【DX042】読取りユニットの画像歪みについて
こんにちは、NTTデータ技術支援チームです。
いつもユーザーフォーラムをご利用いただき、ありがとうございます。
ユニット作成で画像をアップロードして読取チェックすると、
画像が歪んで正しく範囲選択できてないことはありませんか?
今回は画像が歪んでしまう理由と、対応策についてご案内いたします。
【なぜ画像が歪むのか】
帳票画像の読取時に、帳票定義に使用している画像と、
読取用にアップロードする画像のレイアウトを合わせる自動補正の処理が行われますが、
それぞれのレイアウトに相違がある場合、画像が歪んでしまうことが稀に発生します。
このとき、画像のレイアウトに相違のない場合でも同様に、
レイアウトの特徴やスキャン画質によって読取範囲がずれたり、画像が歪んでしまうことがございます。
【確認事項】
帳票設定に使用している画像と、読取用にアップロードした画像のレイアウトが同じであるかを確認しましょう。
例えば請求書の全体レイアウトは同じでも、明細部分の行数に差があるだけで、
そのズレを補正するために全体が歪んでしまうことがございます。
また、FAXされた発注書をスキャンした画像データの場合、
アップロードした画像自体に歪みが発生している場合もございます。
【対応策】
1.帳票設定の画像の特徴点を減らす
自動補正は、帳票定義に使用している画像と、
読取用でアップロードした画像の特徴点(罫線、罫線の交点や角、文字)をマッチングさせています。
帳票設定に使用する画像の活字の有無によっても変化するため、
帳票設定にしている画像の書き込み部分(発注書の表内の文字など)の少ない帳票を帳票定義に設定したり、
画像編集ソフト等で消して空白にし、文字を減らすことで罫線を特徴点として際立たせることで、
自動補正が適切に機能する場合がございます。
2.「重点補正オプション」を「On」に設定する。
重点補正オプションは、自動補正をオフにする設定です。(通常は変更する必要はございません。)
自動補正をオフにすることで、読取位置の補正をせずそのまま読み取らせることが出来ます。
※帳票定義と向きが異なる画像や、FAX等で読み取った際に発生した角度のずれに対する自動補正も反映されず、
正しく読み取る事ができない場合もございます。
パソコンから出力したファイルなど、歪みのない画像の際にご利用ください。
以上、ご参考になれば幸いです。
<本投稿の動作環境>
DX Suite(クラウド版)v1.115.0
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