【WA0069】検索パレットを使いこなそう!(Cloud Library を使いこなして、シナリオレベルアップ!)
こんにちは、NTTデータ WinActor技術支援チームです。
いつもユーザーフォーラムをご利用いただき、ありがとうございます。
シナリオを作成する時にこんなことで困ったりしていませんか?
・WinActorにはどんなライブラリがあるんだろう。
・あのライブラリってどこにあったかな。
・こういう操作ができるライブラリがあったらいいのに。 等等
Ver.7.3.0よりそんなご要望にお応えすべく、検索機能が新しく追加されました。
今までも検索機能はあったのですが、シナリオ内で使用しているノードやライブラリ等の検索しかできませんでした。
新しく追加された検索機能は、
検索パレットより、ライブラリ名や任意の文字列で検索することで、
該当する同梱ライブラリやサブシナリオの検索、及びCloud Libraryの検索とダウンロードができるようになり、
そのまま検索パレットから検索結果のライブラリ等を使用できるようになりました。
ここで注目してほしいのは CloudLibrary です。
Cloud Library には、お客様の要望にお応えすべく、同梱ライブラリにない操作を実現できるライブラリが多数用意されています。
ところで、シナリオ作成時にこんな悩みにぶつかったことはないでしょうか。
こんな悩みにぶつかった時こそ、検索機能の出番です!
Cloud Libraryの検索はどこで行うかと言いますと、
WinActor画面左側のパレットエリアに「検索」タブ(検索パレット)が新しく追加されています。
※「検索」タブ(検索パレット)が表示されていない方は、上部メニューの表示より「検索」をクリックして表示させてください。
《WinActor画面イメージ》
この検索パレットでは、冒頭でも簡単に説明いたしましたが、
同梱ライブラリ、サブシナリオと、CloudLibrary にあるサンプルシナリオ、プチライブラリ、スイートライブラリを一度に検索することができます。
《検索パレットイメージ》
では、検索を行ってみましょう!
検索文字列欄に探したいライブラリ名や検索ワードを入力し、検索ボタンをクリックしてください。
ここではVer.7.3シリーズを使用して、お悩み①の「フォルダ削除」で検索をかけます。
《検索パレットイメージ》
検索をかけると、検索文字列に該当するライブラリが表示されます。
今回、プチライブラリの「フォルダ削除」が表示されました。
《検索パレットイメージ》
検索結果は、左のアイコンがフォルダであれば、そのままドラッグアンドドロップで使用することができます。
今回の検索結果のアイコンは雲のアイコンなので、ダウンロードをしないと使用できません。
《検索パレットイメージ》
検索文字列を「削除」で検索した場合は、こんな結果でした。
《検索パレットイメージ》
検索文字列によって表示される結果は変わりますので、
一度の検索であきらめずに、検索文字列を変えたり、複数の検索文字列を設定したりして、再検索してみてください!
Ver.7.4では、新しい機能が追加されています。
ここではVer.7.4を使用して、お悩み②の「テキストファイル」で検索をかけます。
《検索パレットイメージ》
沢山検索結果が表示されましたね。
検索結果の中からスクロールして探すのもいいですが、検索範囲を狭めて行ってみましょう。
Ver.7.3シリーズでは、同梱ライブラリ、サブシナリオの検索は必須でしたが、
Ver.7.4は、同梱ライブラリ、サブシナリオ、CloudLibraryの中から検索対象を選択することができます。
今回は、同梱ライブラリ、サブシナリオにないのはわかっていますので、この二つを省き、
さらに、CloudLibraryのサンプルシナリオを検索対象から外して検索してみましょう。
《検索パレットイメージ》
検索結果が、スイートライブラリからスタートしています。
ただ、この状態でも検索結果が沢山表示されています。
スクロールすると、隠れている検索結果もみることができるのですが、
スクロールせずにできるだけ多くの検索結果を確認したいですよね。
Ver.7.4では、検索設定箇所を非表示にすることができます。
《検索パレットイメージ》
非表示にするとこうなります。
《検索パレットイメージ》
希望のライブラリを速く見つけることができました!
Ver.7.4では、新しい機能はこれだけではありません。
ここではVer.7.4を使用して、お悩み③の「ファイル拡張子」で検索をかけます。
《検索パレットイメージ》
検索結果が表示されました。
プチライブラリが今回行いたい操作に使用できそうなのですが、
ダウンロード前に希望の操作が行えるか確認したいところです。
Ver.7.4では、お気づきかもしれませんが、未ダウンロードのものには、右側にインフォメーションマークが表示されます。
そして、このマークをクリックすると詳細画面が開き、どういった操作が行えるか等の詳細情報を確認できます。
《検索パレットイメージ》
《詳細情報画面イメージ》
詳細情報画面を確認することで、ダウンロード前にどのような操作を行うものなのかの確認が行えますので、
必要なものだけをダウンロードすることができます。
検索機能を使用すると、今まで操作できないとあきらめていたり、
同梱ライブラリ等を複数使用して行わなければいけない操作を、簡単に行うライブラリ等が見つかるかもしれません。
そうなると、シナリオの幅がぐっと広がりますよね。
■注意事項■
※プロキシ環境でCloudLibraryを検索する際は、オプション画面よりプロキシサーバ設定を行ってください。
※「CloudLibraryを検索する」にチェックを付けた状態で検索を行うと、winactor.bizサイトと通信し検索結果を取得します。
■補足■
ダウンロードしたライブラリ類は
ドキュメント配下のwinactorフォルダ/librariesフォルダ/NTTAT.jaフォルダ/CloudLibraryフォルダ
に保存されています。
また、ライブラリパレットからもご利用いただけます。
《ライブラリパレットイメージ》
■参考■
CloudLibrary自体には、改修された同梱ライブラリやサブシナリオも提供されています。
ただ、検索機能では、同梱ライブラリやサブシナリオにチェックを入れても、
改修された同梱ライブラリやサブシナリオを検索及びダウンロードすることはできません。
改修された同梱ライブラリやサブシナリオは、自動更新機能を使用して確認・ダウンロードすることができます。
【例】「MicrosoftEdge起動」 ※Ver.7.3.1シリーズの場合
「MicrosoftEdge起動」で検索すると、同梱ライブラリ「MicrosoftEdge起動」のみが表示されます。
《検索パレット・プロパティ画面イメージ》
これをCloudLibraryで検索すると、改修後のライブラリが表示されます。
《CloudLibraryイメージ》
更新情報画面を確認すると、改修済みのライブラリの更新が可能と表示されていましたので、ダウンロードしてみました。
※起動時の更新確認と自動更新の設定をしている場合は、更新情報画面での確認はできません。
《更新情報画面イメージ》
再度「MicrosoftEdge起動」で検索すると、同梱ライブラリ「MicrosoftEdge起動」が二つ表示されるようになりました。
《検索パレット・プロパティ画面イメージ》
【動作検証環境】
OS:Windows10
WinActor:Ver.7.3.1、Ver.7.4.0
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