【WA0045】WinActorのダイアログを無視する「-sl」
こんにちは、NTTデータ WinActor技術支援チームです。
いつもユーザーフォーラムをご利用いただき、ありがとうございます。
起動オプション「-sl」のご紹介です。
Ver.7.3.0~のWinActorには、WinActorから出るダイアログを非表示にする起動オプションが追加されています。
*WinActor操作マニュアル(WinActor_Operation_Manual)
_2.1.3 WinActor の起動オプション
例えば、Ver.7.3.1で作成したシナリオを、Ver.7.3.0のWinActorに読み込むと、「上位バージョンで作られたシナリオですよ」ということでこんなダイアログが表示されます。
「親切だな~」と思う反面、「もう動作確認済みだし、わかってるから毎回出なくていいんだけど」というときもありますよね。
(もちろん本当はVer.7.3.1のWinActorで実行していただくのが良いですが、「事情があって、、」というユーザー様もいらっしゃるようです。)
そんなときは「-sl」のオプションを付けた起動ショートカットから実行すると、上記ダイアログが非表示となるので快適です。
また、タスクスケジューラでシナリオ実行する際に、このダイアログが出て止まってしまうような場合にも「-sl」は有効でした。
起動ショートカット作成画面より、「起動時・シナリオ実行時のダイアログ表示を抑制する」にチェックを入れると「-sl」を付けることができます。
ただ、本来ダイアログに表示される内容はユーザー様にご確認いただきたいものですよね。(※注)
なので、「-sl」を使うのは「特定の」「内容のわかっている(動作確認済みの)」シナリオ実行時に限定したほうが安全かなと思いました。
(※注)
エラー発生時のダイアログも非表示となることを確認しております。(ダイアログ表示せずに一時停止する)
「-sl」使用時は「ログ出力」画面よりエラー内容をご確認ください。
★★★ おまけ: 「ブラウザ起動」のエラーを例外にキャッチしてみました ★★★
黄色い(!)のダイアログも非表示にしてくれるかも??と思ってやってみました。
「-sl」を使用すると、「ブラウザ起動」失敗時のダイアログが非表示になり、エラーを「例外処理」でキャッチすることができています。
※追記※こちらの事象についてはVer.7.4.1で解消されました。
詳しくはこちら→ Ver.7.4.1で「ブラウザ起動」のエラーを例外にキャッチできるようになりました
・「-sl」なし:エラーが出るより前にダイアログが出て停止してしまった
・「-sl」使用:ダイアログが非表示になったことで、エラーを例外にキャッチできた
以上、なにかのお役に立てば幸いです。
<本投稿の動作環境>
OS:Windows10
WinActor:Ver.7.3.0
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