【WA0168】WinActor実行環境の変化『押さえておきたいポイント②』
こんにちは、NTTデータ WinActor技術支援チームです。
いつもユーザーフォーラムをご利用いただき、ありがとうございます。
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☆今回のコラムはこんな方にオススメです
・端末の変更や、OSやアプリケーションのバージョンアップを検討されている方、
これから実施予定の方、実施後にシナリオ修正中の方
前回は、実行環境が変わる場合に、どのような作業が発生するのか
大まかな環境移行作業の流れを紹介しました。
⇒【WA0155】WinActor実行環境の変化『押さえておきたいポイント①』
※前回のコラムから抜粋
今回は「調査」「計画」のポイントを紹介します。
■「調査」について
・調査とは・・・
旧環境・新環境を比べてどのような変化があるか調べることを指します。
移行作業を開始する前に、しっかりと調査を行うことで、
移行後に想定外の挙動でRPA運用に支障をきたす、ということを減らし、
環境の変化による影響を最小限に留めることができます。
・調査のポイント・・・
⓪環境の変更内容を調査する
→大きな変化がある場合(OS変更など)は特に重要です!
①RPAで行っている操作を漏れなく洗い出す
→RPAで操作を自動化している範囲をメインに、差分調査を行うと優先度決めに役立ちます!
サンプルシナリオを作成し、簡単な動作確認を行うと、次のフェーズ「計画」の工数算出時に基準にすることもできます!
②ネット検索などで既知の問題がないか確認する
→一般的なネット検索も有効ですが、ユーザーフォーラムで既に同様の環境移行を行っている方がいるかもしれません!
投稿が見つけられない場合は、ご自身で質問を投稿して、他のユーザーからの回答を募ることもできますので、ぜひご活用ください!
※投稿方法はこちらを参照⇒【WA0116】ユーザーフォーラムで質問を投稿するときの手順
■「計画」について
・計画とは・・・
「調査」にて洗い出した変化をもとに、シナリオ修正にかかる工数を算出したり、
算出した工数からスケジュールを策定することを指します。
しっかりとスケジュールを組むことで、想定よりも工数がかかり移行日に間に合わないなど
移行完了までの作業遅延やスケジュールの変更を最小限に留めることができます。
・工数算出のポイント・・・
①万が一のリスクも考慮する
→工数は、スケジュールに大きな影響がありますのでリスク分(想定外の作業が発生するなど)を考慮しましょう。
・スケジュール策定のポイント・・・
①環境移行日が決まっている場合には、遅延が生じないよう余裕のある計画を立てる
→余裕のない計画だと、環境移行日に間に合わなくなり、既存業務に影響が出てしまいます。。
②修正箇所の優先度も考慮する
→万が一スケジュールに遅延が起きた場合に、優先度を決めておくことで影響を最小限に留められます!
③トラブル発生時の対応も考慮する
→トラブル発生時に、移行前の環境に戻すのか、代替作業でしのぐのか、などをあらかじめ決めておくと、
万が一のトラブルにもスムーズに対応することができます。
今回は、「調査」・「計画」についてポイントを解説しました!
今後作業が発生する際に参考にしていただけると幸いです。
次回は「計画」が完了した後の工程、
「修正」「試験」「本運用」のポイントについて紹介しますので、
引き続き読んでいただけると幸いです。
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