マイナーなライブラリ使ってみた「スロー実行の設定」
こんにちは、NTTデータ WinActor技術支援チームのYMです。
いつもユーザフォーラムをご利用いただき、ありがとうございます。
ちょっとマイナーなライブラリシリーズ第2弾、今回は「スロー実行の設定」ライブラリです。
ライブラリの概要
「スロー実行の設定」ライブラリは、名前の通りシナリオの実行速度を調整してくれるライブラリです。
プロパティを見るとこんな風になっていて、実行速度(0~10)を選択するだけです。
このライブラリの後ろのフローは、指定した実行速度で動きます。
実際に使ってみた
以前、実行端末のスペックが変わって、使っていたシナリオがうまく動かなくなることがありました。
あるシステムをエミュレーションで操作するでところで、システムの動きに対しシナリオが先に走ってしまってエラーが出ます。
他の部分はスムーズに動きます。けっこう長いシナリオなので、全体的に実行速度を落とすのは好ましくありません。
あちこちに待機を入れて調整してみても、なかなかうまくいかず・・・
そんなとき、そのシステムを操作するサブルーチンの最初にこのライブラリを配置(実行速度5)、
最後にもうひとつこのライブラリを配置(実行速度0)して、速度を元に戻すと
・・・うまく動きました!!
実際に使ってみた感想
■よかったところ
・速度を指定するだけでいいので手軽
・シナリオ全体の速度を落とすのではなく、シナリオの一部分をゆっくり動かしたいときに便利
■気になったところ
・最適な実行速度に設定するには、何度もテストをする必要がある
「スロー実行の設定」は、シナリオ作成時に最初から使用するライブラリではありませんが、
部分的に実行速度を調整したいような場合に便利なライブラリではないでしょうか。
「スロー」にするだけでなく、スピードを元に戻す(速める)こともできるので、
皆さんもぜひ使ってみてくださいね ♪♪
この記事が面白かった、参考になったと思っていただけたら、ぜひ「いいね!」ボタンを押してください。励みになります。
※「いいね」はユーザーフォーラムに会員登録済みの方がログインしているときに押下できます。
ユーザーフォーラムの会員登録はメールアドレスがあればどなたでも無料で登録できます。
会員登録すると、質問への回答が見れたり、共有シナリオや事例集のダウンロードといった特典があります!
それでは、また次回!