こんにちは、NTTデータ WinActor技術支援チームです。
いつもユーザーフォーラムをご利用いただき、ありがとうございます。
　　
現在ご利用になっているExcelファイルの中に、ピボットテーブルをご利用になっているファイルはありませんか。
ピボットテーブルを操作するライブラリは、同梱ライブラリとしての用意はありませんが、
スイートライブラリとして用意されています。（スイートライブラリ8個　※2023/9/6現在）

以下のページより一覧を確認することができます。

  └「ピボットテーブル」一覧（ナレッジ一覧からの検索結果画面）

　　※スイートライブラリの他に、プチライブラリもあります。
　　
用意されているスイートライブラリは、残念ながらピボットテーブルを新規作成するものはありませんので、
新規作成においては、Excelのリボン部分を「エミュレーション」によるショートカットキー操作等で行っていただかなければいけません。
　※この方法については、コラム「Excelのピボットテーブルの操作_ピボットテーブルの新規作成」で案内しています。
　　
既存のピボットテーブルであれば、用意されているスイートライブラリが活躍します。
今回は、ピボットテーブルを操作するスイートライブラリに焦点を当てて、その種類と使用方法をご案内したいと思います。
　　
　　
■Excel操作(ピボットテーブル_値フィールド操作)
　※URL：https://winactor.biz/sweet/2021/11/30_4877.html
　　
このスイートライブラリは、名前のとおり、値フィールドに対して、「並び替え」「追加」「削除」を行うことができます。
　　
《Excel 作業ウィンドウのイメージ》

　　
プロパティ画面の設定内容を説明いたします。
　　
《プロパティ画面イメージ》

　ファイル名：操作したいピボットテーブルを含むExcelのフルパス
　シート名：ピボットテーブルが挿入されているシート名（そのシートがアクティブになっている時は、値⇒でもOK）
　ピボットテーブル名：ピボットテーブル名
　　　【確認方法】
　　　　ピボットテーブルで右クリックして開くコンテキストメニュー内の「ピボットテーブル オプション」を選択し、
　　　　起動したダイアログ（ピボットテーブル オプション）の上部にあるピボットテーブル名欄から確認できます。
　　　　もしくは、ピボットテーブルを選択すると、Exce上部にピボットテーブルの分析とデザインタブが表示されるので、
　　　　分析タブを選択し、左側のピボットテーブル名欄でも確認することができます。
　値フィールド名：値フィールドに対して「並び替え」「追加」「削除」するフィールド名
　　　【注意事項】
　　　　・プロパティ画面にも記載がありますが、フィールド名に「=」を含む文字は使用できません。
　　　　・操作方法を「追加」にする場合、集計方法（合計、データの個数、平均など）は記載しないでください。
　　　　　逆に操作方法を「並び替え」や「削除」にする場合は、値フィールドに表示されている 集計方法を含むフィールド名を指定してください。
　　　　　　　　　追加：フィールド上に存在するフィールド名
　　　　　　　　　並び替え削除：集計方法 / フィールド上に存在するフィールド名（ 合計 / フィールド名 等）
　　　【確認方法】
　　　　値フィールドに表示されているフィールド名は、値フィールド欄に表示されているフィールド名の右横の▼をクリックして開く
　　　　コンテキストメニューから「値フィールドの設定」を選択し、開くダイアログ（値フィールドの設定）の上部にある名前の指定欄から確認できます。
　操作方法：操作方法をリストから選択ください。
　　　※削除を選択しても、値フィールドから削除されるだけで、ピボットテーブルのフィールドからは削除されません。
　挿入位置：挿入位置
　　　【注意事項】
　　　　・挿入方法を「並び替え」を指定した時のみ指定。（「追加」や「削除」の場合、指定しても反映されません。）
　　　　・一番上を1としてカウントしてください。
　　
　　
　　
では、実際に下記のようなピボットテーブルで試してみましょう。
　　
《ピボットテーブルイメージ》

　　
■「追加」の場合
　値フィールドにフィールドを追加したい場合は、操作方法を「追加」に指定します。
　　　
《プロパティ画面イメージ》
　
　　　　
この設定で実行すると、ピボットテーブルに注文金額が追加されました。
　　　
《ピボットテーブルイメージ》
　
　
　
■「並び替え」の場合
　値フィールドのフィールド名の順番を変更したい場合は、操作方法を「並び替え」に指定します。
　　
《プロパティ画面イメージ》
　
　　　
　　　
この設定で実行すると、ピボットテーブルに注文金額の順番が変更されました。
　　　
《ピボットテーブルイメージ》
　
　
　　　
■「削除」の場合
　値フィールドのフィールド名を削除したい場合は、操作方法を「削除」に指定します。
　　　
《プロパティ画面イメージ》
　
　　　
　　　
この設定で実行すると、ピボットテーブルの注文数が削除されました。
　　　
《ピボットテーブルイメージ》
　
　　
　　　
値フィールドのフィールド名の操作は、スイートライブラリ「Excel操作(ピボットテーブル_値フィールド操作)」で行うことができますね。
ピボットテーブルの操作の参考になりましたでしょうか。
他のピボットテーブルを操作するスイートライブラリについては、別コラムにてご案内しておりますので、そちらもご参考ください。
　　
　　
　　
【動作検証環境】
　WinActor：Ver.7.3.1
　OS：Windows10
　Office：Microsoft Office Professional Plus 2016
　Excel:Microsoft Excel 2016
　　
　　
＜お願い＞
　本投稿に関しての問合せにつきましては、
　恐れ入りますがコメントではなく、個別問合せにてお願いいたします。
★お問合せ方法はこちらのコラムをご参照ください
　【WA0116】ユーザーフォーラムで質問を投稿するときの手順

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