「変数参照ツリー」でつかまえて
みなさん、こんにちは。土屋太鳳ですっ!
というのはウソです。Kotaです。
今回はWinActor初心者さま向けにちょっと書いてみたいと思います。
熟練者さまにとっては特に珍しい内容ではありませんが、
飲み物片手にお付き合いいただけますとうれしいです。
さて、「変数一覧」画面にある虫眼鏡といえば、、、「変数参照ツリー」ですよね。
シナリオ作成に慣れてくると(コツを掴んでくると)、
変数の使いまわし・管理も上手くなっていくので一概には言えませんが、
シナリオのボリュームが大きくなるにつれ、"変数の数"もそれなりに
多くなってくるようなケースはけっこうあるものと思います。
特にシナリオ作成をはじめて間もない頃は、あれこれ試行錯誤しているうちに、
「振替伝票_行」
「振替伝票_行数」
のような、似た名前の変数が多くなり、
『どの変数を使用していて、どの変数は使用していないんだっけ?』
となってしまうような場合は少なからずありますよね。
シナリオが大きいほど、ノードをひとつずつ開いて確認するのは大変です。
こんなときに一役買ってくれるのが、この「変数参照ツリー」なわけです!(デデーン)
ではザックリですが、「変数参照ツリー」の良いところを見ていきましょ~
(1)変数を使用(設定)しているノードがひと目でわかる
「+」マークの表示がある変数は、
『フローチャート画面にある いずれかのノードで使用(プロパティ画面で設定)されている』ことを現わしています。
「+」マークをクリックすると、実際に使用されているノードID・ノード名をひと目で確認することができますね。
(2)変数を使用(設定)しているノードを選択状態にできる
変数名や、「+」マークから展開されたノードを選択してから「ノード参照」ボタンをクリックすると、
フローチャート画面にある対象ノードが選択状態となります。(プロパティの詳細をすぐに確認しにいけますね)
(3)変数を使用(設定)していないノードがひと目でわかる
(1)とは逆に、「+」マークがないものはどのライブラリでも基本的には使用されていません。
必要ならまたつくる、という黒板五郎さながらの精神で削除してしまいましょう。
ちなみに、「変数一覧」から変数を削除しただけでは「変数参照ツリー」の表示内容が以前のまま更新されません。
そのため、特定の変数を削除したあとに、「変数参照ツリー」画面で
ページ更新(再読み込み)である「F5」キーを入力するようにしましょう。
注)プロパティ画面で「%変数名%」のように設定しているノードについては、「変数参照ツリー」では使用有無を確認できません。
「変数一覧」からノードを削除しようとしたときもポップアップの警告が出ないので注意してくださいね。
何かと便利な この「変数参照ツリー」! (どやっ! まぁ、Kotaが作ったものじゃないけどなっ!)
たまたまかもしれませんが、
筆者がお会いしたWinActor利用者さま(初心者さまに多いかな?)の中で意外と使われていなかったりするので
今回コラムとして書いてみることにしました。
もし『まだ使ったことないよ』という方がいらっしゃいましたら、
「WinActor操作マニュアル(5.4.3 変数参照ツリー画面)」なども参考に、
是非 活用していただくといいかなと思います。
最後に蛇足もいいところですが、
『変数参照ツリーを…』『変数参照ツリーが…』などとブツブツ言いながら
このコラムを書いていましたが、
「へんすうさんしょうつりー」って微妙に言いにくくない? 笑
今回はこの辺で。