スイートライブラリ「IE操作(マルチリストの選択)」使ってみた
こんにちは、NTTデータ WinActor技術支援チームのN.Sです。
いつもユーザーフォーラムをご利用いただき、ありがとうございます。
今回は、NTT-AT社が提供しているスイートライブラリ「IE操作(マルチリストの選択)」について、ご紹介します!
ライブラリの概要
設定されたマルチリスト要素の項目を選択状態にするライブラリです。
IEを操作する中で、リストの中の項目を複数選択したい、という時はありませんか?
実現しようとすると、「エミュレーション」を使用したり「画像マッチング(ファイル指定)」を使ったりと、
座標指定で正確性が少し落ちたり、画像ファイルの準備に手間がかかったりしてしまいますよね。
そんな悩みが解決できるライブラリとなりそうです!
それでは実際に見ていきましょう。
ライブラリの設定項目は6つで、やや多めの印象を受けますね。
実際に使ってみる
それではこのライブラリを実際に使ってみます。
今回は、テスト用のリストを用意して複数項目を選択できるか確認してみましょう。
プロパティ設定は以下の通りです。
----------------------------------
ウィンドウ識別名 : マルチリスト選択-InternetExplorer
フレーム番号(0~) : 値⇒ 0
要素タイプ : tag
ID名,クラス名 : 値⇒
インデックス(0~) : 値⇒ 0
項目のインデックス(0~) : 値⇒ 2,5 (ぶどう・みかん)
プロパティ設定が完了したので、シナリオを実行してみましょう。
すると、1つ目のリストの「ぶどう」と「みかん」の複数項目が選択できました。
フレームがある画面の場合も、正しく選択することができました。 ※要素タイプはID使用
注意点
選択対象を値(項目名)で設定することはできず「項目のインデックスのみ」の指定となるのでご注意ください。
項目の順番が変わる可能性がある等で項目名を指定してリスト選択したい場合は、以下の方法で対応することが可能となります。
①自動記録アクション「リスト一括取得(IE)」を使用して、操作対象のリストをCSVに出力する
②Excel関連「Excel操作(検索一致)」を使用して、出力したCSVから選択したい項目名を検索し行数を取得する ※必要な数分を配置
③計算「カウントダウン」を使用して、取得した行数-1をする ※必要な数分を配置
④文字列操作「文字列の連結」を使用して、取得したインデックスを「,」で連結する
⑤スイートライブラリ「IE操作(マルチリストの選択)」を使用して、「,」で連結したインデックスを設定の上、複数項目を選択する
<②、③の補足>
<シナリオ例>
まとめ
これまでは、Chromeなどではマルチリスト選択がでできるのに・・・!ともどかしい気持ちがありましたが、
このスイートライブラリを使うことで容易にIEでもマルチリスト選択が可能となり、シナリオ作成もはかどりそうです!
また、「IE操作(マルチリストの選択をすべて解除)」というライブラリもありますので、併せて使用すると良さそうですね。
今回も最後までコラムを読んでくださりありがとうございます。
紹介したスイートライブラリは以下URLからダウンロードすることができます!
■「IE操作(マルチリストの選択)」
https://winactor.biz/sweet/2020/09/30_3270.html
■「IE操作(マルチリストの選択をすべて解除)」
https://winactor.biz/sweet/2020/09/30_3269.html
おわりに
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