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こんにちは、NTTデータ WinActor技術支援チームです。
いつもユーザーフォーラムをご利用いただき、ありがとうございます。
   
   
Ver.7.2.0から追加された「ファイル情報取得(更新日時)」ライブラリをご存じですか。
(ライブラリ/13_ファイル関連/02_ファイル操作)
名前のとおり、ファイルの更新日時情報を取得できるのですが、
更新日時ではなく、ファイルサイズを取得したいなとか、作成日時を取得したいなとか等、
他の情報を取得したい場合もあるかと思います。
今回は、「ファイル情報取得(更新日時)」のスクリプトを変更することで、
様々な情報を取得することができることをご紹介したいと思います。
  
※Ver.6以前をご利用の方は、開発元がWEB上でプチライブラリとして提供しておりますので、
 ダウンロードしてご利用ください。
■WinActor 公式サイト > ナレッジ一覧 > プチライブラリ一覧
 ・指定したファイルの更新日時を取得するライブラリ
 https://winactor.biz/library/2018/11/29_523.html
  
  
情報を取得するファイルを
WinActor同梱のマニュアル「WinActor_Operation_Manual.pdf」として、検証してみましょう。
  
《ファイル情報イメージ》
  

  
《プロパティ画面》
 

   
そのまま実行すると、以下のように更新日時が取得できます。
《取得イメージ》
 
   

スクリプトタブの下の方にある記述を下記のように変更してください。
 

  
 【変更前】 retVal = objFolder.GetDetailsOf(objFile,3)
 【変更後】 retVal = objFolder.GetDetailsOf(objFile,1)
   
   
変更した「ファイル情報取得(更新日時)」を実行してみます。
《取得イメージ》
 

ファイルサイズが取得できました。
   
   
今度は、下記のように変更ください。
 【変更前】 retVal = objFolder.GetDetailsOf(objFile,3)
 【変更後】 retVal = objFolder.GetDetailsOf(objFile,4)
   
変更した「ファイル情報取得(更新日時)」を実行してみます。
《取得イメージ》
 

作成日時が取得できました。
   
   
実はファイルサイズや作成日時は、開発元がプチライブラリとして提供しています。
プチライブラリにもない、情報取得にチャレンジしてみましょう。
   
スクリプトタブの該当箇所を、下記のように変更ください。
 【変更前】 retVal = objFolder.GetDetailsOf(objFile,3)
 【変更後】 retVal = objFolder.GetDetailsOf(objFile,2)
   
変更した「ファイル情報取得(更新日時)」を実行してみます。
《取得イメージ》
 

種類が取得できました。
   
   
各ファイル共通の情報もありますが、特定のファイルのみ取得できる情報もあります。
  
.JPGファイルの場合、大きさがあります。
《ファイル情報イメージ》
 
   

スクリプトタブの該当箇所を、下記のように変更ください。
 【変更前】 retVal = objFolder.GetDetailsOf(objFile,3)
 【変更後】 retVal = objFolder.GetDetailsOf(objFile,31)
   
変更した「ファイル情報取得(更新日時)」を実行してみます。
《取得イメージ》
 

大きさが取得できました。
   
これを、.pdfファイルで行うと、
《取得イメージ》
 

何も情報が取得できません。
   
   
.mp4ファイルの場合、長さがあります。
 ※WinActorに同梱されている Hands-On_Training内のMovies内にある.mp4ファイルで確認できます。
《ファイル情報イメージ》
 
   

スクリプトタブの該当箇所を、下記のように変更ください。
 【変更前】 retVal = objFolder.GetDetailsOf(objFile,3)
 【変更後】 retVal = objFolder.GetDetailsOf(objFile,27)
  
変更した「ファイル情報取得(更新日時)」を実行してみます。
《取得イメージ》
 

長さが取得できました。
   
これを、.pdfファイルや.JPGファイルで行うと、
《取得イメージ》
 

何も情報が取得できません。
  
ファイルによって、情報取得できる番号が変わりますので、注意しましょう。
  
  
もう一つ注意していただきたいのは、この番号はOSバージョンや使用ソフトの状態などにも左右される場合があることです。
例えば、EdgeのWebDriverのファイル バージョンですが、
《ファイル情報イメージ》
 
  

当方のAという環境の場合、
 【変更前】 retVal = objFolder.GetDetailsOf(objFile,3)
 【変更後】 retVal = objFolder.GetDetailsOf(objFile,159)
に変更して実行すると、
《取得イメージ》
 
  

ファイル バージョンが取得できるのですが、
Bという環境の場合、
《取得イメージ》
 
  

情報が取得できません。
ただし、
 【変更後】 retVal = objFolder.GetDetailsOf(objFile,166)
に変更して実行すると、
《取得イメージ》
 
  

ファイル バージョンが取得できます。
  
スクリプトの修正を行う場合は、作成するシナリオを実行する環境でも修正した番号で
ファイル情報を取得できることを必ず確認してくださいね。
  
  
【参考情報】 
※弊社A環境のファイル情報の番号一覧です。
※上記にも案内していますが、OSバージョンや使用ソフトの状態などで番号は変動しますので、
 皆様の環境でお試しのうえご利用ください。
 なお、WinActor外の領域に関する内容となりますので、
 本参考情報に対する対応は出来かねますこと、ご理解いただけますと幸いです。

  

【動作検証環境】
OS:Windows10
WinActor:Ver.7.3.1
  
  
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