WinActorノートのファイラーを使ってみた
WinActorノートの[ファイラー]を使ってみました。
この機能です。
実際の手順は最下部です。
WinActorをVer.6.3にバージョンアップ | 更新情報 | WinActor®
https://winactor.biz/update/2020/03/03_2059.htmlテキスト処理ツール「WinActorノート」
WinActorノート上で、PC上のファイル管理・操作ができるようになりました。
フォルダの選択・移動などが、従来よりも簡単な操作でファイル操作のシナリオを作成することが可能となりました。
ファイルをコピーしてみた所感
- 10分でできたので、確かに簡単
直感に頼ってマニュアルを読まなかったため、マクロ記録をすっ飛ばして、「で、どうすれば、、!?」と少しだけさまよった
WinActorノート自体はテキストエディタの機能を試したことがあったため、間もなくマクロ記録のくだりを思い出せた
従来の操作も十分に簡単 - WinActorノートの[ファイラー]も、引き出しに持っておいて損はない
従来の操作の想定
- ライブラリの「ファイルコピー」
- もしくはノードかライブラリの「コマンド実行」
ファイルのコピー(COPY) | コマンドプロンプトの使い方
https://www.adminweb.jp/command/file/index5.html
マクロ記録結果の保存でできあがったファイル
- ファイルコピー.json
ファイルコピー.jsonの中身
[ {
"commandName" : "select_dir",
"status" : null,
"annotation" : null,
"usermemo" : null,
"args" : [ "-dsp_hidden", "-dsp_all", "-dir", "C:\\rpa\\moto" ]
}, {
"commandName" : "copy_file",
"status" : null,
"annotation" : null,
"usermemo" : null,
"args" : [ "-file", "C:\\rpa\\moto\\新しいテキスト ドキュメント.txt", "-copy_file", "C:\\rpa\\saki" ]
} ]
コピーの内容
- ファイル:新しいテキスト ドキュメント.txt
- 元フォルダ:C:\rpa\moto
- 先フォルダ:C:\rpa\saki
気づき
- フォルダ区切りの特殊文字円マーク¥は、エスケープする必要がある(直前にも円マーク¥を置く)
- ハイフン付きのオプションは、マクロ記録時に設定画面で選択した項目と合致する
- もしかしたら、ファイルコピー.jsonの後半ブロックだけでも成り立つのかも
- 実質的には、commandName/コマンドの種類、args/引数の順序と書式で成り立ってる
コマンドは全11個、積極的に使っていけば、バリエーションが一旦は頭に入りそう
.jsonをコピーして、思い通りのアクションを直接書きあげるのも手が届きそうで、そんなに抵抗もない範囲
今回の作成手順
- 新規シナリオファイルをドキュメントに保存 → WinActorノートのファイラーテスト.ums6
- WinActorメインウィンドウから、ツール > WinActorノート
- WinActorノートウィンドウから、表示 > マクロ編集
記録ボタンを押下 - WinActorノート > ファイラー > フォルダ選択
フォルダ指定、全表示、ファイルフィルターを無効、隠しファイルを表示 - WinActorノート > ファイラー > ファイルコピー
C:\rpa\moto\新しいテキスト ドキュメント.txt、C:\rpa\saki、通常コピー - マクロ編集ウィンドウで、記録停止ボタンを押下
保存ボタンからドキュメントに保存 → ファイルコピー.jsonができあがる - フローチャートにWinActorノートの「マクロ読込み実行」を配置
値⇒ファイルコピー.json
シナリオを実行 → コピーファイルができあがる
コピー元と先の両フォルダを並べておくと実感しやすい