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WinActor TOP導入事例WinActor®導入事例【新日鉄住金エンジニアリング株式会社】ロボ社員、エンジロボ太朗誕生!

WinActor®導入事例【新日鉄住金エンジニアリング株式会社】ロボ社員、エンジロボ太朗誕生!

2018/09/11

製造

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新日鉄住金エンジニアリング様のRPA「WinActor」導入事例

「新日鉄住金エンジニアリング株式会社(以下、新日鉄住金エンジニアリング)」は、製鉄プラントやエネルギー関連施設などを設計、建設を行う企業だ。その卓越した技術力で社会基盤を支える同社の職場で、「WinActor®」によるRPA化(ロボットによる業務自動化)が始まった。今回お話を伺ったのは、システムの側面から社内の業務改善をおこなうICT企画推進部の3名だ。RPAによる業務自動化の推進役となっている。

 

誕生!エンジロボ太朗が職場のRPA化を促進

「まだヨチヨチ歩きですが、名前は“エンジロボ太朗”と言います」と、稼働し始めた「WinActor」のロボットに目を細めるのは、ICT戦略企画室マネジャーの宮﨑晴基氏。「WinActor」の導入理由とRPA化の流れを振り返ってもらった。

 

宮﨑氏「当社にとっても働き方改革は急務です。トップからも強いメッセージがあり人事部門と一緒に業務効率化の検討を始めました。RPAは業務効率化の切り札として注目していましたが、何より面白そうなツールだとの認識でした。」

 

さすがエンジニア集団であり、RPAについても技術的なハードルを感じることもなく、多くのRPAツールを比較検討したそうだ。

 

宮﨑氏「検討当初は、海外製で高パフォーマンスのRPAツールも体験しました。複雑で多数の作業を一度にこなす製品が多いとの印象でした。ただ、海外製品のRPAツールは導入時のコストが高く、導入時の規模も大きくなるため、当社の要望に合致していないと感じました。その点、「WinActor」は、機能面でスモールスタートに適しており、価格面においても他社製品と比べ、導入コストを抑えた内容であると感じました。また、NTTデータによるサポート体制もしっかりしており、これも「WinActor」を選定したポイントのひとつでした。」

 

RPA社内説明会で「WinActor」が一躍人気者に

(左から、新日鉄住金エンジニアリング株式会社 ICT企画推進部 ICT戦略企画室長 林幹洋氏、同部ICTソリューション室マネジャー 永田達也氏、同部ICT戦略企画室マネジャー 宮﨑晴基氏)

 

「WinActor」を2ヶ月間お試しで使用できる「有償トライアル2ヶ月間お試しパック」は、より多くの方に「WinActor」を使っていただくというコンセプトにより提供している商品である。そのため、「お試しパック」の期間は端末にインストールできるライセンス数に制限を設けていない。「お試しパック」により実際に「WinActor」を操作し業務改善の効果を確認できたことで、本格導入に向け一気に熱を帯びたという。また、RPAツールによる業務自動化を社員に知ってもらおうと、同社の推進メンバーを主体として、社内向けICT説明会で「WinActor」を紹介した。

 

その説明会の雰囲気をICT戦略企画室長の林幹洋氏はこう語る。

 

林氏「日進月歩で進むICTの最新情報について、全ての社員が知っているわけではないので、今話題のRPAツール「WinActor」についても色々な機会を設けて社内で紹介しています。その効果もあったのか、導入試験時点から社内で多数の問合せが有り、各事業所とテレビ会議システムで結んだ説明会には、全社の2割以上に相当する400人を超える社員が参加しました。日頃から業務を必死に取り組んでいる社員ですから、RPAのような便利なツールに対して、期待も高いと感じましたね(笑)」

 

注目したのは実務担当レベルの社員だけではない。同社の経営陣も「WinActor」に興味津々だったという。

 

林氏「当社は風通しの良い社風だと思います。今回のようにRPAを活用した「働き方改革」みたいな新しいアイデアを社員が提案すること対し、経営陣は、非常に前向きです。RPAツールの導入に関しては、【アジャイル開発】で推進するようにと背中を押されました。」

 

※【アジャイル開発】
システムやソフトウェア開発におけるプロジェクト開発手法のひとつで、大きな単位でシステムを区切ることなく、小単位で実装とテストを繰り返して開発を進めていく手法のことをいう。

「WinActor」導入に力強い援軍

同社の「WinActor」導入には、力強い援軍がいる。北九州に本社を構え、長年に渡り「新日鉄住金エンジニアリング」のシステム部門をバックアップし、ベンダーとして共に歩んできた「株式会社ソルネット(以下、ソルネット)」だ。

 

「ソルネット」の第二イノベーション推進部長 福永将士氏は、「WinActor」のトライアル期間中から、実際にロボットを動作させるための「シナリオ」制作に携わる。

 

福永氏「実は、当社も「WinActor」のユーザーです。お客様にご紹介するためには、自分たちもRPAツールを使ってみなければお勧めできませんから。その経験から「WinActor」導入サポートに二つ返事でお受けいたしました。」

 

一方で、当初、「WinActor」の提案に不安がなかったわけではないと福永氏は語る。

 

