【WA0009】ブラウザで表示されたPDFをファイルにして保存する方法
こんにちは、NTTデータWinActor技術支援チームのQです。
利用者の皆様にはWinActorをもっと便利にして頂ければ幸いと考えています。
WinActorをもっと使いこなして、楽しちゃいましょう!
今回は、ブラウザで表示されたPDFをファイルにして保存する方法の一例をご紹介します。
ブラウザで表示されたPDFをファイルにして保存する方法(Acrobat Reader)
■下図のようにAcrobat Readerを使ってIEのブラウザ上で開かれたPDFをファイルとして保存します。
※IEでPDFを表示するには、IEのアドオンが設定が必要です。
1.ライブラリ04_自動記録アクション→「エミュレーション」を選択し、シナリオに設定します。
2.「エミュレーション」のプロパティを開き、ターゲット選択ボタンで対象のブラウザ画面を選択、ウィンドウ識別名を設定します。
※「選択できないウィンドウです」のエラーが出る場合は最後の「保護モード解除方法」をご参照ください。
3.「エミュレーション」の操作内容を設定します。
画像ではブラウザ上のPDFから名前を付けて保存のダイアログを呼び出すShift+Ctrl+Sのショートカットキーを設定しています。
■上記1~3の設定完了後、シナリオをテスト実行すると図のように名前を付けて保存のダイアログが呼び出されます。
今回はこのダイアログのファイル名(N)の入力欄に、任意のファイル名を入力し保存するまでの処理を設定します。
4.ライブラリ14_入力欄操作→「名前を付けて保存画面ファイル名入力」を「エミュレーション」の下に設定します。
5.「名前を付けて保存画面ファイル名入力」内にある「ファイル名の指定」の設定値の入力欄に
任意のファイル名を設定します。(図では「C:¥テストフォルダ¥サンプルマニュアル.pdf」という絶対パスでファイル名を設定)
※絶対パスと相対パスについてはこちらのリンクをご参照ください。
■上記1~5の設定完了後にシナリオ実行するとブラウザ上のPDFが指定のフォルダにPDFファイルとして保存されました。
Acrobat Readerの保護モード解除方法
1.Acrobat Readerのメニューから「編集」をクリックします。
2.編集メニュー最下部の「環境設定」をクリックします。
3.環境設定が開いたら、左側の「分類」から「セキュリティ(拡張)」をクリックします。
4.右側の「起動時に保護モードを有効にする」のチェックボックスからチェックを外します。
5.「拡張セキュリティ」を有効にする」のチェックを外します。
※ウィンドウ識別名の設定完了後、保護モードを再び有効に戻してください。
以上がブラウザ上のPDFをPDFファイルとして保存する方法です。
保護モードの解除前には必ずセキュリティ上問題がないことをご確認の上お試しください。
本投稿のキャプチャー等取得環境
OS:Windows10
WinActor Ver:7.2.0
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