TOP導入事例「みずほフィナンシャルグループ みずほ銀行」様×「WinActor」=「基本インフラ」

「みずほフィナンシャルグループ みずほ銀行」様×「WinActor」=「基本インフラ」

みずほ銀行  企画管理部 オペレーショナルエクセレンス推進部 調査役 松井 史郎 様

みずほフィナンシャルグループでは、中期経営計画として、「オペレーショナル・エクセレンス」と呼ばれる業務改善の施策を推進している。今回は、「職員の働き方改革」のツールとして「WinActor」を導入いただいた、みずほ銀行 「企画管理部 オペレーショナルエクセレンス推進部 調査役 松井 史郎 様にお話を伺った。

Q、ご担当業務をお聞かせください。

松井氏 : みずほフィナンシャルグループ全体の「業務改善」を推進する部署でRPAによる業務効率化を担当しています。

 

Q、「RPA」ツールの導入を検討した「きっかけ」を教えてください。

松井氏 : 中期経営計画施策である「オペレーショナル・エクセレンス」(業務改善の推進)施策の一環です。2016年の夏ころから、複数RPAの検証試験や製品選定を継続し、2018年度から「いよいよ本格展開」という段階になっています。

 

Q、実際に「WinActor」を導入した業務を教えて頂けますか?

松井氏 : 「オペレーショナル・エクセレンス」活動を推進するにあたり、大きく2つの取り組み方針があり、それぞれを「アプローチ」と呼んでいます。「アプローチ1」では、対象業務を「行内のバックオフィス業務」にさだめ、業務分析や要件定義を行ったうえで、最適なソリューション製品でシステムを構成します。もちろん導入後の評価もしっかりと行います。「アプローチ1」は「WinActor」も一部採用していますが、特に製品は固定せずにプロジェクトごとの個別検討としています。これと真逆の取り込み方針が、「アプローチ2」です。対象業務を「職員の身の回り業務」とし、個別案件毎の導入後の評価は、意図的に行いません。「WinActor」は、この「アプローチ2」の取り組みを主として導入しました。(図1を参照)

 

【図1 オペレーショナル・エクセレンスの取り込み方針概念図】

 

Q、<アプローチ2>において、導入効果を意図的に評価しない「ねらい」をお聞かせください。

松井氏 : 「アプローチ2」の取り組み方針を一言でいうならば、職員の「働き方改革」です。それぞれ個人の業務において「WinActor」を「Excelマクロ」のように(自分の責任範疇で自由に)使って、業務の効率化を図ってもらうことがねらいです。

 

Q、「シナリオを自由に作る」ことによるリスクはありませんか?>野良ロボットの増加など

松井氏 : 「野良ロボット※1 」が増えること→多少は仕方がないと割り切っています(笑)なぜならば、職員が自分の「便利なツール」として「WinActor」を身の回り業務にどんどんと自由に活用してくれることを期待しており、多少の不稼動ロボットが発生してしまうのは、特に初期段階ではやむを得ないはずです。野良ロボットの発生を怖れて、自由度を制限する方がむしろ害が多いのではと考えています。尚、対顧業務に影響するような「Excelマクロ」は、ガバナンスルールに則って、管理統制する必要がありますし、既存運用でもそうしています。

※1 【野良ロボット】現場や一担当者が作成し、管理されぬまま内容や所有者が分からなくなってしまったロボット。

Q、<アプローチ2>のRPAツールとして、「WinActor」を選んだ理由をお聞かせください。

松井氏 : 「すべて日本語であること」、「予め汎用的なシナリオが準備されていること」、「サポート体制が他社製品にくらべ充実していること」が、選定の理由です。選定を行う上で、海外製品も含め検討を行いました。正直、海外製品の機能は洗練されている印象を受けました。SEやプログラム開発者がシナリオを作成するのであれば、こちらがよいのかもしれません。しかしながら、「アプローチ2」の取り組み方針は職員の「働き方改革」です。「WinActor」は、取り掛かりの「敷居が低く」初心者でも扱いやすい製品だと感じており、ここが選定のポイントでした。

 

Q、「WinActor」の導入台数を教えて頂けますか?

