【DX119】Elastic Sorterの仕分けルール変更について
こんにちは、NTTデータ技術支援チームです。
いつもユーザーフォーラムをご利用いただき、ありがとうございます。
様々なフォーマットの帳票が混在したファイルをアップロードした際に、
AI が帳票レイアウトの一致率を判断し、種類ごとに仕分けることができる「Elastic Sorter」
これまで、仕分けトレイを2つ以上設定する必要がありましたが、
2024年12月18日のリリース(v1.147.0)にて、仕分けトレイは1つから設定可能になりました!
仕分けトレイを2つ設定しないといけないので、
ダミーの帳票定義をトレイ設定されている方もいらっしゃったと思います。
「複数あるファイルのうち、読み取りたいフォーマットは特定の1種類だけ」の場合には
特定の1種類だけのトレイ設定で仕分けが可能になります。
今回はそんなElastic Sorterの変更点についてご紹介いたします。
変更前:仕分けトレイは最低2つ設定する必要がある
変更後:仕分けトレイは1つから設定可能
従来のバージョンでは、「2種類以上の帳票」への仕分けが必須でした。
例えば、1ページ目が表紙、2ページ目以降が明細表の請求書ファイルの場合
表紙用と明細表用、二種類のワークフロー(帳票定義)を用意いただく必要がございました。
今回のリリースでは、読取を行いたい帳票のみのワークフローを用意するだけで、
読み取りたいファイルのみを仕分けトレイに移動し、それ以外のファイルは仕分け不可トレイに格納されるようになったので
後続のOCR送信をしても仕分け不可トレイに移動された画像は読み取りされないようになりました。
その他、契約関連書類や送付状など、複数のフォーマットが混在するファイルから、
申込書のみを仕分けしてIntelligent OCRに送信する、といったことも可能です。
以上、ご参考になれば幸いです。
<本投稿の動作環境>
DX Suite(クラウド版)v1.147.0
<お願い>
本投稿に関しての問合せにつきましては、
恐れ入りますがコメントではなく、個別問合せにてお願いいたします。