「名前を付けて保存」のダイアログにファイルパスを設定する際に起きた不思議な事象
「名前を付けて保存」のダイアログにて、保存するファイルのファイルパスをWinActorから設定する際、
たまに不思議な事象が発生することがあるので、この場を借りて情報共有します。
もし原因や解決策など知っている方がいらっしゃったらご教示ください。
本事象はどの環境でも発生するわけではなく、私の経験上では、発生する環境の方が少ないと感じています。
◆事象
下図のファイル名入力欄(オレンジ色枠内)に対して、「文字列設定(WIN32)」ノードを使用してファイルパスを設定した後に
保存ボタンを押下したところ、設定したファイルパスではなく、
「名前を付けて保存」ダイアログにデフォルト表示されたフォルダおよびファイル名で保存されてしまう。
◆本事象の直接的な原因
「文字列設定(WIN32)」ノードを使用してファイルパスを設定したタイミングでは、
確かにファイルパスが設定されているように見えるのですが、
フォーカスを別の項目に移したタイミング(保存ボタンを押下したタイミングなど)でファイル名がデフォルトのものに戻っていました。
そのため、デフォルト表示されたフォルダにデフォルト表示されたファイル名で保存されてしまったようでした。
◆対応策
「文字列設定(WIN32)」ノードは使用せずに、エミュレーションにてCtrl+vでファイルパスを貼り付けるように変更しました。
◆余談
自動記録アクションにて、「対象コントロール指定」からファイル名入力欄を選択する際、
カーソルを当てる位置によっては、上図の通りテキストボックスのように識別されたり、
下図の通りプルダウンメニューのように識別されたりします。
上図の場合は「文字列設定(WIN32)」で設定できますし、
下図の場合は「リスト選択(WIN32)」でも設定ができます。
「どんなコントロールなの!?」と思い、結局エミュレーションで対応するように変更した次第です。
以上です。