7系の同梱ライブラリのums7化と、加工済みライブラリの活用方法
WinActorインストールフォルダ内のlibrariesの構成が、Ver.7系で変更になったようです。
ここで紹介したノウハウでも勘案が必要です。
Ver.6系
- 階層構造で各ライブラリの.ums6が格納されている
→ スクリプトのダイレクト上書きも可能
- NTTAT_v6.n.nフォルダをドキュメント\WinActor\libraries配下にコピーしておくと、、
→ Ver.7系で(再起動後に)v6.n.nのライブラリも使用可能になる
シナリオをVer.6系からVer.7系に対応させる過程で、動きの変化に気づいた際に、スクリプトに変更があったかどうかも参考になりそう
https://winactor.com/questions/question/630製のums6を720で安定稼働させたい-2/
Ver.6系を併用してる限り、Ver.7系と同時に立ち上げればスクリプトの比較自体は可能
Ver.7系
- .dataファイルに変更になっている模様
→ スクリプトのダイレクト上書きはしにくそう
NTTAT_v7.n.n.data:英語版っぽい
NTTAT_v7.n.n.ja.data:日本語版っぽい
各1MB前後
テキストエディタで開いても、どちらも文字化けってる
階層構造っぽい文字列が辛うじて読める
Minifyみたいな処理を経て、全ライブラリのスクリプトが1ファイル内に記述されてるのかも
https://www.google.com/search?q=Minify
文字コードはascii(Shift-JIS)か
https://winactor.com/questions/?q=CSVファイルの文字コードを取得する方法
https://winactor.com/questions/question/vbsをwinactorライブラリに加工する方法/answer/33803/
Ver.7系の同梱ライブラリを加工して.ums7ファイルとして取り出す方法
- ドキュメント\WinActor\libraries配下に、加工済みライブラリを格納するフォルダを作成
(たとえば「加工済み」) - 新しいシナリオファイルボタンを押下
- シナリオの開始と終了の間に任意の同梱ライブラリをドラッグ
(たとえば「Yes・No待機ボックス(Java)」) - 挿入したライブラリをダブルクリック
- プロパティのスクリプトタブでスクリプトを加工
(たとえば1行「MsgBox ("Hello World!", 65, "MsgBox の例")」を任意の位置に追記)
MsgBox 関数|VBScript関数リファレンス
https://www.kanaya440.com/contents/script/vbs/function/others/msgbox.html - ファイル > 名前を付けて保存から、加工済みフォルダに任意のファイル名で保存
(たとえば「Yes・No待機ボックス」)
→ .ums7ファイルができあがる
加工済みのライブラリの使用方法
- WinActorを終了、再度起動
→作成したフォルダ(例では「加工済み」)がライブラリに反映し、命名したライブラリ(例では「Yes・No待機ボックス」)が格納されている - 命名したライブラリを新しいシナリオファイルにドラッグして使う
Ver.7系では同梱ライブラリと同じように使える(Ver.6系では、グループに入った状態で表示されていたはず)
プロパティの名前は、加工していなければ元のまま(例では「Yes・No待機ボックス(Java)」)
同じライブラリが異なる名前で表示されるので留意が必要
名前を揃えておいたほうが無難かも
逆に、ライブラリタブ内の名称とライブラリ内の名前が異なることを活かせる場面があるだろうか
確認したWinActorのバージョン
- 6.3.0
- 7.2.0