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AI-OCRとRPAを連携させると何ができる?導入手順や事例をご紹介

2023/04/18

#導入方法

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AI-OCRとRPAを連携させると何ができる?導入手順や事例をご紹介

RPAで業務自動化を実現するときに、事務作業などが多い職場の場合、AI-OCRとの連携を検討されるビジネスパーソンの方も多いでしょう。

実際に、多くの企業がRPAとAI-OCRを連携させることで、大規模な業務自動化を実現させ、業務効率化などのさまざまなメリットを享受されています。競合企業がDXを実現させていく流れにある中で、AI-OCRとRPAを連携させた業務自動化システムを導入できれば、競合に負けず、場合によっては大きなアドバンテージを手に入れることもできるでしょう。

本記事では、そもそもRPA・AI-OCRとはどのようなものなのか、RPAとAI-OCRと連携させて導入する効果や手順、事例などもあわせてご紹介します。

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RPAとは?

RPAとはRobotic Process Automationの略称で、日本語では「ロボット技術を使った自動化」といった意味です。RPAはさまざまなソフトウェアを連動させて、自動化することもできるツールです。

大規模な事務処理を連続して自動化することが得意なことから、RPAは特に金融機関や不動産会社などの事務処理を自動化するためによく使われています。事務処理の自動化だけではなく、決済自動化やレポート作成の自動化などにも利用できます。

RPAにはプログラミングが不要なツールもあります。プログラミングができなくても導入できる点は、ITに強くない企業にとっては大きなメリットでしょう。

AI-OCRとは?

AI-OCRは、手書きで入力された文書を、AIで読み取りしてデータ化できる技術です。

今までのOCRは、電子入力されたものでなければ、電子データとして読み取ることはできませんでした。しかしAI-OCRは、AI技術をOCRに組み合わせたことにより、入力された文字にばらつきがあったり、フォーマットが違ったりする場合でもデータ化できるようになりました。これによって、手書きで提出される書類をたくさん処理しなければならない地方自治体や学校、金融機関などの仕事を自動化できるようになりました。

AIとRPAを連携して、さらに高度な自動化を実現できます。

RPAとAIの違いとは?組み合わせの事例もご紹介

AI-OCRには何ができる?RPAと連携すると効果的

業務のさらなる効率化を目指すのであれば、AI-OCRから出力されたテキストデータの活用がポイントになります。

たとえば帳票に書かれた内容を業務システムに入力する作業の場合、帳票の内容をAI-OCRでテキストデータ化した後、そのテキストを手作業で入力するのではなく、RPAで自動化することが可能です。

このように自動化すれば、AI-OCRのみを使うよりも作業の手間を大幅に削減できますし、業務を効率した成果をさらに実感できるでしょう。

RPAであれば既存のシステムや環境のまま、さまざまな作業を自動化できることも大きなポイントです。システムの改修にはコストがかかりますが、RPAなら既存のシステムのまま作業を自動化できるため、コストを抑えて作業を自動化できます。

AI-OCRとRPAを連携させた活用シーンは?何ができる?

AI-OCRは、手書きで入力された文書や、フォーマットが違う文書でも、それらの内容を読み取りしてデータ化することができる技術です。それをRPAと連携させることで、より大規模な業務自動化が可能になります。

例えば自治体では、手書きで記入された大量の文書をスキャンして一気にデータ化し、それをRPAと連携しデータに投入することができます。また、複数の請求書などフォーマットが書類ごとに異なる帳票でも、一気にスキャンしてデータ化することも可能です。

AI-OCRとRPAを連携させることで、データ化したものをさらに加工して帳票として出力し、メールで送付するなど、一気通貫で自動化できます。

AI-OCRの導入手順

AI-OCRの導入手順についてご説明します。まず、AI-OCRでテータ化する帳票を選定しなければなりません。また、AI-OCRでデータ化する帳票を絞り込む際、自動化の効果を定量的に考える必要があります。そして、自動化する効果の高いものから優先して、AI-OCRを活用する帳票を選びましょう。

その後、AI-OCRを導入し、選定した帳票の文字認識に必要な設定を実施します。設定の完了後、実際に帳票をアップロードして、想定通りに文字認識がされているか、認識した結果がデータで正しく出力されているかなどを確認します。必要な設定や作業手順の確認が完了したら、実際の帳票を取り込み、AI-OCRでデータ化する作業を進めます。

