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こんにちは、NTTデータ WinActor技術支援チームです。
いつもユーザーフォーラムをご利用いただき、ありがとうございます。
  
  
Excelのデータを扱う操作を行う時に、「Excel操作(検索一致)」をご利用になっている方は多いのではないでしょうか。
検索単語に該当するセルの行番号と列番号を結果として返してくれるライブラリなのですが、
残念ながら該当するセルが複数存在する場合には対応していなかった為、
みなさん、複数存在する場合は、あの手この手で対応されていたのではないでしょうか。
   
そんなお悩みに答えるべく、最近スイートライブラリに該当するセルが複数存在する場合にも対応する
「Excel操作(検索一致(インデックス指定))」が新しく追加されました。
このコラムでは、両ライブラリの違いについて少し掘り下げてご紹介いたします。
  
  
 
プロパティ画面を見て、大きく違う点は、
「Excel操作(検索一致(インデックス指定))」は、複数結果に対応するため、
インデックス の指定欄がありますが、「Excel操作(検索一致)」にはありません。
逆に「Excel操作(検索一致)」には、検索タイプ の指定欄がありますが、
「Excel操作(検索一致(インデックス指定))」にはありません。
   
以下に両ライブラリの差異をまとめてみました。

   
では、実際に実行した時の結果はどうなるのか、確認してみましょう!
このような表データがあるとします。

   
■①検索順番
B列(開始:B2、終了:B16)を検索単語(りんご)で検索した結果はどうなるかというと、
・Excel操作(検索一致(インデックス指定)) ※インデックスは1を設定

 
・Excel操作(検索一致) ※検索タイプは文字列を設定 

 
検索順番の違いが、結果に表れていますね。
  
  
■②検索タイプ
H列(開始:H2、終了:H16)を検索単語(2022/3/31)で検索した結果はどうなるかというと、
・Excel操作(検索一致(インデックス指定)) ※インデックスは1を設定 

・Excel操作(検索一致) ※検索タイプは日付を設定

  
文字列タイプの指定が、結果に表れていますね。
  
  
■③開始セル・終了セル
B列(開始:B:B、終了:B:B)を検索単語(りんご)で検索した結果はどうなるかというと、
・Excel操作(検索一致(インデックス指定)) ※インデックスは1を設定
 
・Excel操作(検索一致) ※検索タイプは文字列を設定

開始セルと終了セルの設定には注意が必要ですね。
  
  
■「Excel操作(検索一致(インデックス指定))」の実行結果
最後に、「Excel操作(検索一致(インデックス指定)) 」で検索結果が複数ある時は以下の結果になります。
(B列(開始:B2、終了:B16)を検索単語(りんご)で検索)

インデックスに該当するセルがない時は、エラーではなく、値がブランクになります!
  
  
両ライブラリの特徴を理解できましたでしょうか。
Excel操作のシナリオ作成の参考になればと思います。
  
  
【動作検証環境】
WinActor:Ver.7.3.1
OS:Windows10
  
  
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