【WA0195】Ver.7.5:シナリオ編集補助機能のご紹介 ~実行ログ編~
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さっそくですが、皆さんは『エラーの原因箇所がわからなくて困った…』という経験はありませんか?
WinActorでのエラーを分類すると、
ウィンドウ識別や画像マッチング(操作対象画面が表示されているか等)や、
タイミングの問題、プロパティ画面での設定等いろいろありますが…
その中でも、プロパティ画面で設定している変数の値が想定外のところで変わっていた、ということはありませんか?
そんな時に役立つ機能として、今回はVer7.5.0で追加された「シナリオ編集補助機能」をご紹介します!
この機能は、シナリオ実行中にエラーが発生した際に修正箇所の候補として、
エラーが発生したノード・ライブラリで使われている変数が最後に更新された場所をログに出力する機能です。
では、実際にはログにどのように表示されるか、
エラーが発生するように作成した簡単なシナリオで確認してみようと思います。
元々は下図の通り、Excelの[A1](変数一覧の初期値で設定)から値を取得するシナリオです。
値を取得する行が変わったため「変数値設定」ライブラリを追加して3行目と指定するはずが、
プロパティ画面での設定時に誤って列を選択してしまったという想定です。
列はA列などアルファベットで指定する必要があるため、この設定だと『3列』が見つけられずエラーとなります。
(プルダウンから変数名を設定する際に、ありがちなミスかな~と思います^^;)
上記設定のままシナリオを実行すると「Excel操作(値の取得2)」でエラーとなりました。
※エラー時のログ
エラーに関するログが出力されたあと、エラーが発生したノード・ライブラリで使用されている変数が
最後に更新された場所を【補足情報】として表示してくれます。
ただし、すぐに【補足情報】を確認するというわけではなく、基本的なエラー対応の流れは以下のようになるかと思います。
!!エラー発生!!
1)エラーが発生したライブラリにて変数の設定等に問題がないことを確認
2)変数一覧でエラーが発生したライブラリで使用している変数の現在値を確認 ⇒ 現在値に誤りがあることが分かったら
3)変数一覧の虫眼鏡マークを押下して「変数参照ツリー」画面で2)の変数が使用されている場所を調べる
基本的には上記の確認で原因となるライブラリを見つけられるかと思いますが、
「変数参照ツリー」を確認しても該当の変数が使用されている箇所が多くてどのライブラリを調べるべきか分からない…
となった場合に、シナリオ編集補助機能で出力されるログの【補足情報】が役立ちます♪
上記で紹介したシナリオがもっと長く、1)~3)を確認しても原因ライブラリが見つけられないと想定した場合、
4番目の対応として【補足情報】を確認、3つある補足情報のうち真ん中の内容が
『変数「列」の値は「変数値設定(行)」によって最後に更新されました。ノードID:8』となっている。。
………あれ? 行を指定したはずのライブラリで列の値が更新されている、、
ということは? エラーの原因は「変数値設定(行)」の設定ミスかー‼となります。
シナリオが長くなればなるほど、どこで変数を書き換えているかが分かりにくくなるため、
「シナリオ編集補助機能」のログは、そういった場合に役立つ機能だな~と思いました!
★補足★
以前のバージョンからある機能ですが、
ログ内容部分をダブルクリックすると、そのノードを自動的にフォーカスするため、
シナリオ内をスクロールして探したり、ノードIDで検索する手間が省けて結構便利です^^
以上、「シナリオ編集補助機能」のログについてのご紹介でした。
「シナリオ編集補助機能」についてはもう一つコラムを投稿予定ですので、引き続きご覧いただけると嬉しいです♪
【動作検証環境】
WinActor Ver.7.5.0
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