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こんにちは、NTTデータ WinActor技術支援チームです。
いつもユーザーフォーラムをご利用いただき、ありがとうございます。
   
WinActorの学習を始めて操作に慣れてきた初級者向けのシナリオ改修の小ネタです。
直感的に作ったシナリオをWinActor操作に慣れてきた頃改めて見直すとより効率的な実装方法に気付くこともあります。
今回は、多分岐で12カ月の英語名を返すシナリオを例に
同じ結果となる内容を分岐と「繰り返し」、「次の条件判定」で冗長な箇所を見直した実装例をご紹介します。
  
【プロローグ】
ある会社で、WinActorを学習しながら業務に励むマナブさん。
社内でシナリオ学習の発表を行うため、リーダーのノベルさんに成果物を見てもらうことになりました。
今日は、そんな二人の会話を少し覗いてみましょう…。

<シナリオでやりたいこと>
インプットボックスで入力した月の英語名を待機ボックスで返す。

<シナリオの構成>
「インプットボックス」に入力した月に対応する英語名を「変数値設定」で設定し、「待機ボックス」で画面に表示します。

<修正前のシナリオ>

マナブさんの成果物についてノベルさんは、どうやら少し物足りない様子。
ノベルさんが気になっている点を聞いてみましょう。

<改善したいところ>
・シナリオをもう少し見やすくしたいので、他の実装はできないか?
・設定する値以外は同じ処理なら繰り返しは使えないか?
・今の実装だと、内容を修正したい場合の修正が大変そう。設定する値をExcelなどで外部ファイルに持たせることが出来ないか?
(英語表記を「January→Jan.」のような省略形に修正したいときに大変かもしれない!)

<修正後のシナリオ>
・多分岐を繰り返しと分岐の組み合わせる実装に見直し、冗長な処理をなくしました。
・繰り返し(無限ループ)を分岐の条件で抜ける処理を行いデータの件数に影響を受けないようにしました。
・読み込むデータを外部Excelへ持たせることで、データの修正が楽になります。
(一覧を読み込むロジックも流用できます!)

【エピローグ】
ノベルさんの第三者目線からの疑問点や指摘への修正対応を行ったことで
マナブさんのWinActorの学習の観点もワンステップアップしたようです。
また、ノベルさん自身もWinActorに興味を持ったようですね。
マナブさんとノベルさんの新たな絆もでき、社内のシナリオ学習発表もきっと有意義なものとなりそうです。
 
 
【動作検証環境】
OS:Windows10
WinActor:Ver.7.3.1

 

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