プチライブラリ「カレンダー位置を計算するライブラリ」使ってみた
こんにちは、NTTデータ WinActor技術支援チームのY.Kです。
いつもユーザーフォーラムをご利用いただき、ありがとうございます。
今回は、NTT-AT社が提供しているプチライブラリ「カレンダー位置を計算するライブラリ」について、ご紹介します!
ライブラリ概要
指定した日付のカレンダー位置を計算するライブラリです。
インターネット画面上で日付を選択するときの形式がカレンダーだったり、
エクセル作業でカレンダー操作が必要になったことはありませんか?
今までは「手作業でカレンダー操作」や「エクセルの関数でカレンダー位置を計算」など、
していた方もいると思いますが、このプチライブラリを使えば簡単に実現が可能となります!
それではプロパティ画面を見ていきましょう。
設定する項目は「日付」「最初の曜日」「計算結果(行)」「計算結果(列)」の4つとなります。
実際に使ってみる
今回はIE画面上のカレンダーで、指定した日付を押下するという処理を行います。
プロパティの設定をしていきます。
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・日付 = 対象日付、今回は「20210524」を設定
・最初の曜日 = 月曜始まりのカレンダーなので、今回は「1」を設定
・計算結果(行) = 結果を受け取る変数を設定
・計算結果(列) = 結果を受け取る変数を設定
次に「ライブラリ:IE操作(表内のコントロールをクリック1)」を使い、
指定した日付を押下するという処理の設定をします。
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・ウィンドウ識別名 = 対象のウィンドウ識別名を設定
・frame index = 対象のカレンダーに応じて設定
・tag index = 対象のカレンダーに応じて設定
・列番号 = 取得した計算結果(列)が入っている変数を設定
・行番号 = 取得した計算結果(行)が入っている変数を設定
・処理結果 = 処理結果を入れる変数を設定(※今回こちらの変数は使用しません)
実行してみた
実行すると、指定した日付を押下し選択することができました!(※色が黄色に変わっています。)
こんなに短いステップでカレンダー操作ができるなんて、とても便利に感じます。
注意点
カレンダーの構成によっては、カレンダー項目以外のものが表の1列・1行として含まれている場合があります。
下記の画像で例えると、"赤線で囲っている「曜日の行」を含めて"1つの表として構成されている場合があります。
その場合、下記の画像のように、
プチライブラリ「カレンダー位置計算」で取得した計算結果(行)を「+1」することで、
カレンダー位置の計算が正しくなるよう調整できます。
※表の構成に応じて調整してください。
まとめ
実際に使ってみて、使いづらいというようなことはありませんでした。
IEのカレンダーによって「表の構成」や「frame index/tag index情報」に違いがあるため、
その違いに応じてプロパティ設定をするだけで、簡単にカレンダー操作が行えます。
※今回はIE上のカレンダーを操作するという例題にしましたが、
IEに限らず、Chrome・FireFoxでも、XPathを使いカレンダー操作を行うことができます。
機会があればぜひ使用してみてください!
今回紹介したプチライブラリは以下URLからダウンロードすることができます!
♦「カレンダー位置を計算するライブラリ」
https://winactor.biz/library/2020/04/10_2094.html
おわりに
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