松井氏 : 現状ではPOC※2 用に50台程度、将来的には200~300ユーザーを見込んでいます。

※2 【POC】 Proof Of Concept/検証試験

 

Q、推進体制をお聞かください。

松井氏 : みずほフィナンシャルグループ、みずほ銀行を中心に約50部署(200~300名)を対象とし、各部署の管理者が実務担当者を選抜する体制となっています。

 

Q、導入から本番運用までのスケジュールをお聞かせください。

松井氏 : 「アプローチ2」に関しては、2017年度下期にPOCを実施、2018年度から全部署導入を開始します。

 

Q、導入を成功させるために、工夫されたポイント等があればお聞かせ頂けますか?

導入を成功させるために、工夫されたポイントについて述べる松井様松井氏 : 管理職層を巻き込んで、活動を推進したことです。そのため、社内研修のやり方を工夫しました。十数回開催した研修では、管理職層向け研修、各部署の実務者向け研修の2つの研修形態にしました。管理職層が確りと理解し推進してもらうことが必要と考えたので、同職層の研修内容は「WinActor」の概要を説明した後、RPA化が可能と思われる業務を書き出してもらいました。そうすることで、実務を主業務としない管理職層にもRPAの導入を「自分ごととして考えてもらう」といったねらいがありました。

 

Q、差し支えない範囲で、「アプローチ2」でRPA化した具体的な業務を教えて頂けますか?

松井氏 : 一例ですが、行内のシステムから情報を取得し、定期的にダウンロードするといった業務です。

 

Q、導入後の効果を(できれば定量的に)教えて頂けますか?

松井氏 : 「アプローチ2」の取り組み方針で申し上げたように、導入効果の測定は意図的に行っていないので、定量的な指標はお伝えできません。

 

Q、職員の皆様からの評判はいかがですか?

松井氏 : 管理者、実務担当者ともに評判は良いです。「WinActor」の選定ポイントでも申し上げた通り、「取り掛かり易さ」が受けているのだと思います。

 

Q、社内における水平展開はどのように行っていますか?

松井氏 : 社内報等のメディアを活用して啓発活動を行っています。

 

Q、今後の展開をお聞かせください。

松井氏 : 各部署の実務担当者の質問や、シナリオ作成に関する技術的な支援を行う、「WinActor」のサポートデスク(専門チーム)を作る予定です。(2018年4月より)運用開始後のPDCAサイクルを回すことで見えてきた、実務担当者からの質問や課題について、迅速に対応することで、職員の「働き方改革」を促進したいと思っています。

Q、「WinActor」に追加してほしい機能があれば教えてください。

松井氏 : みずほ行内では、「Notes」などのオブジェクト認識機能への要望が非常に強いです。※3  また、リモートでシナリオ開発が必要というニーズが強いので、「WinDirector」※4 の導入を予定しています。

※3 「Notes」に関連するライブラリは、順次、機能強化及び拡張を行っていく予定です。
※4 詳細は WinDirectorの製品情報をご参照ください。

 

Q、最後に、「みずほ銀行」様×「WinActor」=「   」に入るキーワードがあるとしたら、 どんな言葉を思い浮かべますか?

松井氏 : そぅですね~。「基本インフラ」ですね!

 

(記事の記載内容は、2018年2月16日時点のものです)

 

会社概要

商号 株式会社みずほ銀行(Mizuho Bank,Ltd.)
発足日 2013年7月1日
資本金 1兆4,040億円
所在地 〒100–8176
東京都千代田区大手町1–5–5(大手町タワー)
電話:03–3214–1111(代表)
所在地 取締役頭取藤原 弘治(ふじわら こうじ)(2017年4月1日就任)
従業員数 29,848人
国内ネットワーク 本支店421 出張所45(2017年6月30日現在)
海外ネットワーク 支店26 出張所17 駐在員事務所5 現地法人39(2017年6月30日現在)

 

201733日現在)

以上、同行様のホームページより引用

 

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