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WinActor TOPRPAコラムRPAブームは日本だけ?海外との比較で市場の将来を占う

RPAブームは日本だけ?海外との比較で市場の将来を占う

2023/03/06

#基礎知識

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昨今、多くの企業がRPAを自社の業務プロセスに導入することで、大幅な業務効率化に成功されています。いわば、日本ではRPAブームがきていると言っても良いでしょう。RPA市場は着実に伸び続けています。

しかし、客観的な目線をお持ちのビジネスパーソンであれば、「実はこのRPAブームは日本だけなのではないか」と疑われても当然です。グローバルで戦わなければならないビジネスの世界では、日本だけで流行している業務効率化手法を導入してしまえば、かえってグローバル企業との戦いに負けてしまう可能性も考えなければなりません。

そこで本記事では、RPAが流行しているのは日本だけなのかどうか、各国の市場調査やコンサルティングファームなどの知見なども交えてご説明します。

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日本のRPAのシェアは高い

日本のRPAのシェアは高い

まず伝えなければならないのは、世界のRPA市場から見ても、日本のRPA市場はシェアが圧倒的に大きいという事実です。『日経XTECH(クロステック)』*(注1)にて、「木村岳史の極言暴論!」などの名物コラムを担当している編集委員、木村岳史氏が「日本のシェアは世界の4分の1」と述べています。それだけ日本で顕著にRPAブームが起きている、ということです。

*(注1)日経XTECHによる「日本だけでバカ売れするRPA、愚かな結末を改めて警告する

つまり、日本企業がRPA導入に関心が高いのは事実ですが、世界のRPAビジネス市場の残りの4分の3は日本以外の市場が占めているわけなので、この事実から見ても「日本だけでRPAビジネスが流行している」と言い切れるわけではないでしょう。

日本だけではないが、日本のRPA市場規模は堅調に伸びている

世界のRPAビジネス市場において、日本市場の占めるシェアは確かに圧倒的なものです。そして、日本におけるRPAビジネスの市場規模は、堅調に伸び続けています。

矢野経済研究所の調査 *(注2)によれば、2016年度にはたった85億円しかなかった日本国内のRPA市場は、2023年度までに1520億円規模にまで成長する見込みと予測しています。このRPA市場には、RPAツール製品市場だけでなく、RPA導入支援サービスや、RPA活用業務プロセスコンサルティング市場などの関連サービスの市場規模も含まれています。

*(注2)矢野経済研究所の調査による「RPA市場に関する調査を実施(2020年)

KPMGコンサルティングは、それよりもさらにRPA関連ビジネス市場が巨大化すると見ていました。*(注3)2017年度時点において、2020年の国内におけるRPA/AI関連コンサルティング・導入市場は、1兆4千億円規模になると予想していたのです。RPAだけではなくAI関連市場も含めている市場規模なので矢野経済研究所の推測値よりも巨大になっています。それだけRPA関連市場が盛り上がっている、と見ていたのでしょう。

*(注3)KPMGコンサルティング株式会社による「KPMGコンサルティング、 RPAを活用した業務改革を支援する専門組織を設置

そして、RPA市場が伸びているのは日本だけではありません。

RPA市場が伸びているのは日本だけではない。海外でもブーム

世界的にも権威ある経営コンサルティングファームのマッキンゼーが擁するマッキンゼー・グローバル・インスティテュート *(注4)という研究機関が発表した調査によると、2025年までに全世界で1億人以上の知的労働者、もしくは1/3の仕事がRPAに置き換わるというのです。

*(注4)マッキンゼー・グローバル・インスティテュートによる「Disruptive technologies: Advances that will transform life, business, and the global economy

もちろんこれは日本だけのことではありません。そして、知的労働の自動化市場は、2025年までに全世界で6.7兆ドルにまで拡大する見込みだといいます。RPAだけではなく、AIなどの市場も含めた全体の自動化市場は、これからも盛り上がっていく、と見られているのです。

さらに、RPAが日本だけで流行しているのではないという証拠に、世界的に有名なRPAプロダクトの一部は、日本発ではありません。世界のRPA製品シェアは、「UiPath」「Automation Anywhere」「Blue Prism」の3製品が1、2、3位を占めていますが *(注5)、これらはすべて海外発のRPA製品です。特にUiPathはシェア率約10%と、2位の製品の約2倍程度のシェアを獲得しており、ダントツのトップシェアです。この事実から見ても、RPAブームは日本だけのものではない、ということがわかります。

*(注5)SiliconANGLEによる「Robotic process automation firms battle for a bigger prize: automation everywhere

