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WinActor TOP導入事例【WinActor®対談シリーズ第3回】「1ユーザーの僕がRPA普及に励む理由」~株式会社ダイナックスWinActor全社展開の軌跡~  コミュニティ活動で情報共有・課題解決に貢献

【WinActor®対談シリーズ第3回】「1ユーザーの僕がRPA普及に励む理由」~株式会社ダイナックスWinActor全社展開の軌跡~  コミュニティ活動で情報共有・課題解決に貢献

(写真右より) 澁谷 匠氏 株式会社ダイナックス 管理本部 情報システム部 IoT推進チーム 主幹 WinActor RPA認定技術者 エキスパート 
中川 拓也 株式会社NTTデータ 社会基盤ソリューション事業本部 ソーシャルイノベーション事業部 デジタルソリューション統括部 RPAソリューション担当 部長

 

株式会社ダイナックスでは、IoT推進チームのわずか数人でWinActorによる業務自動化をスタートさせました。その後、工夫を凝らした認知度・理解度向上活動により、WinActor全社展開の土壌づくりに成功、目標だった年間10,000時間の作業効率化も、現実のものとなりつつあります。
こうした活動の中心となっているのが、 IoT推進チーム 主幹 澁谷 匠氏です。氏は社内だけでなく、北海道地域のコミュニティ活動や、全国のイベントでの講演などを通して、WinActorの普及・浸透に尽力してくださっています。
NTTデータ RPAソリューション担当 部長の中川 拓也が、氏の活動の原動力や、社外への情報発信に積極的な理由などを聞きました。

ユーザー部門の社員にかけられた言葉が原動力に

中川: 澁谷さんは社内でWinActorをご活用くださっているだけでなく、北海道のRPACommunity(有志活動)でもWinActorを推していただいているんですよね。
コミュニティ活動のお話は後ほど伺うとして、そもそもどうしてWinActorをそこまで気に入っていただけたんでしょう?

澁谷:(前回でもお話した通り)最初にWinActorでつくったロボットが動いているのを見たときの驚きと感動、あの原体験が大きいですね(第1回参照)。
もうひとつは社員から掛けられた言葉でしょうか…こんなことがありました。 完成したロボットをユーザー部門に渡して暫く経った頃、出勤途中、会社の門を抜けたところで声を掛けられたんです。声の主は、そのユーザー部門の社員2名でした。
彼らが、「ロボットのお陰ですごく助かっています。以前は朝早めに出社して行っていた作業をロボットがやってくれるので、前よりゆっくり出社できるようになりました。ありがとう。」と。
それを聞いた時は、涙が出そうなほど感動しました。
プログラムをバリバリ書けるわけではない僕みたいな者でも、WinActorを通して人の役に立てたり、こんなに嬉しい言葉を掛けてもらえたりするんだと実感したんです。
そういう体験がベースにあって、WinActorをもっと多くの人に知ってもらいたい、ファンを増やしていきたいと思うようになりました。
僕がWinActorの技術習得に熱心だったり、コミュニティで情報発信をしたり、いろいろやっていることの原動力は、そこにあります。

中川: それは我々からしても、嬉しい話ですね ――実は私もWinActorの営業でありながら、「買ってください」というのが、あまり好きじゃないんです。それよりも、お客様が「なんとかしたいと思っているけれど、どうしようもない」と諦められていた煩雑な業務が、WinActorで効率化できると分かったとき、お客様の表情が変わるのを見るのが好きなんです。パッと明るくなるんですよね。その変化を見るために、この仕事をしているところもあります。
お互い、人に喜んでもらえるのが生き甲斐、というところですね。

ユーザーが気軽に本音で話し合えるコミュニティを目指す

中川: コミュニティ活動について聞かせてください。今、澁谷さんは北海道で2つのコミュニティを主催されているとのことですが…

澁谷: 「RPACommunity」というユーザー主体のコミュニティがあって、その札幌支部と苫小牧・千歳支部を主催しています。北海道には全部で4支部あって、中には女性だけが参加する札幌女子部もあります。男性エンジニアばかりだと、女性は参加しにくいという背景があるんです。

中川: RPAは、他のIT技術に比べて女性が活躍されている印象ですけど、それでも、まだまだなんですね。コミュニティでは、どのようなことが行われるんでしょうか?

澁谷: RPAに詳しい人がセミナー形式で話すパート、参加者が5分の短いプレゼンをする「ライトニングトーク」(LT)、そして懇親会という流れです。
LTは初心者でも玄人でも、職種や経験に関係なく気軽に話せるものにすることを目指していて、実際、失敗談や、ただ悩みを話すだけの人もいます。もちろん成功体験もありますが、僕はそうでなくてもいいと思っています。その後の懇親会で「さっきLTで話していた課題、ウチの会社ではこうして解決した」と盛り上がるのが、コミュニティの存在意義ですから。
最近では北海道でもRPAのセミナーが増えてきましたが、情報が偏りがちだったり、ユーザーの実体験が聞けなかったりすることも多いので、コミュニティの意義は大きいと思います。

中川: 大きなセミナーで行われるような情報発信だと、どうしても語り手は「話をキレイにまとめなくては…」と思ってしまいますからね。

澁谷: そうなんです。ユーザーのリアルな声を聞けることが、コミュニティのいいところです。ユーザー同士、情報交換ができて、悩みも気軽に相談できる。
「RPACommunity」はTwitterで全国と繋がっているので、北海道のコミュニティで話題に上った悩み事に、福岡の人から解決策が届くこともあります。
短時間で先人達のノウハウを吸収できる、いい機会をつくれていると思いますね。

中川: 主催者として、特に気を遣っていることは?

