【重要】RPAは使えない? 無駄なの?【導入における問題点/解決策】

生産性向上や業務効率化という触れ込みでRPAを導入したものの、以下の悩みを抱いている方が少なくありません。
- RPAを導入したけれど、思っていたほどの効果が出ていない
- RPAって手間がかかる割には使えない
このようにRPAの導入方法や導入する業務によっては、効果が出ずに意味がないと感じることがあるかもしれません。
そこで本記事では、「RPAが使えないと言われてしまう要因」と「RPAの導入を成功させるポイント」について解説します。
ぜひ本記事を読んで頂き、RPAを導入する際に注意すべきポイントを理解していただけると幸いです。
INDEX
RPAが使えないと言われてしまう3つの要因
RPAを導入したものの目立った効果が出ず、使えないと言われることがあります。
働き方改革が盛んに取り上げられた時期に、とりあえず入れてみたという企業の場合はそういった傾向が強いです。
使えないと言われる原因は、大きく分けて以下3つです。
- 適していない業務をRPAでやろうとしている
- 運用ルールを決めておかないことによるRPAツールの不具合
- 適切なRPAツールを導入していない
1つずつ解説していきます。
適していない業務をRPAでやろうとしている
RPAは得意な業務分野と不得意な業務分野があります。
不得意な業務分野をRPA化する場合は、ほとんどのケースで効果を出すことが難しいです。
そのため、RPAが得意とする業務分野に対して、導入していくことをおすすめします。
RPAが得意としている業務は以下のとおりです。
- 単純かつ、定型作業
- 判断ルールが決まっている
- 作業頻度が高く、繰り返し行われる
RPAで効果を出すためには、上記のような業務に導入していく必要があります。
運用ルールを決めておかないことによるRPAツールの不具合
業務は時間経過とともに変化していくため、導入したRPAは定期的にメンテナンスをしないといけません。
「誰が、どういったタイミングでメンテナンスするのか」という運用ルールを決めておかないとRPAは放置され続けます。
そして、放置されたRPAは不具合ばかり起こして、効果をあげるどころか余計に工数がかかってしまうため、使えないと言われる結果となります。
適切なRPAツールを導入していない
RPAツールは種類が豊富にあり、それぞれに特徴があります。
自社が使っているソフトウェアを扱えるRPAツールを選定できれば、業務効率をあげることが可能です。
逆に、自社の業務にあわないRPAツールを選定した場合は、効果が出ないことがあります。
例えば、クラウド型のRPAツールを導入したものの、実際に効率化したいのはExcelファイルを使った業務だった場合です。
クラウド型のRPAツールはExcelを動かすことが容易にしにくい特徴があります。
自社の業務と効率化したい業務に対して、適切なRPAツールを選定する必要があります。
RPA導入を価値あるものにするための3ポイント
ここからはRPAの導入を成功させ、価値のあるものとするためのポイントをご紹介していきます。
上記でご紹介した失敗するポイントを回避しつつ、成功するポイントを意識して実施することで、成功の可能性をぐっと高めることが可能です。
気をつけるポイントは以下の3つです。
- 業務を可視化しRPAを最適な部分に導入する
- 自社の業務に向いているRPAツールを選定する
- ベンダーの導入支援サポートを利用する
1つずつ解説していきます。
業務を可視化しRPAを最適な部分に導入する
RPAを導入する前に、まずは現在の業務の流れを可視化してください。
業務を可視化した後、RPAが得意とする業務を探して導入することをおすすめします。
上記でも書きましたが、RPAは「単純かつ定型な処理、繰り返し行う業務」を得意としています。
まずは業務フローを明確にして、導入する部分を見極めるようにしてください。
※RPAの得意な業務については、「RPAに向いている業務と向いていない業務【対象業務の選び方も解説】」も参考にしていただければと思います。
自社の業務に向いているRPAツールを選定する
RPAツールは誰でも使えるような簡単なものから、少しコツが必要ながら幅広く使えるものなど種類が豊富にあります。
また、RPAツールにはそれぞれ特徴があり、紙から文字を読み取れるOCRという機能や、実際操作した手順を記録してそのまま自動化できる機能を備えたものもあります。
自社の業務や、RPA導入を推進する体制やメンバーのスキルを考えて、どのRPAツールが一番合うかを検討した上で選定するようにしましょう。
ベンダーの導入支援サポートを利用する
基本的には、RPAツールはマニュアルを読めば使えるものが多いです。
ただ、効率的な導入や少し難しいことを実施しようとする場合は、ベンダーの導入サポートの利用をおすすめします。
様々な企業へ導入経験のあるベンダーのサポートを利用することで、効率よく品質の高いRPAの導入ができます。
ベンダーによって導入支援として用意しているメニューは異なるため、一度確認してみてください。
RPA導入はまず無料トライアルから
RPAは実際に使ってみないと、使い勝手や自社の業務やアプリケーションに合っているかがわかりません。
RPAによっては、無料トライアルというお試し期間を用意されており、実際に使ってみることが可能です。
トライアル期間を有効に使って、自社に合ったツールかどうかを試してみてください。
なお弊社(NTTデータ)が提供するWinActorでは「1カ月の無料トライアル」を用意しており、気軽に試すことができます。
RPA導入を検討されている方は、お気軽に申込ください。
>>RPAツール”WinActor”の無料トライアルページ
以上、本記事では「RPAが使えないと言われる要因を回避するポイント」をご紹介しました。
RPA導入時は、ただ漠然と業務を決めて導入するだけでは効果を上げることはできず、使えないというイメージが持たれてしまいます。
RPAが得意とする分野の業務を洗い出し、最適な部分へ導入して生産性向上や業務の自動化に活用してみてください。
FAQ
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RPA「WinActor」は、どのような業務に活用できますか。
原則として、Windows上でのすべての作業でご利用いただけます。 具体例として、受発注情報の基幹システムへの登録や、複数システム間の情報連携、ソフト開発での検証作業等での利用実績がございます。
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RPA「WinActor」は、どのくらいの稼動削減の効果がありますか。
業種や対象のデータ、文書によります。お客様による実証実験では、RPA「WinActor」を利用することで、実験の対象とした業務について最大99%の削減が可能となったケースもございます。導入事例はこちら
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RPA「WinActor」が実際に動作している様子を見られますか。
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RPA「WinActor」はどのような特長がありますか。
WinActorのシナリオはフローチャート図として表示されます。フローチャート図は直感的な操作で編集できますので、シナリオの微修正、チューニングであれば、プログラミングの知識がなくても対応ができます。詳しくはWinActorの製品説明をご覧ください。