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☆【WA0195】Ver.7.5:シナリオ編集補助機能のご紹介 ~実行ログ編~

前回は上記コラムにて、「シナリオ編集補助機能」でログにどのような情報が出力されるかご紹介しましたが、
今回は、23_ブラウザ関連配下ライブラリのプロパティ画面に追加された[候補]ボタンについてご紹介します~!

この[候補]ボタンは、Webページデザイン変更時のシナリオ修正を効率的に進めるため、
Webページが更新された際に変更後のXPathとして、より適切と判断された画面要素を強調表示してくれます。

★イメージ図

例えば…WinActorで操作するサイトやアプリケーションの仕様変更があり、
操作対象の位置が変わった、操作対象として設定していた箇所付近に似たような要素が追加された等で
元々設定していたXPathでエラーとなり、シナリオが一時停止してしまうことがあります。

Ver7.5.0では、エラーで停止した際にプロパティ画面を編集することが可能になったため(※)、
シナリオが一時停止した状態でプロパティ画面を開き、[候補]ボタンを押してXPathを取得し直すことが可能です。
(※)【WA0191】Ver.7.5:シナリオ一時停止中でもプロパティを編集できるようになりました

(例)
ライブラリ「クリック」でエラーが発生し一時停止 → ライブラリ「クリック」のプロパティを開く
[候補]ボタンが有効になっていたら押下して、色付きで表示される修正候補を確認します。

修正候補が表示された画面で操作対象箇所をクリックすると、
XPath欄に「値⇒〇〇」と自動でXPathが設定されるので、更新ボタンを押して修正完了です!

公式HPで紹介されている動画で操作手順をご確認いただけますので、ぜひご覧ください☆
公式HP>WinActor 詳細機能
→ページ中間部にある項目「シナリオ運用・保守の効率化機能」>シナリオ編集補助
 動画タイトル『Webページ デザイン変更時の修正候補リコメンド』

■注意点■
・本機能のご利用には別途ブラウザ拡張機能の導入が必要です。

・「値⇒」でXPathを設定している場合は[候補]ボタンを押して表示された画面内で
 操作対象箇所をクリックすることでXPathが自動設定されますが、
 変数の初期値にXPathを設定している場合はユーザにて初期値の変更が必要です。

・あくまでWinActorが候補として判断した要素を表示するため、任意の要素の選択にはユーザの判断が必要です。

・Web ページ上の全ての要素や要素の集合が対象となり得るライブラリ
 (「要素数取得」、「状態変化待機(値)」、「状態変化待機(要素)」)と、
 フレームを操作するライブラリは[候補]ボタンに対応していません。

・[候補]ボタンは修正候補を提示可能な場合に活性化します。
 ブラウザがXPath取得元のURLを表示していない場合や、Ver7.5.0より前のバージョンで取得したXPathであるため
 周辺情報がない場合は修正候補が提示できないため、[候補]ボタンは非活性となります。

 ※Ver7.5.0より前のバージョンで取得したXPathに周辺情報を付加する場合は、
  WinActorの「シナリオ情報画面(Ctrl+E)」>「その他」タブ にある、
  [シナリオ実行中に修正候補用情報を収集する]にチェックを入れてください。

以上、今回は「シナリオ編集補助機能」の[候補]ボタンについてご紹介いたしました!
今後もVer7.5.0関連のコラムを投稿予定ですので、お楽しみに~☆

【動作検証環境】
WinActor Ver.7.5.0

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