WindowServer2016上のRDServerでのWinActorの利用時のフォント設定について
WindowServer2016上にRDServer環境を構築し、WinActor環境を複数運用している環境でハマった事象の共有です。
【前提】
多数のクライアントからRD接続してWinActorを利用したい。
その場合、解像度等を統一とするため、MSTSC.EXEの「画面の設定」のピクセルサイズは統一設定とし接続に利用する端末も
統一モデルとして、画像マッチング等の差をなくすような環境とした。
WinActor.exeの「高DPI設定では画面のスケーリングを無効にする」のチェックは(開発、運用とも)なし。
【発生事象】
開発用のユーザで作成したシナリオが、運用(実行)用のユーザで接続したWinActorで画像マッチングやクリックがうまく動作しない場合がある。
【原因】
WindowsOSが利用しているフォント等が不一致で、見た目に差が発生していた。
mstsc.exeの「エクスペリエンス」のパフォーマンスが自動であったため、接続設定により、フォントスムージング機能有り無しが切り変わっていたと思われる。
【対策】
RDServer側:ClearTypeテキストチューナーのチェックを外し、フォントの設定の「規定のフォント設定の復元」(開発、運用共に)
WinActor.exeの「高DPI設定では画面のスケーリングを無効にする」のチェックを設定(開発、運用共に)
接続元側:mstsc.exeの「エクスペリエンス」のパフォーマンス「LAN(10Mbps以上)」にし、フォントスムージングのチェックを外す(開発、運用共に)