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WinActor TOP導入事例WinActor®導入事例【JFEスチール株式会社】「JFEスチール知多製造所」様×「WinActor」 =「本社と拠点主動によるハイブリット導入」

WinActor®導入事例【JFEスチール株式会社】「JFEスチール知多製造所」様×「WinActor」 =「本社と拠点主動によるハイブリット導入」

JFEスチール様のWinActor導入事例

全社施策として「ワークスタイル変革」に取り組んでいる「JFEスチール株式会社」。具体的な施策を検討する中、「知多製造所」においては昨今話題となっているRPAのツールとして「WinActor」を導入した。導入に至った経緯と効果について、知多製造所 企画部企画室の江木様、菅野様、上坂様にお話を伺った。

 

江木氏:弊社知多製造所は、鋼管および鋳物製品を製造しており、グループ会社・協力会社も含めて約2,800人の従業員が働いています。その中で企画室には16人が在籍しており、製造所運営や業務効率化など部署を横断した活動等を担当しております。

 

Q:RPAを導入した背景や経緯についてお聞かせください。

菅野氏:全社の取組みとして、2017年より「ワークスタイル変革」が開始されました。本取組みの柱である、業務効率化の具体策を検討する中で、事務作業時間削減の手段の一つとして、知多製造所では、話題となっていたRPAの導入を検討することにしました。 

 

Q:RPA導入にあたって重視した事、工夫した事があればお聞かせください。

菅野氏:RPAの導入に際して、まず知多製造所の「ワークスタイル変革」推進は、我々企画室が担っているということをメンバーで共有しました。そのために、企画室の業務に限定せず、製造所内の各部署からRPA化したい業務を募集し、企画室の担当者がシナリオを作成するといった体制を整えました。

また、RPA化したい業務を募集する際に、勉強会の開催や所内報等を用いて、積極的に製造所内で周知活動を行いました。

その甲斐もあり、各部署からは今でもコンスタントにRPA化したい業務の要請が企画室に届いています。

RPAでできる定型処理の活用事例

 

Q:RPAの推進体制をお聞かせください。

菅野氏:現在は4人のRPA担当がおりますが、内3人が企画室所属のRPA専任者であり、そのメンバーが「WinActor」のフル機能版(シナリオ作成+実行環境)を使用してシナリオ作成と検証を行っています。

各部署からRPA化候補の業務を受け付けておりますが、それらについては、効果を検証した上で優先順位をつけて進めるようにしています。

尚、シナリオの作成や管理を各部署の業務担当者任せにせず、企画室で取りまとめるという体制にしているのは、シナリオなどを一元管理することで、野良ロボットが増えることを防ぐためです。

 

※【野良ロボット】現場や一担当者が作成し、管理されぬまま内容や所有者が分からなくなってしまったロボット。

 

Q:「知多製造所」では拠点主動でRPAツールの導入を推進したとお聞きしましたが、詳細をお聞かせください。

WinActor導入事例_JFEスチール様_RPAツールの導入推進について

江木氏:まず、RPAツールを導入し、早期に効果を発現させるためには、2点の課題があると考えました。

1つは業務・手順等に関する知識レベル、もう1つは担当者のシステムスキルです。

RPA化を効率的に進めるためには、対象業務をよく知り、手順を統廃合した上でシナリオにする必要があります。

そのためには、各部署の実担当者など業務をよく知るメンバーが実際にシナリオを作成するのが、より効率的で早期展開が可能だと考えましたが、一方で、各部署の担当者任せにすると野良ロボットが増えるリスクもありましたので、知多製造所では、業務に精通したメンバーを集め、企画室で一元管理することにしました。

また、我々がRPA化したい対象は、その多くが製造所(拠点)内で完結する「少量多品種」の業務でしたので、より早く確実に効果を上げるためにも、拠点主動で進めるのが良いと考えました。

