【WA0138】データ一覧機能のご紹介
こんにちは、NTTデータ WinActor技術支援チームです。
いつもユーザーフォーラムをご利用いただき、ありがとうございます。
さっそくですが、みなさんは「データ一覧」を使用されたことはありますか?
同じ処理を何度も繰り返すような転記作業の際に便利だな~と思ったので紹介していこうと思います!
例えば、、Excelのデータをサイト上に転記していく作業を行うとして、
通常通り作成したシナリオとデータ一覧を使ったシナリオでは、下図のとおり工程に差があります。
転記したいデータが100件あるとすると・・・
上記どちらのシナリオもデータを1件ずつ転記していき、それを100回繰り返すという点では同じですが、
データ一覧では、先にWinActor上にデータを取り込んでからシナリオを実行するため、
「シナリオ内でExcelから都度データを取り込む」という操作は不要になります。
■メリット
・CSV、Excelファイルの場合、1回のインポート操作でWinActorのメモリ上に
まとめてデータを保持することができるため、都度ファイルからデータ取得を行う必要がありません。
・DB(データベース)のテーブルデータを扱うことができます。
■デメリット
・WinActorのメモリ上にデータを保持することができますが、
大量データを扱う場合、メモリ不足になる(PCの動作が不安定になる)可能性があるため、
十分な検証を行っていただいた上でご利用ください。
・シナリオ実行前に、手動で入力画面を開いておく必要があります。
・シナリオで入力画面まで開きたい場合は、「ループ実行」の最初でノード「分岐」を使用して、
最初の1行目の処理の時だけ入力画面を開く操作を追加する必要があります。
上記のようなデメリットはありますが、
単純な転記作業を行うシナリオをサクッと作成したいときに便利な機能です☆
■データ一覧画面について
WinActor画面下部のデータ一覧タブ(変数一覧タブの隣)を押下するとデータ一覧画面が表示されます。
※タブが表示されていない場合は、WinActor画面上部のメニューバー>「表示」から
「データ一覧」をクリックするとデータ一覧タブが表示されます。
■データインポートについて
データ一覧を使用する際は、シナリオ実行前に【データインポート】を押下し、
操作対象のファイルを選択してデータをWinActor上に取り込む必要があります。
このデータインポートにより事前にデータをまとめて取り込むことで、ノード「繰り返し」等が不要になるため、
データ一覧を利用しない場合に比べて、少ない工数でシナリオが作成できます♪
お時間がある際に少し試していただけると、
実際に利用したい場面に直面した時にスムーズに処理を行えるかと思いますので
マニュアルも併せてご参照いただきながら、ぜひお試しください~♪
※参照:WinActor 操作マニュアル-「3.9.2 データ一覧タブ画面」
【動作検証環境】
WinActor Ver.7.4.3
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★お問合せ方法はこちらのコラムをご参照ください
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