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前回のコラム↓にて、Ver.7.5で「シナリオ作成ガイド」という新機能が追加されたとご紹介いたしました。
【WA0200】Ver.7.5：新機能「シナリオ作成ガイド」について

今回のコラムでは、実際に「シナリオ作成ガイド」を使って、
ブラウザから値を取得 → Excelファイルへ値を設定する操作の
シナリオを作成しながら、使い方を紹介していきたいと思います☆

まずはWinActorを起動して、、、
今回は、ようこそ画面の「新規作成(ガイド使用)」から進んでみます！

今回はお試しとして、
　①ブラウザから値を取得して
　②Excelファイルに値を設定する
という、シンプルなシナリオを作ってみます～

■事前準備■
・ブラウザで開くサイトのURL　・・・今回はユーザーフォーラムを使用します
・転記先のExcelファイル　・・・何もデータがない状態で使用します

■①ブラウザから値を取得する■
まずは［情報の読み取り／取得］の中から「ブラウザ」を選んで、中央上部のドロップエリアまで持っていきます。

　・画像：何も配置していない状態　⇒　「ブラウザ」を配置した状態

右側のガイドメッセージに従って、対象サイトのURLを入力→[起動]ボタンを押してみると、
対象ページが表示された状態のブラウザが、別ウィンドウとして起動しました！

　・画像：URL入力後、[起動]ボタンを押した状態
　　（ガイドが見えるように、起動したブラウザの位置とサイズを調整しています）

ガイドメッセージを抜き出してみました↓↓

－－－－－－－－－－－－
ターゲットボタンを押して入力対象にしたい要素(取得したい情報が表示されている箇所)を選択してください
単一の要素を指定するか表を指定することができます
※表を指定する場合は表の要素を指定した後「表の値を縦方向に取得する」または「表の値を横方向に取得する」もしくはその両方を選択してください

なお、選択が完了すると該当すると思われる処理が「処理方法」に選択されます。
「処理方法」が異なる場合はドロップダウンリストから選択し直してください
－－－－－－－－－－－－

こちらに従って、ターゲットボタンを押して入力対象にしたい要素にカーソルを合わせ、色が付いた状態でクリックすると、、
「処理対象」と「処理方法」の項目が、自動で設定され、ガイドメッセージも変化しました。

※今回は、トップページに表示される、すべてタブの一番上にある投稿を対象とし、
　投稿の『タイトル』と、その『URL』を取得していきます。

　・画像：ターゲットボタンを押して、取得したい箇所を選択した状態

ターゲットボタンから取得箇所を選択すると、「処理対象」と「処理方法」項目が自動で設定されます。
設定された後に、プルダウンから手動で変更も可能です！
まずは、『タイトル』を取得したいので、処理方法は「値の取得」を選択します。

　・画像：「処理方法」の項目をプルダウン表示した状態

その後もガイドメッセージのとおりに進めていきます。
項目「情報の名前」に変数名『タイトル』を設定。

　・画像：「情報の名前」に変数名を設定した状態

メッセージガイドに「部品/設定を追加するかシナリオ作成ボタンを押してください」と表示されると
作成中の部品の設定は完了となりますので、ブラウザからの値取得の設定は以上です♪

※続けて、同じ要素から他の値も取得したい場合、、、
　右下に表示されている緑色の＋アイコンをクリックすると、
　処理対象・処理方法・情報の名前 の欄が出現するので、同じ手順で設定ができます。

　・画像：＋アイコンをクリック　⇒　同じ箇所を指定し『URL』取得するため、処理方法に「リンクのURL取得」を選択した状態

■②Excelファイルに値を転記する■
①の要領で、次は［情報の書き出し／設定］の中から「Excel」を選んで、中央のドロップエリアまで持っていきます。

※①の部品の設定が開かれたままでも、次の部品を移動する際には自動で閉じます
　（設定を見直したいときには、部品をダブルクリック or 歯車アイコンをクリックで開けます）

　・画像：①の下に何も配置していない状態　⇒　「Excel」を追加で配置した状態

ガイドメッセージに従って、以下のいずれかの方法でファイル名を設定します。
└ファイルパスを直接入力する
└「起動」ボタンを押すと表示されるファイル選択画面から、操作対象のExcelファイルを指定する

操作対象のファイルを指定すると、
次に新規作成か、上書き保存かの設定項目が追加されます。
└「新規作成」の場合、項目「ファイル名」に指定したファイルパスのファイル名で、新たにExcelファイルが作成されます。
└「上書き保存」の場合は、既存のExcelファイルに上書き保存されます。

いずれかを選択すると、続けてシート指定の項目が追加されます。
└「アクティブなシート」を選択すると、Excelを開いたときに選択されているシートが対象となります！
└「特定のシート」を選択する必要がある場合は、「シートを指定」にチェックを入れて、シート名を選んでください。

　・画像：新規作成か上書き保存かの指定　⇒　シートの指定

シートの指定まで設定すると、転記するセル位置の設定項目が追加されます！

続けて、セル位置の指定は以下の設定が可能です。
└ターゲットボタンで指定
└A1形式で直接入力して指定、もしくは変数名を選択か入力して指定

　・画像：セル位置の指定（セル選択 (A1セルを指定)　⇒　確認ダイアログ　⇒　プロパティに反映された状態

出力する情報へは、指定したセルに入力したい値を直接設定か、変数で指定します。

　・画像：「①ブラウザから値を取得する」で取得した情報を格納している変数『タイトル』を指定した状態

これで、Excelファイルに値を転記する設定も以上となります♪
こちらも続けて、同じシートに対して値を設定したい場合は、緑色の＋アイコンをクリックして追加出来ます！

　・画像：ブラウザから取得した『URL』を「A2」セルに転記するように設定した状態

以上で、ブラウザから値を取得し、Excelファイルに値を転記する部品の設定が完了しましたので、
ガイドメッセージの一番下にある「シナリオを作成する」をクリックすると、、、

・画像：「シナリオ作成」をクリック　⇒　通常のシナリオ編集画面が表示されプロパティ内も設定された状態

通常のシナリオ編集画面へと切り替わり、
プロパティの内容も設定された状態で、実際に使用する部品が配置されましたね☆

【注意点】
「シナリオを作成する」をクリックすると、ガイド利用のシナリオ作成画面には戻れませんのでご注意ください。

WinActor初心者で、どのようなライブラリを使用したらいいのかや、
設定する内容が分からない方にはガイド利用がおススメです！

実際にシナリオを作成してみて、自動操作が出来たらシナリオ作成も楽しくなると思いますので、
どんどん試されてみてください♪

以上、なにかのお役に立てば幸いです。

【動作検証環境】
WinActor Ver.7.5.1

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