福永氏「イニシャルコストは低く抑えられ拡張も容易な「WinActor」ですが、ロボットが増えた場合における、ロボットの管理及び統制面に一抹の不安がありました。そんな中、管理と統制機能を有した「WinDirector」が発表され、将来起こりえる不安が解消され、自信をもって「WinActor」を提案することができました。」

「WinActor」導入に力強い援軍

(向かって右、株式会社ソルネット 第二イノベーション推進部長 福永将士氏)

 

「WinActor」のPoC(実証試験)

PoC(実証試験)の期間は、「WinActor」の実力を検証するため、実践的な業務をRPA化の対象に選んだ事を宮﨑氏が話してくれた。

 

宮﨑氏「ソルネットさんと相談して、初めに実証実験を行ったのは、人事部門の業務でした。この業務は、厚生労働省へ、社員の労働時間に関するデータを提出するもので、当社の勤務情報をExcelで加工して、転記作業を繰り返すといった手間のかかる作業です。定期的に発生する業務でもあり、RPA化に適したものであると考え、当社の第一号のロボットが担う業務となりました。」

 

宮﨑氏「もう一つの実証実験の対象としたのは、長時間労働への注意を促すため、前月に長時間労働となった社員がいた場合、リストを作成し所属長へ注意喚起文と対象者の勤務時間を連絡するものです。通知対象者が複数部署にわたる場合は、作業が煩雑になる事がありますが、社員個人の勤務情報ですので、配信先を間違うことは許されません。実証試験の結果、この業務もRPAに適しているという事が証明されました。」

 

シナリオ制作の体制

ICT企画推進部を中心に進められてきた同社の業務自動化。各部署からの相談窓口を担っているのが同部ICTソリューション室マネジャーの永田達也氏だ。

 

永田氏「各部署から業務自動化の要望をヒアリングします。RPA化しやすいようシステム側からも提案しながら、ソルネットさんと共にシナリオを作成しています。」

 

ICT企画推進部が中心となることで、野良ロボなど粗製乱造されるシナリオを未然に防ぐことができている。また、外部システム会社が一括してシナリオを作ることで、工程の標準化やノウハウの蓄積を期待でき、結果的に業務自動化の拡大が早まるようだ。

 

永田氏「「WinActor」を通常運用に移すのが、私たちICTソリューション室の役目です。初年度は
まず30~50程度の業務をRPA化してく予定ですが、それに伴い、業務を担うロボットも増加していく事が予想されます。今後は、ロボットを管理統制するツールである「WinDirector」の導入が必要となるのではと感じ、今まさにソルネットさんから、同ツールの提案をうけ、導入を検討しているところです。」

 

「エンジロボ太朗」に妹ができました!

業務のRPA化により、PCの中で働くロボット。姿形は見えず、一見取っつきにくいと感じるかもしれないが、同社では、ロボットにニックネームを付けることで、職場の同僚のように付き合っている。

 

冒頭で紹介した“エンジロボ太朗”は、社名にあるエンジニアリングの最初の3文字から命名したとのこと。

 

宮﨑氏「エンジロボ太朗に続いて、ロボ次朗、ロボ三朗が誕生しています。ネーミングについて、『女の子はいないの?』と社内から指摘がありました。我々の製鉄、建設業界でも女性が活躍している時代であり、“エンジロボ美”と“エンジロボ子”も誕生しました。」

 

人間の仕事を、不平を言わず24時間対応してくれるロボットたち。無味乾燥なプログラムとして扱うのではなく、血の通った存在として愛着を持たれていることに感心した。

 

「WinActor」で働き方改革のスタートラインに立つ

「新日鉄住金エンジニアリング」では、ICT企画推進部と、「WinActor」の販売パートナーでもある、「ソルネット」の二人三脚で「WinActor」による業務自動化が、慎重でありながら着実に進んでいるのがよく分かった。

 

これから「WinActor」の導入を検討されている会社の中には、ITスキルの高い社員が社内にいないと不安を感じている場合も多い。「WinActor」導入には情報システムベンダーに声をかけてみるのも一つの方法だ。

 

最後にICT戦略企画室長の林氏に、今後の社員の「働き方」について期待することを聞いた。

 

林氏「人間には、複雑な作業から学び、個々に最適化に向けたマイナーチェンジを図る賢さがあります。今回のRPAツールの導入は、業務の標準化活動にも好影響を与えていると思います。単純かつ手間のかかる作業はRPAに任せ、社員は付加価値の高い業務に注力できることを期待しています。」

 

会社概要

会社名 新日鉄住金エンジニアリング株式会社
本社所在地 東京都品川区大崎1-5-1 大崎センタービル
会社紹介 新日鐵住金のグループ企業で、製鉄プラントやエネルギー関連施設の設計、建設、管理を行う。製鉄所で培った独自技術で、環境ソリューションや海洋鋼構造、パイプライン建設などへ領域を拡大しており、社会基盤の根幹をなす構造物を建設している。
ウェブサイト https://www.eng.nipponsteel.com/

 

「WinActor」販売パートナー

会社名 株式会社ソルネット
本社所在地 福岡県北九州市八幡東区中央2-8-13
会社紹介 九州、中国地区を中心に事業を展開し、コンサルティングから運用、保守まで、ワンストップで情報ソリューションを提供。積極的に新しい技術を取り入れ、お客さまの経営や業務、IT課題を解決するためのIT活用を提案している。
ウェブサイト http://www.solnet-dot.com/

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