なお、その「拠点主動」という点に関しては、事業所長の後押しもあり、導入計画から運用時の体制整備など、スムーズに進めることが出来ました。

ちなみに申しますと、全社共通のシステムや業務などに関しては、本社主導で他社製品を使用してRPA化を進めておりますが、それら業務については、共通の仕組みにするのがより効率的と考え、知多でも全社の仕組みを導入しつつあります。その場合、システム担当者の業務理解に時間を要しますので、「WinActor」を活用している企画室RPAチームもサポートして、より効率的に進めていきたいと考えています。

 

Q:その様な経緯の中、「WinActor」を選定した理由をお聞かせください。

上坂氏:先ほど江木の言った課題の2点目、システムスキルがポイントになりました。

企画室でRPAを管理するためには、システム開発経験や特別なシステムスキルがなくても「シナリオ」を作成できることが重要なポイントでした。

事前に、各社のRPAツールを比較し、「シナリオ」作成が容易で、価格もリーズナブル(スモールスタートできる)な「WinActor」が、我々の要件にぴったりなRPAツールでしたので、導入を決めました。

 

Q:展示会等にも積極的に参加されたとお聞きしました。

益田氏(担当特約店:株式会社ベネスト):初めて菅野様とお会いしたのは、東京の展示会でしたが、他社のRPAツールのブースには目もくれず、一直線に弊社の「WinActor」ブースまで来られた事を覚えています(笑)

「WinActor」の導入意欲が高いお客様であることがすぐにわかりました。

 

Q:導入効果についてお聞かせください。

江木氏:「WinActor」の導入により、知多製造所内の「組織全体での仕事の質が徐々に向上している」という効果を感じています。

具体的には、製品を作るときのスケジュール管理、実績管理、品質管理等で必要になる情報をシステムに入力・整理する作業や、基幹システムへデータを投入する作業を中心にRPA化を行っています。

これらのデータは、タイムリーに入力する必要がありますが、RPA化によってその入力作業が省略でき、今まで以上に「解析・改善作業」に時間を割り当てる事ができるようになりました。

また、今まで人で行っていた、「A工程」→「B工程」のような後続処理が伴う作業を、「WinActor」に置き換えて、「A工程」の出力情報を、「B工程」の開始トリガーにするような「シナリオ」による運用も行っています。

人が行う場合に比べて、後続処理を失念するリスクが低減でき、「シナリオ作成」の工夫しだいではまだまだ「のびしろ」があると感じています。

 

Q:今後の展開について

江木氏:各部署の業務内容をヒアリングしてみると、部分的にRPA化できるものもあり、まだまだ活用できると思っています。

部分的であってもRPA化により時間を捻出でき、その時間を有効に活用して、「人が質の高い仕事をする」という目的を達成するため、引き続き各部署と協力して進めていきたいと考えています。

「WinActor」を使いこなして、製造所員が一丸となって「ワークスタイル変革」をさらに進めていきたいですね。

 

(記事の記載内容は、2018年8月27日時点のものです)

 

会社概要

会社名 JFEスチール株式会社 知多製造所
本社所在地 愛知県半田市川崎町1丁目1番地
会社紹介 国内でも有数の中京工業地帯に立地し、生活に欠くことのできない、石油や天然ガスの開発等に使われる油井管やラインパイプを始めとして、水道・ガス管、建材用鋼管、自動車用部材等、鋼管品種の品揃えが世界一の鋼管専門工場。
ウェブサイト http://www.jfe-steel.co.jp/works/chita/index.html

 

「WinActor」販売パートナー

会社名 株式会社ベネスト
本社所在地 神戸市中央区多聞通4-1-20 富士興業湊川ビル
会社紹介 弊社は製造業、医療・介護、サービス産業などの幅広い分野に精通したメンバーにより、卓越した技術力でお客様サポートいたします。ソフトウェアの設計・開発業務、自社のサービスやパッケージ開発、保守を行う傍ら、時にはお客様の新規ビジネス創出についてご提案、ご支援まで実施いたします。WinActorに関しましても、初級認定講師を西日本で初めて取得する等、技術力の向上に努めております。豊富な実績と高い専門性により、お客様のデジタルトランスフォーメーションを堅実にご支援いたします。
ウェブサイト http://www.benest.co.jp/

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