Windows 11アップグレード後、UIオートメーションが動作しない
WinActor 7.4.1を使用している端末を、Windows 11にアップグレードすることとなりました。
8月22日にはWindows 11環境を使ってシナリオの動作テストを行い、正常に動作したため
Windows 11へのアップグレードによる影響がないことをここで確認いたしました。
しかし9月13日に再度シナリオを起動したところ、エラーが発生しました。
エラーの内容と該当処理の詳細は下記です。
【処理概要】
1. 事前にExcelのPower Queryを起動する
2. Power Queryのウィンドウが起動していることを確認する
3. UIオートメーションで「詳細エディター」をクリックする
※Power Queryの「詳細エディター」は下記画面の項目です
このとき、UIオートメーションが機能せず、下記のエラーとなりました。
2024-09-13 10:23:32.842+09:00 ERROR 【エラー】「クリック (UIA)」でエラーが発生しました。「指定された要素がみつかりません」アクション例外の処理を実行します。ノードID:4054
直接UIオートメーションのノードをクリックして対象コントロールからExcelのPower QueryのUIを選んでみると
Windows 10環境ではUIの各項目(詳細エディターのラベルも含む)を選ぶことができるものの、
Windows 11環境では選べなくなっていることが分かりました。
該当シナリオは毎日起動しており、Windows 10では正常に動作しています。
Windows 11の端末にシナリオファイルをコピーして動作させるとエラーになることが分かっています。
Windows 11では動作しないということであれば理解できるのですが、
少なくとも8月22日にWindows 11環境で正常に実行できたことを確認しているため、これが不可解です。
※8月22日に実行を確認したログ
2024-08-22 17:01:02.265+09:00 INFO 【アクション】「クリック (UIA)」を実行。ノードID:4054
取り急ぎUIオートメーションを使った操作は省き、該当処理はキーボードで操作することとし、
上記の不具合は回避しています。
これは8月22日から9月13日までにあったWindows UpdateやExcelのOfficeアップデートの影響なのでしょうか?
もし既知の情報がありましたらご教示のほどよろしくお願いいたします。
(使用環境)
Windows 10 → Windows 11 (23H2)
WinActor 7.4.1(FL版)
Microsoft® Excel® for Microsoft 365 MSO (バージョン 2406 ビルド 16.0.17726.20206) 64 ビット