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様々な機能追加や改修が行われているVer7.5.0ですが、
今回は、23_ブラウザ関連ライブラリのプロパティに追加されたフレーム選択の項目についてご紹介しようと思います♪

これまでは、下図のように複数のフレームで構成されている画面を操作する場合、
フレームを跨ぐ度にライブラリ「フレーム選択」を配置する必要がありました。

しかしVer7.5.0では、フレーム選択が必要になる場合がある操作のプロパティ画面に
フレームを指定できる項目が追加されたため、個々に「フレーム選択」ライブラリを使う必要がなくなりました。

上図と同じシナリオをVer7.5.0で作成すると、以下の通りかなりスッキリしたシナリオになります!

■設定手順

フレームに関する設定項目は2つです!

選択するフレーム:プルダウンから下記3つの項目のうち1つを選択します。

 【最後に選択したフレーム】⇒シナリオ実行中において直近に選択していたフレームを対象とします。
               ※シナリオ実行開始時はトップフレームを対象とします。
 【トップフレーム】⇒トップフレームを対象とします。
 【指定したフレーム】⇒[フレームのPath]欄で指定したフレームを対象とします。

フレームのPath:[要素のPath]欄で指定した要素が属するフレームのXPathまたはSelectorを設定します。
         上記の[選択するフレーム]欄で【指定したフレーム】を選択した場合のみ有効です。
 ※フレームが複数の階層にまたがる場合は、それぞれのXPathまたはSelectorを半角の「;(セミコロン)」で連結して設定します。

 下図のような構成の画面にて、フレーム2の中にあるフレーム4を操作したい場合は、
 [フレーム2のXPath;フレーム4のXPath]と設定します。

※自動記録やプロパティ画面の[ブラウザ]→[選択]ボタンからXPathを取得した際に
 対象要素がフレーム内にある場合は、自動的にフレームのPathが設定されます。

《補足》
 「トップフレーム」と「親フレーム」は異なる概念です。
 「親フレーム」とは、あるフレームを中心に考えたときにそのフレームが所属するフレームを意味し
 トップフレームとは、それ以上フレームが存在しない一番外側にあるフレームを指します。

※例1のフレーム0は、フレーム1・2・3から見ると親フレームとなり、
 それ以上フレームが存在しない場合、例2同様フレーム0がトップフレームとなります。

これまで「フレーム選択」を多用する必要があるサイト等を操作する場合、
ライブラリがやたら多くなることでシナリオの見た目が悪くなりがちでしたが、
今回の改修で見た目もスッキリしたシナリオが作成でき、管理もしやすくなりそうだな~と思いました♪

以上、今回はブラウザ操作ライブラリでのフレーム選択についてのご紹介でした!

【動作検証環境】
WinActor Ver.7.5.0

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