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こんにちは、NTTデータ WinActor技術支援チームのEOです。
いつもユーザーフォーラムをご利用いただき、ありがとうございます。
マイナーなライブラリのご紹介、今回は「エミュレーションで文字送信」ライブラリです。

ライブラリの概要

前面に出ている画面に対して、
エミュレーション方式の文字列送信を行うライブラリです。
文字列送信関連の部品は、ノードタブの「文字列送信」がなじみ深いかと思われますが、
こちらはライブラリタブにあり、半角の英数字のみ対応しています。

プロパティはこんな感じです。

実際に使用してみた
主な使い道としては、Excelのリボンメニューやフィルタのメニューなどの操作が挙げられます。
以下の画像の赤枠内のウィンドウはExcelのアプリケーションとは別のウィンドウとしてWinActorに認識されるため、
赤枠ウィンドウの操作には「エミュレーションで文字送信」を使用するか、エミュレーションを2つ以上のノードに分割することが多いです。
 

試しに以下の画面でAlt+↓ Sで商品名を昇順に並べ替える処理をやってみましょう。
実行前の画面と実行シナリオは以下のキャプチャの通りで、エミュレーションで文字送信ノードでは「S」を設定しています。

実行すると、商品名で昇順ソートになりました。

ポイント
・変数が使用できるメリットがありますが、半角英数しか使えないので、Altや方向キーなどは押下できません。
・また、普通のエミュレーションのように同時押ししたり、キーを複数押下する処理の合間に待機時間を追加したりなどもできないので、
 通常のエミュレーションとの使い分けが重要になります。
・文字列送信との違いとして、英数字のみの制限がある反面、送信速度はエミュレーションで文字送信のほうが速いです。
Web系システムで入力時の各イベントで様々な処理をさせている場合など、手動と異なる動きになる可能性もありますので、
 ご利用の際は他の文字列入力方法とも比較して、想定通りの動きになっているか確かめつつ、
 各環境に合った方法でシナリオを作成してくださいね。

まとめ
Excelに限らず、Officeのリボンメニューが別ウィンドウとして認識されてしまうケースは多いので、意外と使い道は多そうですね。
また、Officeのショートカット以外にも、リモート接続を行っている画面上に文字列を設定したい時にも使えます。

このライブラリの使い方にをもっと知りたい、という方はフォーラム内のほかの質問もチェックしてみてください。
検索ボックスで「エミュレーションで文字送信」で検索するのもお勧めですよ。

「エミュレーションで文字送信」が取り上げられた質問の例
Excelでエミュレーション操作が思うようにいかない
エクセルのショートカットキーをエミュレーションで実行する時の挙動

おわりに
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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それでは、また次回!

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