際に必要なツールです。社内連絡や情報の共有などに非常に便利です。
ビデオ会議ツール
Zoom、Microsoft Teams、Google Meetなどのリモート会議ツールは、リモートでも画面越しにコミュニケーションを取れます。メモ機能や録音機能、画面共有機能などもついており、会議に必要な機能が揃っています。
プロジェクト管理ツール
Asana、Trello、Jiraなどのプロジェクト管理ツールは、タスクの割り当て、進行状況の追跡、期限の管理など、プロジェクトを効率的に進めるのに役立ちます。テレワークでも各従業員のタスク進捗を確認・管理することができるため、プロジェクト管理ツールの活用をおすすめします。
クラウドストレージ・共通ツール
Google Drive、Dropbox、OneDriveなどのクラウドストレージサービスは、ファイルの保存、共有、同時編集を可能にし、テレワーク中の従業員同士の協働がサポートできます。
VPNとセキュリティツール
テレワークでは、ネットワークのセキュリティが重要です。例えば、VPN(Virtual Private Network)を利用すると、インターネット経由で安全に企業のネットワークに接続することができます。
さらに、マルウェア対策ソフトウェアやファイアウォールを使用することで、テレワークでもセキュリティリスクをより回避できます。
RPAツール「WinActor」や「WinDirector」「OnRPA」でDX・テレワーク推進
DXを実現し、テレワークを推進したい企業で取り入れたいのが、RPAツール「WinActor」です。さらに、「WinActor」を管理統制する「WinDirector」、テレワーク環境でもRPAを操作できるシステム「OnRPA」の併用がおすすめです。
「WinActor」は、ルーティーン業務を自動化できるシステムです。プログラミングができなくても導入できます。海外製が多いRPAツールですが、「WinActor」は操作画面が日本語で表示されるため、快適に使うことができます。
さらに複数の「WinActor」を同時に操作できる「WinDirector」と、テレワーク環境でもオフィスにあるRPAを利用できる「OnRPA」を併用すれば、テレワーク環境下でもオフィスにいるような生産性で仕事ができるようになります。
ぜひ導入を検討してみてください。
RPAツール「WinActor」について詳しくはこちら
WinActorの管理統制ロボ「WinDirector」について詳しくはこちら
リモートRPAソリューション「OnRPA」について詳しくはこちら
DXの成功事例
以下では、DXを成功させて、テレワークがしやすくなった企業の事例をご紹介します。
J. フロント リテイリング株式会社の事例
不動産やクレジット金融、百貨店事業など、幅広く事業を展開しているJ.フロント リテイリング株式会社では、働き方改革を推進するために当初は海外製のRPAツールを導入しました。しかしそのRPAツールは使いこなすのが難しく、業務部門のメンバーでも使える新たなRPAツールを探すことに。プログラミングに詳しくなくても使いこなせることに魅力を感じ、「WinActor」に切り替えました。
セール時の商品・価格設定の入力や経営レポートの作成など、さまざまな業務の自動化に「WinActor」を活用しています。
株式会社そごう・西武の事例
百貨店やショッピングセンターなど、小売業を中心にさまざまな事業を展開している株式会社そごう・西武では、コロナ禍でデパ地下グルメを宅配するサービスの需要が高まり、現場従業員の稼動を圧迫していました。そこでRPAツール「WinActor」を導入し、受注から配送までの業務におけるルーティーン作業の部分を自動化。結果として、ヒューマンエラーの削減や、発注作業の短縮など、大幅な業務効率化を達成しました。
テレワークDXを推進しましょう
以上、テレワークをしてDXを推進するメリットや、DXを推進するためのツール、DXを成功させた企業事例などをご紹介しました。
オフィスでのルーティーン業務を自動化するためのRPAツール「WinActor」、複数の「WinActor」を同時に操作できる「WinDirector」、テレワーク環境でもオフィスにあるWinActorを操作できる「OnRPA」を併用して導入すれば、テレワーク環境下でも効率的に仕事ができるようになります。ぜひ導入をご検討ください。
FAQ
RPA「WinActor」は、どのような業務に活用できますか。
原則として、Windows上でのすべての作業でご利用いただけます。 具体例として、受発注情報の基幹システムへの登録や、複数システム間の情報連携、ソフト開発での検証作業等での利用実績がございます。
RPA「WinActor」は、どのくらいの稼動削減の効果がありますか。
業種や対象のデータ、文書によります。お客様による実証実験では、RPA「WinActor」を利用することで、実験の対象とした業務について最大99%の削減が可能となったケースもございます。導入事例はこちら
RPA「WinActor」が実際に動作している様子を見られますか。
担当者がお伺いしてデモを実施いたします。製品のお問い合わせよりご相談ください。また、各種展示会やイベントにも出展をしております。出展イベント情報についてはニュースをご覧ください。
RPA「WinActor」はどのような特長がありますか。
WinActorのシナリオはフローチャート図として表示されます。フローチャート図は直感的な操作で編集できますので、シナリオの微修正、チューニングであれば、プログラミングの知識がなくても対応ができます。詳しくはWinActorの製品説明をご覧ください。