AI-OCRの導入イメージ

地方自治体Aは、業務にAI-OCRである「DX Suite」とRPAの「WinActor」を利用し、自治体業務を自動化する取り組みを進めています。自治体の事務手続きにはいまだに多くの紙の帳票が使われており、手作業によるデータ入力業務が大きな負担となっていました。そこで地方自治体Aは、「DX Suite」を活用して帳票に記載された文字をテキストデータ化し、そのデータを処理する業務は「WinActor」で自動化しました。この業務における「DX Suite」の読み取り精度は99.9%を超え、年間稼働削減率も9割超を実現しました。

AI-OCRとRPAを連携して導入した事例

AI-OCRとRPAを活用すれば、さまざまな業務自動化が実現可能になることがおわかりいただけたのではないでしょうか。とはいえ、事例を見なければ具体的なイメージも浮かばないでしょう。そこで以下、AI-OCRとRPAを連携させた導入事例をご紹介します。

大阪府豊中市の事例

大阪府豊中市は、RPAツール「WinActor」と、AI-OCRソリューションの「DX Suite」を連携させて導入し、業務自動化を実現させています。40業務を自動化させることで、なんと年間で約5,000時間も作業時間を減少させることに成功しました。

紙の帳票のデータ化やシステム入力、会計年度任用職員の登録業務などの業務にこれらのツールを導入することで、多くの作業時間を削減させています。

京葉銀行の事例

千葉県にある地方銀行、京葉銀行でも、RPAツール「WinActor」とAI-OCRソリューションの「DX Suite」を連携して導入することで、82業務、総計26,737時間分の作業時間の削減に成功しました。

従来のOCRではできなかった住宅ローン事前審査申込書の紙に記載された内容をデジタル化し、その内容をシステムに自動入力させることに成功しています。また、取り引履き歴※取り引き履歴の確認なども自動化しています。

AI-OCRとRPAの連携ならWinActor

AI-OCRとRPAを連携させて導入したいなら、RPAツール「WinActor」がおすすめです。「WinActor」はNTTグループが研究・開発している純国産RPAツールです。そのため、国内企業のビジネスプロセスに沿った形で導入でき、導入の際にもNTTグループが手厚くサポートできます。国内シェアNo.1で導入事例も多く、そのため貴社のニーズを組んだ形で自動化できます。

また、RPAツール「WinActor」は特別なプログラミングの知識がなくても画面を操作していくだけで導入できます。AI-OCRソリューションと組み合わせて導入する際にも、特別なプログラミングの知識は不要です。ぜひお気軽にお問い合わせください。

AI-OCRとRPAを連携して導入しましょう

以上、AI-OCRとRPAを連携させて導入する効果や手順、連携させて導入した企業事例などについてご紹介しました。

AI-OCRとRPAを連携させて導入することで、それぞれを単体で導入させるよりも、さらに大規模な業務効率化が可能になります。AI-OCRを活用すれば、手書きの文書などを読み込んでデジタルデータにできます。それをRPAに連携すれば、システム入力や帳票の出力、メールの送信など一気通貫で自動化可能です。

AI-OCRとRPAツールを連携させるなら、ぜひ「WinActor」のご利用をご検討ください。

RPAに関する資料ダウンロードはこちら

FAQ

RPA「WinActor」は、どのような業務に活用できますか。

原則として、Windows上でのすべての作業でご利用いただけます。 具体例として、受発注情報の基幹システムへの登録や、複数システム間の情報連携、ソフト開発での検証作業等での利用実績がございます。

RPA「WinActor」は、どのくらいの稼動削減の効果がありますか。

業種や対象のデータ、文書によります。お客様による実証実験では、RPA「WinActor」を利用することで、実験の対象とした業務について最大99%の削減が可能となったケースもございます。導入事例はこちら

RPA「WinActor」が実際に動作している様子を見られますか。

担当者がお伺いしてデモを実施いたします。製品のお問い合わせよりご相談ください。また、各種展示会やイベントにも出展をしております。出展イベント情報についてはニュースをご覧ください。

RPA「WinActor」はどのような特長がありますか。

WinActorのシナリオはフローチャート図として表示されます。フローチャート図は直感的な操作で編集できますので、シナリオの微修正、チューニングであれば、プログラミングの知識がなくても対応ができます。詳しくはWinActorの製品説明をご覧ください。

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