マイナーなライブラリ使ってみた。「デバッグ:変数値保存」
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NTTデータ WinActor技術支援チームのHTです。
マイナーライブラリ紹介 今回は「デバッグ:変数値保存」です。
このライブラリは「すでに使っている」、という方もいらっしゃると思いますが、
お客様が作成されたシナリオを拝見すると、ログの取得は組み込まれていても、このライブラリを使用している方は少ない、という印象です。
【ライブラリの概要】
全ての変数の現在値を、指定したファイルに書き込み保存するライブラリです。
プロパティは以下のようになっています。
【使用方法】
基本的には「保存ファイルパス」に、出力したいファイルの絶対パス、もしくは相対パスを指定するだけです。
ファイル形式はテキスト(.txt)とCSV(.csv)に対応しています。
「保存ファイルパス」に指定したファイルが既に存在する場合にはそのファイルに追記、ファイルがない場合は新規作成して書き込みます。
実行結果は以下のようになります。
「=」の左側が変数名、右側が現在の変数値です。
出力されたファイルが文字化けしている、という場合には「文字コード」を変更してみてください。
※「保存ファイルパス」にExcel(.xlsx)を指定してもエラーは出ませんが、ファイルは正しく作られませんので、ご注意ください。
(ファイルは作成されますが、開くことはできません。)
【気になった点】
ライブラリ試用時点の、すべての変数の現在値を出力しますので、登録している変数が多い場合や
シナリオ内で使用していない不要な変数が多い場合には、ファイル容量が多くなったり、必要な情報が探しにくくなります。
特に、毎回同じファイルに追記していく場合には注意が必要です。
【おわりに】
シナリオがエラーで止まってしまった場合など、「変数値が想定通りに格納されているか」は
エラーの原因を解決するうえで重要なポイントになるので、ぜひ使ってみてください。
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