【DX127】データ加工設定【行削除】について ~前編~
こんにちは、NTTデータ技術支援チームです。
いつもユーザーフォーラムをご利用いただき、ありがとうございます。
今回は、2025年1月14日リリースで追加されたデータ加工「行削除」についてご案内いたします。
表を読み取った際に発生する「不要な行」を削除することで、必要な行のみ出力できるデータ加工が新しく追加されました!
「行削除」は、条件付き加工設定との組み合わせで設定できる新たなデータ加工設定です。
表で情報がない空白行を削除したり、指定の文字が入っているときにその行を削除して、上に詰めることができます。
条件付き加工設定で様々な条件下での行削除を設定することが出来ます。
例)「AとB列が空白だった場合」+「行削除」
「AまたはC列が空白だった場合」+「行削除」
「A列が空白かつ、BまたはC列に特定の文字が入っていた場合」+「行削除」
今までは、複雑なデータ加工を複数設定して対応していましたが、簡単に設定できるようになりました。
表や列を読み取ることが多い場合には、こちらを活用いただけると幸いです。
まず、行削除を設定する前に、該当の表や列を範囲分割で読取範囲設定を行い、
データ加工設定「表データへ変換」「列データへ変換」を先に設定します。
「表データへ変換」「列データに変換」については、過去コラムにてご紹介しているのでご参照ください。
【DX074】New UI データ加工設定【表データへ変換】について | ユーザーフォーラム (winactor.com)
【DX075】New UI データ加工設定【列データへ変換】について | ユーザーフォーラム (winactor.com)
設定例をご紹介いたします。
例)品名が空白だったとき、その行を削除して出力する
【設定方法】
1) 「範囲を分割」で読み取り範囲を指定し、分割設定を4行4列に設定し「保存して閉じる」をクリック
2) データ加工を「適用」にし、「設定画面へ」をクリック
3) 画面遷移後、データ加工の「適用」をクリックし、「設定画面へ」を選択
4) 列を追加からB列(数量)、C列(単価)、D列(金額)を追加
5) データ加工「表データへ変換」を入力列:A列、出力列:A列、B列、C列、D列で設定
6) 「条件付き加工設定を追加」をクリックし、以下のように設定
条件1
入力列指定:A列
ルール指定:空
実行する加工設定1
加工設定:行削除
7) 「保存して閉じる」を選択し、画面遷移後、もう一度「保存して閉じる」を選択し、設定完了。
A列が空白の行を削除した状態で出力されました。
※データ加工設定はCSV出力時に処理されます。そのため、CSVファイルの内容をご確認ください。
(読取テストやエントリー画面ではご確認いただけませんのでご注意ください)
以上、ご参考になれば幸いです。
<本投稿の動作環境>
DX Suite(クラウド版)v1.150.0
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