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こんにちは、NTTデータ WinActor技術支援チームです。
いつもユーザーフォーラムをご利用いただき、ありがとうございます。

今回は、「Excel操作(フィルタ条件設定、件数取得)」のデータ件数について
ご紹介させていただきます。

【ライブラリ概要】
「Excel操作(フィルタ条件設定、件数取得)」は、
Excelの指定した列に対しフィルタをかけ、絞り込み後のデータ件数を
取得するライブラリです。
公開時はプチライブラリとして登場しましたが、
Ver7.2.1以降は、標準ライブラリとしてWinActorに同梱されるようになっています。
ライブラリ18_Excel関連>10_フィルタ操作>「Excel操作(フィルタ条件設定、件数取得)」

【プチライブラリ時代との微妙な違い】
本ライブラリは、前述した通りプチライブラリから標準ライブラリに移行されました。
一見全く同じですがプチライブラリの「Excel操作(フィルタ条件設定、件数取得)」と
標準ライブラリになった「Excel操作(フィルタ条件設定、件数取得)」では
一定の条件下で絞り込んだ後のデータ件数に差異が出ます。

条件例
①「Excel操作(フィルタ条件設定、件数取得)」で「セル位置」に1行目より下の行で範囲指定している(図では2行目)。
②Excelで①の「セル位置」よりも上の行にカウントしない値が入っている(図ではA1セルに日付)。
③「Excel操作(フィルタ条件設定、件数取得)」で「セル位置」②のカウントしない値が入っている列を指定している(図ではA)。

この状況で実行した場合、フィルタで絞り込んだ結果は同じになりますが
データの件数の方に差異が生じます。

プチライブラリと標準ライブラリではスクリプトの変更が行われており、
プチライブラリは、「データ検索列」に指定した列のデータ数から、
項目名と想定されるデータをマイナス1するのに対し、
標準ライブラリはセル位置として指定した範囲の一行目のデータをマイナスする仕様になっています。
これにより項目名より上の行に値があったとしても正確なデータ件数を取ることが可能になりました。
同じライブラリですが、微妙にアップデートされていることがわかりますね。

※フローチャート上でのライブラリ名は若干異なります。
 プチライブラリ「Excel操作(フィルタ条件設定-件数取得)」
 標準ライブラリ「Excel操作(フィルタ条件設定、件数取得)」

 本投稿の動作環境
 OS:Windows10  
 WinActor:Ver7.3.1

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