【WA0193】Ver.7.5:生成AIと連携するサブシナリオが追加されたので使ってみました
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WinActorの新バージョン、Ver.7.5.0が販売開始!ということで、新機能を見てみました。
今回から、生成AIと連携するサブシナリオが追加されていますね~
さっそくシナリオを作成して使用してみましたのでご紹介します!
■シナリオの流れ
・Excelに記載されている質問をAzure OpenAIへ連携し、Excelへ回答を記載する
・Excelに記載されている質問の数、処理を行う
☆準備するもの
・質問を記載するExcelファイル ファイル名:QA表.xlsx
A列には、生成AIへ連携する質問内容
B列には、生成AIから返答のあった回答を記載する
今回は下記のような質問を連携してみようと思います!
☆シナリオについて
全体としてはこの流れとなります。
チャット応答取得(Azure OpenAI)は、サブシナリオタブ > 05_生成AI 内に配置されています。
サブシナリオをフローに配置し、プロパティの初期は下記のようになっていたので、内容を設定していきます。
APIキー → Azure OpenAIを利用するにあたってのAPIキー
your-resource-name → Azure OpenAIを利用するにあたってのリソース名
deployment-id → Azure OpenAIを利用するにあたってのデプロイ名
api-version → Azure OpenAIを利用するにあたってのAPIバージョン
メッセージ → 生成AIへ問いかける質問
role → 今回はそのままにしてみます
※メッセージ以外に設定する値については、管理者へご確認ください
呼び出し設定タブを設定した結果は下記の通りです
また、設定する値がわからない場合は、
青い!マークアイコンにマウスカーソルを当てると、
設定に必要な内容が確認できます。
なお、呼び出し設定タブのみでは、質問の回答を受け取ることができません。
問いかけた質問の回答を呼び出したシナリオから受け取るために、
戻り設定タブより、変数[チャット応答]を設定します。
☆変数一覧はこんな感じです
■シナリオを実行してみた結果
回答がきちんと転記されていましたが、
生成AIということもあって、回答が必ず合っているとは限らないようですね…
★注意事項
・生成AI機能を利用する場合、Azure OpenAI側またはOpenAI側へAPIを使って通信が行われるため、利用料金が発生します。
具体的な利用料金については、ご契約内容に依存するためお客様にて各種サービス先へご確認をお願いいたします。
・送信データが生成AIの学習に使用される可能性がございます。
送信データの内容によっては情報漏洩にも繋がりますので、
個人情報や企業内の秘密情報が記載されていないことをご確認の上、ご利用ください。
【動作検証環境】
WinActor Ver.7.5.0
利用モデル名 gpt-35-turbo
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