RPAの発祥はそもそも海外

実は、世界初のRPAツールと言われている「Blue Prism」は海外で生まれています。イギリスで生まれた「Blue Prism」は、約20年ほどの歴史をかけて、その世界初のRPAツールを開発・洗練させてきました。RPAツールが日本発ではないというこの事実からしても、「RPAブームは日本だけ」というのは無理があるでしょう。

さらに、その他の世界的に有名なRPAツールにも、海外発祥のツールが多いです。「UiPath」はもともとルーマニアで生まれたサービスで、「Automation Anywhere」はアメリカで生まれています。

その後、日本でもNTTグループが開発する「WinActor」などのソフトが出てきた、という流れです。

RPAが海外よりも日本でよりウケる理由

RPAが海外よりも日本でよりウケる理由

RPAツールの導入が流行しているのは日本だけではないとはいえ、RPAツールが日本でだけ際立って流行しているのも事実です。世界のRPA市場シェアの約4分の1を日本が占めていることから *(注6)、そのように評価しても当然でしょう。さて、それはなぜでしょうか。

*(注6)日経XTECHによる「日本だけでバカ売れするRPA、愚かな結末を改めて警告する

一般論から言えば、日本企業の現場においての方が、非効率なビジネスプロセスがいまだに多く残っているからではないでしょうか。「海外よりもDXが遅れている」と言われていることも、日本のRPAブームをより盛り上げている一因なのかもしれません。

海外は逆に、最初から業務標準化を考えてビジネスプロセスを構築しているため、RPAを入れて業務改善できる余地が少ないのかもしれません。

RPAブームに終焉は来る?廃れる未来はある?

現状、大ブームの様相を見せているRPAビジネス市場ですが、このブームが廃れる未来はくるのでしょうか。

上述したマッキンゼー・グローバル・インスティテュートの調査結果によれば、RPAブームは少なくとも、2020年代半ばくらいまで、つまり、今後5年くらいは続くであろうことが予測できるのではないでしょうか。

特にDXが遅れている日本、業務標準化の文化があまりない日本では、今後もしばらくRPAブームが続いていくのではないか、と考えられます。

日本シェアNo.1のRPAツール「WinActor」

世界のRPA市場をリードしているとも言える日本にて、シェアNo.1を獲得しているRPAツールが、NTTグループが提供する「WinActor」です。「WinActor」はNTTグループが研究開発した完全純国産RPAツールなので、国内企業のビジネスプロセス自動化に適したRPAツールです。NTTグループが自社に導入して、日々改善が重ねられています。

業務を自動化するためのRPAシナリオの作り方も簡単です。自動化する作業を画面で実行するだけで、自動化のためのシナリオが作成できてしまいます。直感的な画面操作で作れるので、迷うこともありません。

さらに、「WinActor」の導入はNTTグループがサポートしますので、導入の際にも不安なく導入いただけます。

RPAブームは日本だけのものではない

RPAブームは日本だけのものではない

以上、RPAブームは日本だけのものではないことについてご説明しました。

RPA市場は日本が世界の4分の1を占めており、確かに日本でRPAが突出して流行していることは事実です。しかし、RPA市場の4分の3は日本以外の国が占めているので、決して日本だけで流行しているわけではありません。

そもそも、世界的にシェアが大きい多くの製品は、海外初のRPAツールです。

また、マッキンゼー・グローバル・インスティテュートなどの調査結果でも、RPA市場は今後もしばらくは世界的に盛り上がっていくと見られています。

日本では業務効率化の余地が大きいため、RPAがこれだけブームになっているのでしょう。

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FAQ

RPA「WinActor」は、どのような業務に活用できますか。

原則として、Windows上でのすべての作業でご利用いただけます。 具体例として、受発注情報の基幹システムへの登録や、複数システム間の情報連携、ソフト開発での検証作業等での利用実績がございます。

RPA「WinActor」は、どのくらいの稼動削減の効果がありますか。

業種や対象のデータ、文書によります。お客様による実証実験では、RPA「WinActor」を利用することで、実験の対象とした業務について最大99%の削減が可能となったケースもございます。導入事例はこちら

RPA「WinActor」が実際に動作している様子を見られますか。

担当者がお伺いしてデモを実施いたします。製品のお問い合わせよりご相談ください。また、各種展示会やイベントにも出展をしております。出展イベント情報についてはニュースをご覧ください。

RPA「WinActor」はどのような特長がありますか。

WinActorのシナリオはフローチャート図として表示されます。フローチャート図は直感的な操作で編集できますので、シナリオの微修正、チューニングであれば、プログラミングの知識がなくても対応ができます。詳しくはWinActorの製品説明をご覧ください。

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