澁谷: 気軽に参加していただくことはもちろんですが、気づきや学びや参加して楽しかったという気持ちを持ち帰ってもらわないと意味がありませんから、そこはいろいろと考えています。
僕がWinActorを始めた頃(2018年10月)、北海道では殆ど情報が得られなくて苦労しました。これから始める人には、そういう苦労をして欲しくないという思いもあります。
会社で急に「WinActorの担当になれ」と言われた人が我々のコミュニティに参加して、そこでアドバイスをもらいながら、少しずつでも前に進めるようになってくれればいいなぁと思っています。
僕はもともと、イベントを企画するようなタイプの人間ではなかったので、上手い主催者ではないかもしれませんが、苦労話も含めて、ユーザーのリアルな声を発信し、聞けるコミュニティにしていきたいですね。

中川: 主催の澁谷さんとしても、刺激を受けたり情報源になったりと、本音を語れる場所になっているわけですね。

澁谷: ええ。少しでもコミュニティをいいものにするためには、僕自身が参加者の悩みに答えられるレベルにならなければ…という気持ちで、勉強も続けています。2019年2月には、無事、エキスパート試験(WinActor RPA認定技術者 エキスパート)にも合格できました。
その時は幸いなことに、IoT推進チームの皆が応援してくれたんです。試験が近くなったある日には、予想される問題を出し合ってベストな回答は何か皆で話し合ったこともありました。

中川: 会社も同僚のみなさんも、とても協力的なんですね。

採用活動も視野に入れ、自社の先進的な取り組みを発信

中川: 澁谷さんは「RPA DIGITAL WORLD」のようなイベントやシンポジウムなどでも、WinActorについての情報発信をしてくださっています。外部向けの情報発信には労力もかかりますが、ダイナックスという企業として、何かメリットがあるんでしょうか?

澁谷: 自動車部品の製造業というと、昔の町工場をイメージされる方もいらっしゃいます。そんな中、RPAのような先進的な技術に取り組んでいることをアピールして、面白そうな企業だと思ってもらえれば、採用活動の一環にもなるだろうと。

中川: そういう効果はありますね。研修事業を展開しているユーザー企業様では、WinActor導入後、「これからの技術を学べる会社だ」という印象が強まったようで、応募者が増えたという話を聞きました。

澁谷: それに加えて、RPAを活用していることが、「働き方改革を実践している企業の証」とも捉えてもらえるのではないかと思っています。

中川: 確かに、RPAに投資してでも社員を大切にする会社、ということですもんね。私自身、本日の澁谷さんのお話をお聞きし、ダイナックスさんの先進技術を積極的に取り入れるスタンスや、社員を大切にし、また社員同士が協力しあう魅力的な社風を随所に感じました。

それでは、最後に読者の皆様にメッセージをお願いします。

澁谷: RPAツールはいくつもありますが、WinActorなら、僕のようにプログラムができない人でも、しっかりと効果を出していくことができます。この先RPAが当たり前の時代になっていく中、経験上ロボット作成が最も簡易的なRPAツールとして、お薦めします。
また、ロボット開発で悩みがあったり、情報共有したりしたい人は、コミュニティに参加していただければと思っています。これから始める人、会社から指示を受けて始めなければならない人、既にバリバリ使いこなしている人…我々のコミュニティではどんな方でもお待ちしていますので、気軽に参加していただきたいですね。

中川: どうもありがとうございました。

 

(まとめ)
3回にわたってダイナックスにおけるWinActor全社展開、そしてそれを熱く推進する澁谷氏の想いなどを伺ってきました。WinActor活用・運用の参考になるだけでなく、「RPA担当」という仕事のモチベーション向上にもつながるお話でもあったと思います。
本稿が、皆様のRPA活用の一助になれば幸いです。

 

(対談を終えて)

RPAに出会って
WinActorに出会って
今まで日々変化も楽しさもなかった自分の人生がキラキラ輝く毎日に変わりました
RPAと出会って「自分が人の役に立てている」、という喜びを知り、前向きな自分になれました
この年で
毎日の勉強が楽しくて
こんなにワクワクする人生になるなんて思っていなかった

澁谷 匠

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会社概要

会社名(商号)

株式会社ダイナックス

本店所在地

北海道千歳市上長都1053番地1

設立

1973年(昭和48年)6月

事業概要

乗用車・商用車並びに産業用・建設機械用・船舶用の湿式摩擦材、プレート等、摩擦機能部品の製造販売

ウェブサイト

http://www.dynax-j.com/dnx/ja/index/

RPA導入効果

2年半で7,568時間/年(2020/3月末時点)

体制

情報システム部IoT推進チーム2名専任体制

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