ライブラリ紹介シリーズ③ ~Outlookライブラリ「メール数の取得」編(後編)~
いつもユーザフォーラムをご利用いただき、ありがとうございます。
NTTデータ RPA担当ライブラリチームです。
前編ではシナリオの概要をお見せしましたが、今回はシナリオを分解して詳細をご説明します。
■業務想定
社内報告や研修等でアンケート結果をメールで受信するが、誰から送られてきているか自動で集計したい。
■準備するもの
シナリオ動かす準備として差出人リストを作成ための差出人一覧のテンプレートとOutlookにアンケート結果を格納するフォルダを用意します。
※今回はシンプルにメールアドレスのみとします。
準備するテンプレート
アンケート結果を格納するフォルダ
テンプレート、アンケートフォルダの準備ができたところで
ここからはシナリオにそって説明します。
シナリオ前半
①対象フォルダのメール数取得
Outlookライブラリの「Outlookメール数の取得」を利用して対象フォルダ(今回はアンケートフォルダ)のメール数を取得し、繰り返しの回数を決定する
②差出人のメールアドレス取得
Outlookライブラリの「Outlookメール内容取得」を利用して差出人メールアドレスを取得。
※今回は差出人を取得していますが、CC、件名、本文も取得可能です。
取得した差出人メールアドレスを準備していた、差出人一覧に転記する。
シナリオ後半
③メールのインデックス、差出人一覧ファイルの行をカウントアップ
転記するメール対象を次のメールへと変更し、転記を行う差出人一覧ファイルの行も次の行へと変更する。
④対象フォルダに格納されたメール数分繰り替えす
対象フォルダに格納されたメール数分繰り返して実行する。
以下の通り、ファルダ内のメールの差出人を転記することができました。
今回はここまでとなります。
Outlookライブラリの「メール数の取得」の利用例の紹介はいかがでしたでしょうか?
次回もライブラリチームで作成している、ライブラリの紹介をさせていただきます。
どうぞお楽しみに!
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その他のライブラリのラインナップはライブラリ紹介シリーズ① ~ラインナップ編~をご覧ください。